「普通の人間だってここまでできるということをMEIALUAを通して伝えたい」MEIALUAメンバーインタビュー①入江 凌生
株式会社MEIALUAは、デザイン・ブランディングからアーティスト活動まで幅広く活動しているアーティストカンパニーです。
本記事は、そんな株式会社MEIALUAの代表を務める入江 凌生について掘り下げていきます。
アパレル・筋トレ・コーチング・ディレクションなど様々なことに熱中してきた入江(以下、リョウセイ)の中にある一貫した価値観は何なのでしょうか?
ぜひ最後までお付き合いください!
好きなことを体現できていない自分と向き合い、起業した
ーじゃあ、まずはMEIALUAを起業するまでの経緯を教えてもらってもいい?
大学生の時に、人と対話する面白さを知って、人と関わる仕事がしたいと思い、コーチングに出会ったんだよね。卒業後はインフラ系の企業に就職したんだけど、並行して独学でコーチングを学び、若手社会人や就職活動中の大学生にコーチングを提供していました。
ただ、クライアントには「好きなことを体現しよう」と言っていたものの、自分が本当に好きなことを体現できているのか疑問に思うことがあって。
というのも、自分自身、元々はファッション業界に行きたかったんだけど、就職活動で失敗し、インフラ系の企業に就職していたんです。
自分が本当に好きなことがなんなのかを確かめるために、まずはファッションが本当に好きなのかを確かめようと思いました。
そこで、友人のデザイナーに仕事について話を聞いてみました。
その友人が、今MEIALUAでデザイナーをしてくれているなべです。
彼からデザインの話を聞いたときに、すごく面白いなと感じました。
彼はデザイナーの傍ら、墨絵アーティストとしても活動していたので、彼の展示会の手伝いをすることとなり、そこでディレクション(アートディレクター)という仕事を知りました。
このときに、ディレクションとコーチングには似ている部分があり、デザイン未経験の自分でも活躍できる領域があると気づきました。
コーチングとデザイン(ディレクション)、どちらをやりたいのか考えた結果、デザインをやりたいと思ったので、2023年の3月に退職し、2023年の10月に株式会社MEIALUAを起業しました。
ーディレクションとコーチングに似ている部分があるという話があったけど具体的にどういうところが似ていると感じるの?
ディレクションもコーチングと同じように人との対話であって、デザイナーさんが何を提供しているのかをヒアリングしたり、クライアントに対しても同じように何が潜在的な課題なのかを聞き出すんだよね。
ここがコーチングと似ている部分。
コーチングと言ってもいろいろな流派があるんだけど、おれは『こういうやり方もいいのではないでしょうか?』と提案するスタイルを採用しています。
このスタイルでは、自分の知見を活かしてデザイナーとクライアントを最適な形で引き合わせる提案を行います。
この点が、コーチングとディレクションの共通する部分かな。
ーここまでの話を聞いていると、サクッと会社をやめることができたのかな?という印象なんだけど、実際はどうだった?
会社を辞める前は、辞めていいのか、辞めてはいけないのか、辞めるにしても転職先を決めてから辞めるべきではないのかなど、葛藤したね。
ただ、「本当にやりたいことをするべきだ」と思っていたから、自分を会社という安定した場所にいさせるより、不安定な場所で自分自身を窮地に追いやったほうが思考が巡るんじゃないかと考えました。
なので、「仕事を辞めてから3ヶ月で次にやることを決める」という締め切りを設けて、3ヶ月でまとまらなければ転職活動をするつもりだった。
ーストイックだね(笑)。
「やりたいこと・好きなことをする」という価値観はいつから大事にしているの?
元々、おれはごくごく普通の家庭で育って、何の取り柄もない人間だったんだよね。
むしろ、周りよりも頭がかなり悪かった。
大学に入学してアルバイトを始めたときに、偏差値の高い学生と自分では、仕事の吸収スピードが全く異なることに気づきました。
その時に、「自分ってめっちゃちっぽけだ」と感じて、
自分もこの人たちと同じ吸収スピードで仕事がしたいと思ったけど、全く同じ領域で戦っても負けるのは明白だったから、自分が好きなことの領域で戦うことにしようと思った。
自分が好きなことであれば、熱量や好奇心を原動力に全力で動けることで、可能性が無限大になるからね。
ー大学生のアルバイト経験がターニングポイントだったんだね。
この当時の好きなことは何だった?
アルバイトを通して、人とのコミュニケーションがすごく好きだったから、
お客様に商品を選んで買ってもらうという流れをいかに楽しんでもらうか、言い換えるとホスピタリティの部分を重視して仕事に取り組んでいました。
「普通の人間だって、ここまでできるんだ」
ーここまで話を聞いていると、大学生の時に人とのコミュニケーションを好きになることから始まり、コーチング、ディレクションと常に軸は人にあって、一貫性があるなと。
そんなリョウセイがMEIALUAを通じて伝えたいことってなに?
まず、MEIALUAはメンバーの平均年齢が24.5歳くらいの比較的若い企業だから、MEIALUAの活動を通して、同年代の方々が何らかの行動をするきっかけを作ることができたらいいなと思ってる。
だからこそ、MEIALUAでは自分達の若い感性を大切にして、社会課題や企業の課題に対してコミットし続けます。
繰り返しになるけど、おれは特に目立った取り柄のない、ごく普通の人間です。
でも、この世の中には、おれのような普通の人の方が多いんじゃないかと思います。
だからこそ、自分が挑戦を続けることで、『普通の人間だって、ここまでできるんだ』ということを伝えたい。
ーリョウセイの話を聞いていると、すごく他者に目が向いているように感じました。
昔からそのような性格だったの?
自分でもよくわかっていないけど、入江凌生の人生におけるポリシーが3つあって。
「言行一致」「首尾一貫」「利他的」の3つ。
他者に目が向いているのは「利他的」からきていると思うんだけど、おれはある一定数GIVEをしつづけると、それがいつか自分に返ってくると思ってる。
あと、GIVEをすることって、人になにかの感動や喜びを与えることだと思う。
こういう経験を繰り返すと、どんどん自信がついてくるから、他者目線でGIVEすることがおれにとっての自信の活力になっていると思う。
これは筋トレに似てる(笑)。
筋トレを通じて、自信をつけ、大きな決断をする
ーリョウセイといえば、筋トレだよね(笑)。
いつから筋トレを始めたの?
高校生からだね。
サッカー部に所属していたんだけど、高校2年生までガリガリで、よく当たり負けしてた。
その後、部活内で自分たちが最高学年になったときに、食事量を増やしたことで当たり負けしなくなったんだよね。
それがきっかけとなって筋トレを始めてみた。
大学2年生までは軽い運動として筋トレを続けていたけど、大学2年生のときにバイトの先輩からジムを紹介してもらって。
そのジムのオーナーが後におれの起業のきっかけを作ってくれた人なんだけど、その方は人生で初めて見るようなゴリマッチョだった、、(笑)。
それを見て「かっこいい」と思い、筋トレに拍車がかかっていきました。
社会人になっても筋トレを続けていたんだけど、コーチングを提供しているときに、自信がないと悩んでいる方にとって筋トレは成功体験を作りやすいソリューションなのではないかと気づきました。
もちろん、自信をつけるソリューションは筋トレじゃなくてもいいんだけど、手軽に自信をつけられるのが運動です。
運動によって小さな成功体験を作って、その積み重ねで自信がついて、大きな行動、決断ができるようになると思ってる。
世の中にどれだけ影響を与えられるか
ー最後に、この記事を読んでくれている読者の方にメッセージをお願いします。
私は経営者でもあり、表現者でもあり、アートディレクター・クリエイティブディレクター(今後)でもあります。
これらの肩書を通して、世の中にどれだけ影響を与えられるかが使命だと考えているので、今後のMEIALUAの活動を通して、多くの人に影響を与えて社会に貢献していきたいです。
どんなお話でも構わないので、なにかクリエイティブに関してお困りの方は、ぜひご相談ください。
(取材・文=金子 新太郎)
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最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。
最後に入江からもあったように、どんなお問い合わせも受付中ですので、お気軽にご相談ください。
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