発表会
昨日ついにチェロの発表会が終わった。
発表会の曲が決まった3月以降、これまででは考えられないくらい毎日練習し真正面からチェロと向き合ってきました。「こんなに毎日練習しているのに全然弾けるようにならない」そう感じる日も多々あり、ソロで弾かねばならないという重圧が重く不安でいっぱいでした。
そんな中での演奏。
結果からいいますと、そんなに上手くはいきませんでした。
私の演奏した曲はヴィヴァルディのチェロソナタ5番ラルゴとアレグロの2曲。
ラルゴは自分自身に合格点があげられるくらいには弾けました。しかし問題はアレグロ・・・。
この曲はテンポも速く弾きこなすのが大変で、比重多く練習をしていました。それなのにアレグロがぐだぐだになるという・・・。
敗因は出だしの入りでピアノ伴奏とずれたことで動揺してしまったこと。また、緊張のせいかテンポをかなり速く始めてしまい焦ったことの2つかと思います。アレグロに入る前にきちんとテンポの確認をしてから入ったらこんなことにはならなかったかなと思います。
結局、冷静さを欠いたことが原因かな。
今回の結果に関してはもちろん悔しいです。でも、今の感情としてはそれ以上に「楽しかった!」という気持ちの方が大きいです。
失敗したのにこう思うのはおかしなことかもしれませんが。
発表会の前日と当日は特に猛練習していました。なので、もう「その時点でこれだけ練習して失敗するのならそれは仕方のないことだ」と思っていたのです。失敗しても今まで私はこれだけ練習してきたんだ。そのことは私が一番よく分かっているのです。
そんな風に思える発表会でよかった。本当に、出ようと決断できて良かった。
チェロのことが今以上に大好きになりました!
これからどんどん上手くなって、いつか自分のためではなく誰かのために演奏できるようになりたいです。