チェロの調整会
今日はチェロの無料調整会というものに行ってきました。
先日Twitterを見ていてたまたま知った「チェロ祭」というイベント。そこで無料調整会のイベントがあり、予約すると楽器を見てもらえるとのこと。また、希望者は有料で毛替えもして下さると。
チェロを購入して1年半。これはそろそろその時期かもしれない!しかも大手楽器店なので工房へ出向くよりも気楽。
ということですぐさま予約し、初めてチェロ調整と毛替えに行ってみました。
よく行くお店ではあるので場所も雰囲気も分かる。それでも「チェロを持っていく」という行為になれなくて緊張しました。
楽器の扱いが雑だ!とか練習後の楽器の掃除が足りてない!とか怒られたらどうしよう…という不安を抱えながら行ってきた楽器店。初めて対面する専門の技術者さん。うわぁ…どうしよう…と終始思っていました 笑
「何かきになることはありますか?」と聞かれたので前々からずっと思っていた弾きにくさについて質問しました。
私のチェロは教室で弾くチェロに比べてかなり指に力を入れないと鳴らないんです。そのためすぐに左手は疲れるし、力を入れるので速いパッセージが弾けないという難点もあります。
ここが最近ずっと気になっていて、近々レッスンの日に有給を取って自分の楽器を持っていき、先生に見てもらおうかと思っていました。
でも技術者さんに相談した方がきっと早いので良い機会に恵まれました!
そして聞いてみたところナットという部分が高めなのでそこを低くすると少しは改善されるとのこと。弦高が高かったということか。
今回その調整もしてもらえるということだったので「①楽器の点検②毛替え③ナット調整」の3点をお願いしました。
調整をお願いしている間暇なのでチェロの試奏へ。
そう、今回はチェロ祭なのです。色んなチェロが50本近く来ているというすごいイベントなのです。
たくさんのチェロチェロチェロ!
チェロの色もたくさん。同じチェロでも個性があります!
そして今回の目玉。
フランチェスコ・ビソロッティのチェロ(右)。お値段なんと1千万円!そしてその息子さんのチェロ、6百万円。すごくお高い…
私は存じ上げませんでしたが、ビソロッティさんは三大巨匠の1人で1月に亡くなったところだそうです。そのため値段も高騰。新作で1千万円を超えるのはすごいらしいです。
今回はこの2本も弾かせてもらいました。
どちらも非常に明るい音色でよく響く。弾きやすいし弾いていて楽しくなるチェロでした。一生買えないけど良い楽器!
イタリアの楽器の音色ってとても好きでした。他にもドイツの楽器やフランスの楽器も弾かせてもらいましたがお国柄なのか全然違いました。
ちなみに私のチェロはドイツ!ドイツは渋い音色です🎻
色んな楽器が弾けるのはとても楽しい体験でした(o^^o)
そうして待っている間に調整も終わり。1時間の予約でしたが1時間半くらいかかったかもしれない。ナットの削りも頼んでしまったからかな?私は楽しめたので良いけど、後ろに予約されている方がいたら申し訳ありませんでした🙏🏻
毛替え後の弓。松脂付いてないので透き通っていてサラサラ綺麗!
家に帰ってから松脂を塗り直し早速弾きました。劇的な変化というわけではないけれど、ナット削ってもらっただけあり前より力を入れなくても鳴るようになりました。
今度発表会で弾いた曲を弾いてみよう。あの曲は結構指がバテるので違いがよく分かりそう!
調整もしたし気持ち新たに、また練習していこうと思います♪