1人用フリー台本『滑舌が試されるドキュメンタリーナレーション(初見読みほぼ不可能)』
<はじめに>
ようこそ初めまして、鳴尾です。
こちら、以前ボイコネで投稿していたシナリオになります。
10分、1人用(性別不問1)フリーナレーション台本です。
演者様の性別は問いません。兼ね役も頑張れば可能です。
セリフは、多少であれば言いやすいように変えていただいて構いませんが、なるべくそのままだと嬉しいです。
お芝居としての趣味、商業利用、ご自由に使ってくださってください。
その際、鳴尾の名前添えていただけると嬉しいです。
無断転載や自作発言は悲しくなるのでやめていただけますと幸いです。
もし使用後にこちらのコメントかTwitter等で教えていただければ、できる範囲で聴きに行きたいと思いますので、よかったら教えてください。
『滑舌が試されるドキュメンタリーナレーション』
ピュミョヴァ大陸は珍しい生き物が多く獲れることで有名です。
ピュミョヴァ大陸の北西にあるパパピリス地方では緑青色(りょくしょういろ)の淡水魚、パピパパラスがよく獲れます。
ウリャイゥ公国では、毎年パピパパラスの収穫を祝うパパピパパラス祭が開催されています。
そんなウリャイゥ公国の西には、ヘフホヒハヒフホヘハヘ島と呼ばれる、クァクカクァの民が暮らす離島があります。
ヘフホヒハヒフホヘハヘ島では毎年、うつぶし色をしたリリッラの実が多く獲れることで有名です。
リリッラの収穫を祝って、ヘフホヒハヒフホヘハヘ島ではリリルの月になるとリリリルッラ祭が開かれます。
今年はリリリルッラ祭が77回目の節目を迎えるということで、特別にリリルッリラリッレーリ祭、通称、リー祭が開かれます。
またこのリリリルッラ祭はヘフホヒハヒフホヘハヘ島に住むクァクカクァの民たちとウリャイゥ公国との友好の証でもあるのです。
クァクカクァの民たちは長年ウリャイゥ公国と敵対関係にありました。
しかし1877年にウリャイゥ公国の将軍、ハヒホヒフヘ・フヒハヘヒフッヒハ・ヒハフ将軍が島を訪れたことによって、その関係が大きく変わることとなります。
ハヒホヒフヘ・フヒハヘヒフッヒハ・ヒハフ将軍はクァクカクァの民が安全に、そして今までと同じように平和に暮らせるよう、さまざまな政策を考えました。
初めはウリャイゥ公国人であるハヒホヒフヘ・フヒハヘヒフッヒハ・ヒハフ将軍に敵対心を示していたクァクカクァの民たちは、ハヒホヒフヘ・フヒハヘヒフッヒハ・ヒハフ将軍の優しさ、真摯さに触れ、心を開くようになりました。
そして1879年、クァクカクァの民たちは正式にウリャイゥ公国と同盟関係を結び、クァクカクァの民たちが暮らしていた島は、ハヒホヒフヘ・フヒハヘヒフッヒハ・ヒハフ将軍の名前をとってヘフホヒハヒフホヘハヘ島と名付けられました。
現在、ハヒホヒフヘ・フヒハヘヒフッヒハ・ヒハフ将軍は、原住民クァクカクァたちにヒィ将軍と呼ばれ、親しまれています。
ハヒホヒフヘ・フヒハヘヒフッヒハ・ヒハフ将軍が残した逸話はこれだけには留まりません。
1881年、ンゴムミュ丸のたったひとりの船員、トゥルリンマルルリラ・ンゴムミュ・コゴゴゴタダタダは、ンゴムミュ丸にのって大海原へと旅立ち、777日間の航海を経てピュミョヴァ大陸の北東、ウリャイゥ公国のトゥトゥトゥタトゥ港へと流れ着きました。
そんなトゥルリンマルルリラ・ンゴムミュ・コゴゴゴタダタダを発見し、トゥルリンマルルリラ・ンゴムミュ・コゴゴゴタダタダが回復するまで懸命に介抱したのは、あのヘフホヒハヒフホヘハヘ島を発見したハヒホヒフヘ・フヒハヘヒフッヒハ・ヒハフ将軍でした。
トゥルリンマルルリラ・ンゴムミュ・コゴゴゴタダタダはハヒホヒフヘ・フヒハヘヒフッヒハ・ヒハフ将軍の優しさに心惹かれ、ングツシュクァグの丘でプロポーズし、ふたりは生涯幸せに暮らしました。
トゥルリンマルルリラ・ンゴムミュ・コゴゴゴタダタダとハヒホヒフヘ・フヒハヘヒフッヒハ・ヒハフ将軍の間に生まれたのが、のちに史上初となるピュミョヴァ大陸の統一を果たすこととなったピャビャ・コゴゴゴタダタダ・フヒハヘヒフッヒハ・ハヒホヒフヘ・ンゴムミュなのです。
またトゥルリンマルルリラ・ンゴムミュ・コゴゴゴタダタダは、助けてくれたハヒホヒフヘ・フヒハヘヒフッヒハ・ヒハフ将軍をはじめとするウリャイゥ公国民に、お礼として航海の途中で手に入れた実をプレゼントしました。
それが、現在、ウリャイゥ公国の南東に広がるペチェミェチョ森林に群生する植物の7割を占めるアナタナナダなのです。
アナタナナダの実を熟成させ、7日7晩寝かしつけたアナタナナノダは、現在もウリャイゥ公国の国民から階級を問わず広く愛されています。
現在、ングツシュクァグの丘では、トゥルリンマルルリラ・ンゴムミュ・コゴゴゴタダタダとハヒホヒフヘ・フヒハヘヒフッヒハ・ヒハフ将軍になぞらえて、ングツシュクァグの丘でアナタナナノダを食べたカップルは生涯幸せに暮らせると言い伝えられています。
そしてピュミョヴァ大陸の南にあるピュミョヴァ大陸最大面積を誇る湖、ンデュポモミョ湖には、ツツジ色の頭と、ミル色の体をしたニャムミュニェモが多く生息しています。
ニャムミュニェモは単価も安く、調理しやすいことから、お土産に重宝されています。
ニャムミュニェモは、ンデュポモミョ湖付近の店であればどこでも手に入れることができるので、ピュミョヴァ大陸へ観光に行った際には、ぜひ、パピパパラスと、ニャムミュニェモを食べてみてください。