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「One thing I'm sure」 4年 山部ちひろ

「One thing I'm sure」
国際日本学部国際日本学科 4年 山部ちひろ(成立学園高校)

こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます、4年マネージャーの山部ちひろです。

私たちにとって最後のシーズンが始まってから、あっという間に残り3ヶ月となった今。
素直に湧いてきた気持ちを書こうと思います。




留学先でウクライナの支援をした友人

色々な国に旅をした友人

起業をした友人


自由な時間が多く、人生の夏休みとよく表現される大学生活ももうすぐ終わろうとしている。

留学に憧れを持っていたということもあり、友人たちの大学生活4年間での経験を耳にし、感心させられたり、羨ましく思うことがある。

同時に、
もし私が明治大学体育会サッカー部に入っていなかったら

私は4年間何をして過ごし、何を得て、今頃どんな人になっていたのだろう、と考えてみたりする。



2020.12.22

私が明治大学体育会サッカー部に入部してから3ヶ月目。
IL全国大会に帯同する機会をいただいた。

5日間休みなしに毎日トーナメントの試合を行うハードな遠征。

「私が1年生の時、行きたかったんだけど帯同させてもらえなくて1人で遠征したんだよね笑 その時に人ってこんな短期間で変われるんだって感動したの!」

まだピンとは来なかった、当時の4年生の先輩マネージャーからの言葉。

大会が始まると

得点後
ピッチのどんな場所からも1点に群がり、
喜びを分かち合う選手たちの姿

試合に出られなくても
メンバーのために次の日のスカウティング発表をする選手たちの姿

出場機会に恵まれなかった選手が、優勝の瞬間1番くらいに嬉しそうな笑顔で喜んでいたこと

こんなにも、立場に関係なく心の底からチームを想う組織、この世界にここだけだ

そう衝撃を受けて、夜通し洗濯を回しながらマネ日記を書くのが楽しくて仕方なかったことを今でも鮮明に覚えている。

この時初めて、明治がどういう場所なのかが分かった気がした。


2022.8.26

総理大臣杯2回戦

PK戦での敗退

宿舎に戻った後の夕食の時間
ご飯に全く手がつかない先輩の姿

部屋に洗濯物を届けに行った時の、ありがとう、と言う奥に哀しさが見える作り笑顔

本当は1番悔しいはずなのに
ぐっと堪えてチームに厳しい声をかける先輩


選手たちの滲み出る想い目にして、言葉では言い表せない色々な感情が混じった悔しさを味わった。



2023.6.23

私たちにとって最後の夏

アミノバイタルカップ初戦

思いもよらない敗戦


みんなと一緒に勝つマネージャーになれなかったことが死ぬほど悔しくてしばらく涙が止まらなかった

みんなの顔が見えない4日間のオフが長くて仕方なかった。

寝ても覚めても受け入れられない、悲しさ以外の感情が湧いてこない地獄みたいな経験だった。



思い返せば、初めて"明治"を感じた1年生の冬から

嬉しいこと、悔しいこと、辛いこと、これまでどの瞬間でも馬鹿みたいに喜んだり落ち込んだりしてきた。



明治愛に溢れる、真っ直ぐで強くて素敵な先輩たちに、チームのために頑張ろうと思わさせてもらい


ちーちゃんちーちゃんと生意気に話しかけてくれて、私のだる絡みにも構ってくれる可愛い後輩たちに元気をもらい


1番長い時間を共にしてきた大好きな同期と勝つために全力を尽くしてきた。



これまでの日々を振り返って1つ確かに言えること


もし明治大学体育会サッカー部のマネージャーをやろうと決めていなかったら

こんな素敵な仲間やチームには出会えなかった
ということ。

人生の中でこんなにも全力で喜んだり落ち込んだりできたのは、このチームのみんなのおかげだということ。


生涯褪せることなく残り続けるであろう思い出や記憶を得られたことも、ここに来て、どんな感情にも全面的に向き合って、余すことなく消化したからだと思う。



以前、ゼミの先生がこんなことをおっしゃっていた。

大多数の人が歩むメインストリームに乗っかることも、それなりに楽しいんだろうなと思う。だけど、私はこれまで道がないような場所を歩いてきて、その選択をしたからこそ得られた尊いものがある。


1年生の頃に、あれこれ頭をよぎった全てを捨て

明大サッカー部のマネージャーをやるチャンスが私の前に転がっているのは今だけだ、
と出した答えに、本当に良かったと思っている。

こんなキラキラの宝物は、どの大学にも、どのサークルにもどの国にも落ちていなかっただろうと思う。


そんなチームで過ごすことのできる時間も残り3ヶ月。

私たちの代は未だトップチームでの日本一を経験したことがない。

ここまでのシーズンでは、うまくいかないことばかりに目が向けられているけれど、私たちらしく、大好きな明治で戦うからには絶対に日本一の景色を見て、それを後輩に残して部を後にしたい。

どんどんと新たな体制を整えつつあるMSMやマネージャーにも、自分が下級生の頃に実現できず持っていたもどかしい思いをせずに活動できることを存分に楽しんでもらえるように、また私が先輩方から教えてもらったように、明治を大好きでいる気持ちを後輩に残していきたいと思う。


拙い文章でしたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

部員ブログを書く時のために、シーズンが始まってから今まで、思ったことをその時その時メモしてきましたが、一周回って行き着いたのは、シンプルに明大サッカー部に入って良かった、このチームで勝ちたいという強い想いでした。私たちがこの素晴らしい環境で日本一を追いかけ続けることができ、マネージャーが仕事を頑張れるのも、スポンサーの皆様や日頃より応援してくださる皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。

前回、誠敏の紹介文にもあったように、私の大好きなモチベーションビデオを作ることができるのもあと1回となってしまいました。

最後の一回を噛み締めて、チームはもちろん、応援してくださる方々の心も動かせるよう魂を込めて作りますので、楽しみにしていただけると嬉しいです!

次回の4年生部員ブログ担当は、岡哲平です。
ピッチでは熱く闘う彼ですが、オシャレ好きで、美意識は普通に私よりも高いです。そして普段はラップをよく聴いています(?)が、試合帰りに車に乗せていただいた時には、さりげなく私の好きなK-POPを流してくれる優しい人でもあります!笑
是非彼の最後のブログにご期待ください!


山部ちひろ(4年=成立学園高校)
国際日本学部国際日本学科。マネージャー。

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