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「明治の為に」2年 小澤晴樹

「明治の為に」
政治経済学部経済学科 2年 小澤晴樹(大宮アルディージャU18)

こんにちは。
今回、部員ブログを担当させていただきます。
政治経済学部経済学科2年の小澤晴樹です。


まず初めに、日頃より明治大学体育会サッカー部をご支援いただいている全ての皆様に、深く御礼申し上げます。



明治大学体育会サッカー部に入部してから、1年9か月が経った。


入部当初、私は1人の人間として成長したいと口にはしていたが、やはり心の中では「プロサッカー選手になりたい」「上手くなりたい」「強くなりたい」といった思いが強かった。練習や試合でも、とにかく自分の強みを表現する為に、自分が活躍する為に、自分の好きなことをしていたと思う。チームの為に、明治の為にというより、自分本位でサッカーをしていた。試合に出させていただいてはいたが、天皇杯予選では決勝で敗れ、アミノバイタル杯では1回戦敗退と総理大臣杯にも出場できなかった。
自分の力のなさを痛感したのを覚えている。

残りのタイトルがリーグ戦、インカレの2つになったということで、この2つのタイトルは絶対に獲りたいと思っていた。


そんな矢先に思いがけないことが起きた。

昨年の10月、左膝の内側側副靭帯Ⅱ度の怪我をした。今までのサッカー人生で最も大きな怪我で、約2か月の離脱となった。2か月間の離脱と聞くと大きな怪我とは思わない方もいるかもしれないが、私にとっては初めての経験でありとても落ち込んだ。

そんなとき、「リハビリは1番成長する」という言葉を栗田監督からいただいた。

それ以降、自分の弱みと向き合える良いきっかけだとポジティブに考えられるようになった。
約2か月の間、トレーナの方々に毎日メニューを考えていただき、リハビリを終えて復帰することができた。リハビリでもきつい練習が多かったが、栗田監督の言葉を腹に落とし込み頑張ることができた。
復帰したのが12月で、シーズン終了まで残り1か月もなかったが、できることを全力でやろうと思っていた。


しかし、復帰して3日で怪我をした。

左膝の内側側副靭帯Ⅱ度。全く同じ怪我である。またすぐに同じ怪我をするとは思ってもいなかった。そして、12月は新人戦の全国大会やインカレといった大きな大会が控えていた。


明治大学はシーズン最後のタイトルを懸けた大会、全日本大学サッカー選手権大会で優勝を果たした。初戦から決勝までどれも素晴らしいゲームであり、日本一という最高の景色を見せていただいた。

試合に出場している同期を見ていると、頑張ってほしいと思うし活躍していると嬉しく思った。その反面、同じピッチに立つことのできない悔しさ、不甲斐なさ、焦りが少なからずあった。

そんな中、この大会を通して感じたことがあった。

それは、応援をしている4年生の姿であった。立場に関係なくチームの為に、明治の為に、仲間の為に、スタンドの1番前でどんな時でも全力で応援をしている姿は本当にすごいと感じた。自分もこのような先輩になりたい。そう思った。自分と比較してみて、変わらなければならないと危機感を覚えた。このままではいけないと感じた。


サッカーをしているときも同じだ。自分の為ではなく、チームを優先すること。それが自分の為にもなると思った。
チームの為に、明治の為にという気持ちに変化した。


今でもプロサッカー選手になりたいという夢は変わらないし、向上心は常に持っている。
1つ学年が上がり2年生になった今、昨年と比べ試合に出させていただく時間が増えた。その分課題もたくさん見えるようになった。声を出すこと。リーダーシップを発揮すること。
他にもまだあるが、特にこの2つが足りていないとわかった。

今年の総理大臣杯は、こういった自分の弱さが出た大会であった。この2つは1年生の頃から言われてきたことではあったが、中々変化を出すことができていなかった。ただ聞いているだけになってしまい、それに対して本気になれていなかったのであろう。

総理大臣杯が終わった後、練習や試合でとにかく声を出すことを意識して本気で取り組んだ。声を出すことで守備がしやすくなるし、チームに活気をもたらすこともできる。
まだ全然足りていないが、以前よりは試合中に声を出すことができていると思う。自分の課題を明確にすること。そして、その課題に対して本気で取り組むことで変わることができると実感した。


今はまだ、チームを引っ張ってくださる先輩方がいるが、いなくなったときに自分たちがリーダーシップを発揮しなければならない。
今すぐにでも全員が殻を破って、チームを引っ張っていくという気持ちを持つ必要がある。


今シーズンも残りリーグ戦2試合、そしてインカレとなった。なにがなんでもこの2つのタイトルを獲る。自分にできることを全うし、明治の為に戦う。


まとまりのない文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後とも明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。


次回の2年生の部員ブログ担当者は、浦和レッズユース出身の稲垣篤志です。

普段はやんちゃな彼ですが、サッカーになると圧倒的なスピードと圧倒的な対人能力でサイドを制圧します。
そんな彼のブログに是非ご期待ください!

小澤晴樹(2年=大宮アルディージャU18)
政治経済学部経済学科。DF。

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