「自然体」4年 太田龍之介
「自然体」
政治経済学部経済学科 4年 太田龍之介(ファジアーノ岡山U-18)
こんにちは。 今回、部員ブログを担当させて頂きます。 政治経済学部経済学科、4年の太田龍之介です。
まず初めに、日頃より明治大学体育会サッカー部をご支援いただいている全ての皆様に深く御礼申し上げます。
時が経つのも早く、明治大学体育会サッカー部の一員としてサッカーができるのも残り7ヶ月を切りました。
そしてこれが最後の部員ブログとなります。
2020年2月に入寮したあの日から約3年と6ヶ月が経ち、自分は何が変わっただろうか。
立派な大人になっているだろうか。
人として成長できているだろうか。
このブログを書いている時、色んなことを考えさせられました。
ここで自分が真っ先に考えたのはサッカー選手としての自分ではなく一人の人間としての自分であった。
入部したあの頃はサッカーの事しか頭になかっただろう。
これはこの明治大学体育会サッカー部に3年半居たからこその気づきであると思う。
明大ビジョン2050に
「明治大学体育会サッカー部はプロの養成所ではなく、人間形成の場である。」
という言葉がある。
入部した当初は深く理解できていなかったが、今では身に染みるほど理解している。
サッカー人生は長くてもあと10数年。
その先の人生は50年以上ある。
今の自分からサッカーが無くなったら何が残るのか。
サッカーというものは世間からすると単なるスポーツに過ぎない。
Jリーグのチームや結果を知らない人の方が圧倒的に多い。
だがこの先私は何十年とこの社会で生きていかなければならない。
だからこそ一人の人間としてのレベルを上げて社会に出ても通用する人間性を備え持つことは非常に大切である。
「自然体でいること」
これは栗田監督がミーティングでよく仰られる言葉である。
私は自然体とは人の目を気にせず、ありのままの自分でいることであると考えている。
例えば家族や友達といるときは誰でも自然体でいると思う。
だが、人は誰でも周りからよく見られたいし、評価して欲しい生き物である。
だから自分を演じてしまうことが多い。
例えば
上司が見ているから〜しておこう
怒られたくないから〜しよう
など、普段はしないことを人の目をうかがってすることは誰にでも経験があると思う。
でもそれは本当の自分ではなく演じている自分である。
その演じている自分で評価を上げることができたとしても、いつか必ずボロが出る。
私はこの明治大学体育会サッカー部で「自然体で当たり前のことを、当たり前にこなす」ことの重要性に気づかされた。
誰も見てない時こそ、その人の人間性がでる。
その人間性を高めるには、誰も見ていないところでも自然体で当たり前のことを当たり前にこなしていく必要がある。
演じている自分ではなく自然体の自分としての価値を上げる。
そしてそれが人間性を高めることに繋がると考える。
この捉え方が合っているのかは分からないがこれに正解はないと思う。
この先一人の人間として社会で生きていく為にも
私は自然体で当たり前の事を当たり前にできる人になっていきたい。
「考えは言葉となり、言葉は行動となり、行動は習慣となり、習慣は人格となり、人格は運命となる」
これは心理学者のウィリアム・ジェームズの言葉である。
この言葉こそまさに自分が感じたことである。
だが、私自身もまだまだ足りない事だらけである。
だからこそ自分に足りていない事を自分の中で受け止めて、考え、行動し、習慣化していきたい。
また、自然体の中でも正しい選択ができるようにこれからの一日一日を大切にして過ごしていきたい。
そして何より、今はこの明治大学体育会サッカー部という素晴らしい環境に居るからこそ、こういった考え方ができているが、この先社会に出た時に周りの人に流されず、この考え方を忘れずに過ごしていけるかが大切になってくる。
あと半年、サッカー以外の部分でも大きく成長していきたい。
最後に、まだ自分たちは何も成し遂げられていません。
ですが、この同期と後輩たちと最高の景色を見る為に最後まで全力で戦い抜きます。
これからも明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。
まとまりのない文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の四年生の部員ブログは仙台育英高校出身の佐藤文太です。
彼は毎日コーヒーと向き合い日々研究しているコーヒー愛好家です。
ですがピッチに出ると的確なコーチングと身長を生かしたシュートストップでチームを救ってくれます。
そんな彼の熱いブログに期待していてください。
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