悲しみと希望のロックを鳴らせ!!!!『ラプソディ』のライブアニメを見てほしいという話(7/24 18:30~の無料配信に向けての布教)
皆さんはロッキング・オンという会社はご存知でしょうか?
JAPAN JAM、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 、COUNTDOWN JAPANなどの有名な音楽フェスの運営であり、音楽雑誌であるROCKIN'ONやROCKIN'ON JAPANの出版元でもお馴染み。
音楽好きの中では知らない人はいない会社だと思います。
では、そのロッキング・オンが制作している2次元ボーイズバンドコンテンツ『ラプソディ』はご存知でしょうか?
ロッキンのフェスの会場で特設ブースを設けて宣伝していたり大々的にポスターを掲出していたりするので、名前は知っている方もいるかもしれません。
そんなラプソディ、現在ライブアニメというものを上演中なのですが……これがとんでもなく新感覚で凄いことをしているうえ、なんと7/24(月)の18:30~からそのライブアニメを無料で全編生配信という太っ腹なことをやる予定でして……!!!
無料配信という絶好の機会に1人でも多くこのコンテンツに触れてほしい!という思いでなんとか配信当日に間に合わせるためにこのコンテンツを紹介する文章を書いてます。なので色々日本語がおかしいのは許してほしい
ラプソディとは?
改めて紹介すると、『ラプソディ』はロッキング・オンが制作している、ボーイズバンドを題材にした2次元メディアミックスコンテンツです。
キャラクター原案は『ブラッドラッド』『ID:INVADED』などの小玉有起先生。
小玉先生が描き起こしているだけあって、少年漫画や青年漫画に近いスタイリッシュなキャラデザをしているところも魅力の一つです。
メディアミックスコンテンツということで、公式YouTubeに投稿されるMVやボイスドラマ、後述するライブアニメなどで楽曲や物語が展開されています。
ボイスドラマはだいたい1本15分程度。毎回短い尺で綺麗に纏まっておりとても聞きやすいです。(脚本の諸留さんの凄さよ…!)
まだ数も多くないので、個人的には今からハマっても全然追いつけるコンテンツなんじゃないかなあと……。
この秋にはLINEマンガでのコミカライズ版の連載も決定しているのですが……なんとコミカライズを手掛けるのは『隠の王』『しまなみ誰そ彼』『ヒラエスは旅路の果て』などでお馴染みの鎌谷悠希先生!
個人的にこういうコンテンツのコミカライズは新人の漫画家さんを起用するイメージが(勝手に)あったので、まさかの大物の起用にはビックリでした……このコンテンツ、本気だ……!
バンドマン達の希望の物語
『ラプソディ』は13人のバンドマンと、彼らが所属するラプソディレーベルの代表を務める東坂准也、それを支える姉・東坂明里、そして志半ばでこの世を去った伝説のミュージシャンである東坂響二の物語を描いた作品です。
・インディーズ落ちしたスリーピースバンドと孤高の天才ボーカリストが運命的な出会いを果たして結成されたギターロックバンド、Pink Flag
・それぞれ事情を抱えた幼馴染の高校生4人によるラウドロックバンド、春の十字架
・脱サラした幼馴染2人ととある事情で一度音楽を辞めた元ギタリストによるフォークユニット、ブルーバード
・現代的な生きづらさを抱えた兄弟によるEDMデュオ、システム・オブ・ロマンス
この4組13人のバンドマン達を中心に物語が展開されています。
全員それぞれリアルな事情(過去の挫折や家庭の事情など)を抱えており、それらを音楽に昇華していく過程が描かれているのもこの作品の魅力。
また、13人全員あまり二次元的なぶっ飛びすぎたキャラ付けはしておらず、本当にこの世界に実在していそうな性格をしているリアルさも好きポイントだったり。
極端に態度の悪かったり性格の悪いキャラはおらず、とにかく皆良い子なので見ていて応援したくなります。
様々な過去や事情を抱えたバンドマン達がお互い支え合って信じあって前を向き、無責任に明るくなりすぎず、だからといって重たくもなりすぎない作風が疲れた心にスっと染み渡る作品だなあ…と個人的には感じています。
2000円で毎週楽しめる"ライブアニメ"という新感覚体験
そんな『ラプソディ』、現在ライブアニメというものを絶賛上映中です。
どんな興行なのかざっくり言うと、
NAZのアニメ作画によるストーリーパートとグラフィニカによるCG作画のライブシーンが合わさったアニメパートと、各バンドのボーカル役を務める声優によるリアル歌唱が組み合わさった新感覚のエンターテインメントです!
これの何がすごいって、約2時間の興行で3つの楽しみ方が出来るお得さよ…!
ストーリーパートでは綺麗な作画で繰り広げられるキャラ同士の掛け合いに笑って泣いて(ID:INVADEDのスタッフが集まっているだけあって、表情の描き方がとても繊細で最高なんです…)、ライブシーンではペンラやリングライトを振って作中のバンドマン達を応援!
しかもこのライブシーン、なんと2曲分フル尺で楽しめる太っ腹ぶり!
しかも各バンドのアニメパートの終わりにはそのバンドのボーカル役の声優によるリアルライブパートが待っていて、超絶歌うま歌唱まで付いてくる!
とにかく歌が上手すぎる声優達
リアルライブパートに登壇するのは、
Pink Flag 望野一真役:末次純さん
春の十字架 酒々井虹郎役:菅原達也さん
ブルーバード 九重落暉役:谷江玲音さん
システム・オブ・ロマンス 我孫子金慈役:山本友理さん
の4名。
各バンドのボーカル役を務める声優(※菅原さんは本業バンドマン)なのですが、全員本当に喉からCD音源というレベルを超えていて歌がハチャメチャに上手いし声量と表現力がすごい。
当たり前のことだけどアニメ内のライブシーンは収録音源を使っているから音を外すことも無い訳だし、絶対失敗しない完璧なライブな訳ですよ。
このライブアニメという形式、アニメ内の完璧なライブシーンの直後に声優さんが生身で出てきて生で歌うことになる訳で。
そんなん絶対直前に流れた歌声と比較されるじゃないですか?
それなのに毎回4人とも劇中以上に凄い生歌を浴びせてくるんですよ…!!!
しかも回を重ねるごとに立ち振る舞いや表情などの部分でキャラとのシンクロ率がどんどん上がっていて、キャラを完全再現した衣装も相まってリアルライブパートはもはや舞台を見ている感覚になります……。
7/24(月)の18:30〜のライブアニメ無料配信を見てほしい
盛り沢山の新感覚エンターテインメントなライブアニメ、なんと12月24日まで毎週日曜日に池袋・harevutaiにて上映中!(※8月など一部休演日あり)
この高カロリーな興行を半年間毎週ぶっ通しで全24公演やる訳ですよ、イカれたスケジュールしてやがる(褒め言葉)
そしてチケット代はわずか2000円(ドリンク代込だと2600円)という安さ。ドンキもビックリの価格破壊コンテンツすぎる……(?)
とはいえ遠方に住んでいたり日曜のスケジュールが分からない方からすれば、やっぱり参加のハードルが高いんじゃないでしょうか……?
が、なんとこちらのライブアニメ、最初に紹介した通り7/24(月)の18:30~から無料配信が決まっております…!
(当日の深夜0時までアーカイブも残るよ!)
ライブアニメの全編が無料で観られるうえ、斉藤壮馬さん、福山潤さん、津田健次郎さんなどの人気声優達が出演するトークパートも含めての無料配信!太っ腹すぎる……。
1人でも多くこの新感覚のエンターテインメントを体感してほしいので、この文章を読んで興味が出たならぜひ見てほしい…!
(余談)
このライブアニメ、どのバンドのエピソードも素晴らしいのですが、個人的なイチオシは春の十字架のエピソード「屋上に埋めたタイムカプセル」です。
男子高校生、バンド、幼馴染、皆で埋めたタイムカプセル、真夏の屋上、蝉の音、青空、明るい会話の中にちらほら見え隠れする重い背景……これらの要素が好きな人は絶対に見てほしいです。
単純に青春ものの短編映画としての完成度が異様に高いうえ、ライブシーンのカメラワークが本当に変態(褒め言葉)なので……。
「現代を舞台にしたバンドものでこんなカメラワーク見れます!?!」とビックリしてしまうような爽快な演出がされているので、ぜひ初見の人にも驚いてほしい…!