見出し画像

「すばらしい組織」4年 馬場惇也

「すばらしい組織」
文学部文学科英米文学専攻 4年 馬場惇也(ジュビロ磐田U-18)

こんにちは。今回部員ブログを担当させていただきます。文学部文学科英米文学専攻4年の馬場惇也と申します。

私が最後のブログでこれを読む人に伝えたいことは明治大学体育会サッカー部(以下サッカー部)のすばらしさ。この組織がどれほど洗練されていて淀みがなく気持ちがいいかを伝えたい。そして私が入ったこの組織を誇りたい。そんな気持ちを書きたいと思います。

サッカー部では選抜活動などで部の活動を離れる際、行く前と後で必ず部員の前であいさつをする風習がある。行く前には意気込みや目標を語り、帰ってきたときは各々が感じたことを共有する。私はこの4年間は選抜活動に行くことはなかったのでその経験はできなかったが、ある共通点に気付いた。行く前のあいさつは皆違う意気込みを話すが、帰ってきたときに言うセリフが毎回同じだった。それは

「この組織でやっていることは間違いじゃなかった」

これは1年生から4年生の誰でも、ポジションも性格も感じ方だってみんな違うのに帰ってきたときに言う内容は同じなのだ。私はそれを聞くたびにここはすごい組織なんだな、周りとはそんなに違うのか、と思っていたがやはり自分の体験ではなかったので今思えば当時の感じ方は薄かったなと思う。
そんな中私も違う組織と一緒に活動する機会に恵まれた。期間は短かったがようやくみんなが言ってることを理解できた。

「この組織でやっていることは間違いじゃなかった」

全く同じことを思った。この3年間の疑問がすぐにわかった。これか。この感覚だ。みんなが同じように感じることを自分も同じように感じた。その正体は「違和感」だった。私は活動を通してさまざまな場所に対して違和感を覚えた。居心地はよくはなかった。おそらく私が感じる違和感はサッカー部のみんなも同じように感じるだろうなと肌感でわかる。
素直に誇らしかった。当たり前じゃなかった。うれしかった。いろんな感情がこみ上げてきて最後に残ったのは「やっぱりこの組織好きだな」という気持ちだった。この4年間辛いこと、悔しいこと、悲しいことのほうが圧倒的に多かったのに。本気で辞めたいと思ったこともあったのに。それでもこう思った。頭で考えたわけじゃない。ありのままの自分の心で感じたことだ。これを今感じることができて本当に幸せだと思う。だってあと3か月もある。引退した後だったら何も表現できなかった。私はサッカー部に所属できている喜び、感謝、恩、3か月では足りないのかもしれないけれど、引退まで表現し続けたい。

改めて、この組織はサッカー部員が一つの目標に向かって正々堂々と切磋琢磨する。礼節や感謝の気持ちをもって人と接する。努力する者を誰も笑ったりしない、カッコなんてつけない。どんな立ち位置でも腐らずコツコツと努力する。挙げだしたらキリがないが、もし今明治のサッカー部に入るか迷っている人がいるとするなら、問答無用で入れと背中を押すだろうなと思う。それくらいいい組織だ。すばらしい組織だ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次の4年生の部員ブログ担当は永田倖大です。誰よりも熱く、強く、明治を体現する漢で、尊敬する同期の一人です。ただ、忘れっぽいのか同じ話を3日続けてしてくるかわいい一面もあります。そんな彼のブログもぜひ楽しみにしていてください。

馬場惇也(4年=ジュビロ磐田U-18)
文学部文学科英米文学専攻。FW。

【過去のブログ】

いいなと思ったら応援しよう!