「万感の思いに感謝を込めて」 4年 正田徳大
「万感の思いに感謝を込めて」
政治経済学部政治学科 4年 正田徳大(柏レイソルU-15)
こんにちは。
前回、同期である木村卓斗の素晴らしい部員ブログの最後に紹介してくれました4年の正田徳大です。
早朝6時のアップからの声出しにも積極的で明治の元気印としてチームを盛り上げることが得意です。
今回部員ブログを担当させていただきます。
よろしくお願いします。
まず初めに、日頃より明治大学体育会サッカー部へのご支援、ご声援くださる皆様、そして現在も新型コロナウイルス感染拡大に伴い、最前線で対応されている医療従事者の方々、リーグ戦等の開催にあたりご尽力いただいている関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
さて、早いもので最後の部員ブログとなりました。
4年間の中で感じた想いを綴っていきます。
私は高校3年生の5月に練習参加させていただき、その時に直感的に感じたサッカーに取り組む意識の高さ、学生間で追求し合う成長意欲と雰囲気、栗田監督の指導と情熱を肌で感じ衝撃を受け、入部を志すことを決意した記憶が鮮明に残っています。
入部当初、自信に満ち溢れ始まった毎日でしたが、初日の練習からすぐに「自分の実力は大したことがない」と出鼻を挫かれ、厳しい現実を突きつけられた事、初めての寮生活など、全てが高校生までに経験すべき大誤算だったと悟りました。
また、当部が大切にしている「人間形成の場」の意味を深く捉える為にサッカーはもちろん、人としても立派な人間になる為に、ひたすら本を読んだり、偉人の名言を調べたり、自分の中で一流だと思う人物像を想像したりと人間性の部分への追求も必死だったことを思い出します。
特に下級生の頃は、我が身の成長速度がとても遅く感じられた時間でした。目の前のことに全集中することに精一杯な毎日で、ピッチ外では慣れない理不尽さと闘い、大志はあるものの、平凡でどこかパッとしない日々を過ごしていました。
"見本となる存在"
偉大な先輩方との上下関係を経験したことで、先輩後輩の在り方を学びました。
ある先輩から言われた「気配り、目配り、心配りを尊重すること、後輩達を大切にすること」この部分は私が今も1番大切にしている事です。
厳しくも優しく指導していただいた先輩方に感謝しています。ありがとうございました。
素晴らしい先輩方に恵まれ、その先輩方を目指して最上級生の現在まで辿り着きました。
私自身、サッカーも人間力も到底及ばないと感じています。それでも歴代の先輩方が築いてきた明治というものを自分達なりに引き継ぎ、全力で責務を全うしながら次の世代に繋ぐ為、より一層奔走していきたいと思います。
"同期"
選手14人+マネージャー1人。
この同期と共に苦楽を共にした事が何よりも宝物です。このメンバーと本気でぶつかり合い、助け合い、ミーティングを重ね、同じ釜の飯を食べ、サッカーと人間性を追求した毎日はもう今後の人生で経験できない程濃い時間だったと思います。「みんなと共に成長した時間は人生の財産。最後にこのチームを勝たせるのは絶対に4年。幸多郎を日本一のキャプテンにしよう。グンジ(神宮司)を日本一のマネージャーにしよう。後輩達に日本一の景色を必ず見せよう。」
"家族"
親元を離れて当たり前の有り難みを感じた4年間でした。
常に感じる誰よりも近い応援、何よりの心の支えです。感謝しています。
試合や練習の中で心身共に苦しい時、いつももう一踏ん張りさせてくれる原動力です。
いつも棘のある厳しい言葉で奮い立たせてくれる父親、どんな時でも前向きな包容力で包み込んでくれる母親、優しくてしっかり者の妹、家族のサポートがなかったらここまでこれませんでした。
愛のある言葉に何度救ってもらったか分かりません。
いつも背中を押してくれて好きなことを好きなだけやって良いと全力でサポートしてくれているおかげで今もこうして楽しい毎日を過ごすことができているし、最高の仲間に出会うことができました。本当にありがとう。
この4年間で明治大学が大好きになりました。
22年間生きてきた中でこの明治大学で過ごした時間は決して順風満帆な4年間ではなく、悩み、挫折を繰り返しました。圧倒的に辛くて苦しい時間が多くありました。
自分のプレーでチームを勝たせられない試合が何十試合とあり、期待に応えられず、周囲をがっかりさせた事が数えきれない程あり、怪我で思うように自分の力が発揮できなかったりと何度も落ち込んで心が折れそうになりました。
そんな時に、常に目をかけてくれるスタッフの方々や最後まで諦めずに、どんなにきつい練習でも必死に食らいついて夢を掴む為にあがき続ける仲間の存在が何度も自分の心に火を付け、這い上がる糧となり、その度に自分を一回りも二回りも強くさせてくれました。
そんな悔しい経験を何度も何度も経験したからこそ、今度は自分が誰かの心に火を付けられる存在になることで元気や活力を与えられる選手になれるように自信を持って前に進み続けます。
上手くいかない時こそ、その人の人間的な本質が問われること、その中で何ができるのかを考えること、自分でしか自分の変化や価値を生み出すことはできないことを学び、それこそが何よりも大切なのだと4年間の中で気付くことができました。
負の連鎖が続き、何度も来る大学を間違えたと思った時期もありました。でも今は大学サッカーと言えば明治一択しか考えられません。
自分の選択は間違ってなかったと心の底から自信を持って言えます。
周りには最高な仲間達がいて、そんな仲間とできるサッカーが毎日本当に楽しくて、好きだったサッカーを大好きにさせてくれた明治大学に本当に感謝しています。
万感の思いに感謝を込めて、どんな時でも自分らしく明るく元気に、後悔のないように挑戦し、自身の心の殻を破り続けて、皮膚感覚で染みついた「三原則」を貫き、明治大学を日本一の大学にする為に闘い続ける義務があると感じています。
この4年間で選手としても人間としても成長させてくれた明治大学に感謝して、結果で恩返しできるようにどんな立場であっても自分がチームを勝たせるという覚悟を持って、これまで積み上げてきたことが間違ってなかったと胸を張って言えるように、全身全霊でこの想いを形にしたいと思います。
もう一度強い明治を証明する為に、2023年1月1日に日本一を掴み、栗田監督を胴上げできるように残された明治大学での時間を大切に、チーム全員で突っ走っていきます。
拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも明治大学体育会サッカー部の活動を通して、支えて下さる全ての方々に元気と勇気、そして勝利という結果を届けられるよう日々精進して参りますので、引き続き、明治大学体育会サッカー部への温かいご支援、ご声援を宜しくお願い致します。
次回の4年生の部員ブログは、学年唯一のマネージャー神宮司光汰です。
彼とは柏レイソルU-15での3年間、そして明治大学での4年間を共闘した仲間です。
柏熱地帯で育った私たちは常に黄色と紫紺の血が流れています。
どんな時でも「チームを勝たせられるマネージャー」を体現し、妥協なきマネジメント力でチームを支えてくれています。
私は必ず、彼を日本一のマネージャーにします。
彼らしい真っ直ぐなブログにご期待ください!
【過去のブログ】
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