「挑戦」1年 山座拓達
「挑戦」
商学部商学科 1年 山座拓達(徳島市立高校)
こんばんは。
今回、部員ブログを担当させていただきます。
商学部商学科1年の山座拓達です。
まず初めに、日頃より明治大学体育会サッカー部へ多大なるご支援、ご声援をくださる全ての皆様に深く御礼申し上げます。
明治大学体育会サッカー部に入部して早9ヶ月が経過した今、自分が感じていることを素直に綴りたいと思います。初めての部員ブログで、まとまりのない文になっているかと思いますが、最後まで読んでいただけると幸いです。
2月18日
約2週間の練習生期間を経て、ようやく部の一員になることができた。
入部ができると決まった喜びと、ランテスト合格後同期が抱きつきにきてくれた瞬間は、今でも鮮明に覚えている。
私は「一般生」というみんなとは少し違った形で入部した。
ほとんどの選手がスポーツ推薦で入学するのに対し、一般生は学力試験を受けて大学に入学し、その後練習生として練習に加わる。練習生期間に認めてもらうことができれば入部となるが、認めてもらえなければ入部することはできない。
合格できない可能性もあった中で、他の大学に行くという道もあった。しかし自分の頭にはその選択肢はなく、明治への挑戦一択だった。
なぜこれほどまでに明治にこだわったのか。
それは、ここが「日本一の環境」だからだ。
練習参加させていただいた際、これまで感じたことない強度とこの組織の素晴らしさに衝撃を受けた。朝6時からの練習では誰一人手を抜くことなく全力で取り組み、本気でぶつかり合う。一人一人の向上心が強く、一本のパスでさえこだわるし、軽いプレーがあれば他の選手から檄が飛ぶ。
プレー以外でも同じである。練習中の移動の速さ、挨拶、人間性の部分など全ての面において圧倒された。
練習参加を終えて、何もできなかったことがとても悔しかったし、自分の足りない部分が浮き彫りになった。それと同時に、ここで4年間を過ごすことで、単にプロサッカー選手になるのではなく一人の人間として社会に通用するプロサッカー選手になれると思った。
明治大学体育会サッカー部の一員となって9ヶ月。
初めは強度の高い練習や普段の仕事、上下関係など目の前のことに必死だったが、少しずつ慣れてきたように感じる。この素晴らしい環境の中で、これまでの人生で最も濃い時間を過ごせている。ただ、単に努力していてもこの環境下で競争に勝っていくことはできないし、自分の夢を掴むことは到底できない。また、練習参加のときに感じた衝撃を自分自身が与えられるか、この部に良い影響を与え続けられているかと問われると、まだまだ全然足りない。
試合に出られていないことにも必ず理由があるし、もっともっと自分自身を変化させないといけない。
ここには、日々過ごしていく中で成長のチャンスやヒントがたくさん転がっている。スタッフの方々からいただく言葉や周りのみんなの行動、普段の仕事から得られる気づきや責任感。それらを自分から掴みに行き、噛み砕いて考えて自分のものにする。サッカー面、仕事面、私生活は全て繋がっており、どれだけ「日常」にこだわれるかでいくらでも変われると思う。
「1.01の法則」
みなさんはこの法則を知っているだろうか。
1.00(普段の自分)を基準とし、頑張ったら1.01、さぼれば0.99とする。
1.01の365乗は37.8
0.99の365乗は0.03
1日で見るとごくわずかな差かもしれないが、1年後には大きな差となって現れる。
大学生となった今、以前に比べて自分で使える時間が増えた。朝4時半に起き、6時から練習を全力でする。学校に行き授業が終わると、残りは自分の時間になる。その日常をどれだけ充実させて成長に繋げることができるか。
睡眠時間が短い、体がきついなど言い訳を探せばいくらでも見つかるだろうし、成長や喜びを感じる瞬間は一瞬なのかもしれない。それでも自分の弱さにしっかり向き合い、毎日少しでも人より努力して積み重ねる。明治のために行動する。不格好でもがむしゃらにやり続ける。そして継続する。このサイクルが1年後、さらにその先の成長に繋がると信じて、日々挑戦し続けたい。
最後になりますが、今の自分があるのは多くの人のおかげであり、自分の目に見えないところでも動いてくださる方々の力があってこそのものだと改めて痛感しています。まだまだ未熟ではありますが、感謝の気持ちを忘れずにこの4年間で大きく成長し、いつも支えてくれる家族をはじめこれまで自分を育ててくださった監督・コーチ、友人に恩返しができるよう頑張ります。
拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
1年生の部員ブログはこれで最後となります。
今週末にはリーグ優勝を決める大事な一戦があります。ぜひ会場へお越しいただき、一緒に応援しましょう。
今後とも明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。
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