FM4 授業登録
授業の登録を行っていきます。
今回作成するのは「科目コード」「教員ID」「授業ID」「選択者」の4つです。
1.科目コード作成
展開される授業ひとつひとつに授業IDを割り振ります。授業IDを計画的に割り振るために授業の看板(科目名)に対して数字を割り当てます。それが科目コードです。
科目コードは4桁の整数とします。千の位で教科を表し、残り3桁で科目を特定します。
教科の並び順は要録や調査書に記載する順番にしています。
1001 国語総合
1002 現代文B
1003 古典B
1101 世界史A
1102 世界史B
1103 日本史A
1104 日本史B
1105 地理A
1106 地理B
………
国語総合を現代文と古文に分けるときは、
1051 国語総合現代文
1052 国語総合古典
などというように50番代を使うと誤解なく割り当てることができます。
必要に応じて科目コードは増やしていけるようにしています。
2.教員ID作成
職員番号を割り振ります。多くの学校ではすでに割り振られているものがあると思います。
今回はFM00010、FM00020、…… のように10番飛びに割り振ります。
FileMaker上のテーブル名は基本_教員としました。
3.授業ID作成
次に授業IDを作成します。
授業IDは「科目コード(4)ー学年(1)ー組(2)ー年度(2)ー選択フラグ(1)」をひとかたまりにしたものとします。カッコ書きの数字は桁数です。授業ID全体としては10桁の整数とします。
選択フラグとは、その授業が選択授業なのか、クラス全員で受ける授業なのかを表します。
選択フラグが0なら全員で受ける授業です。
選択フラグが1から5なら選択授業です。
選択フラグが6,7なら男子のみ、女子のみです。体育で使います。
選択フラグが8,9なら文系のみ、理系のみです。文理混合クラスで使います。
今回用意したデータでは9組と10組を文理混合クラスとしています。
FileMakerには、科目コード、学年、組、年度、担当教員ID、単位数を入力します。授業IDは自動計算します。計算フィールドにはcフィールド名という名前をつけます。
テーブル名は成績_授業一覧としました。
4.選択者登録
選択授業の選択者の登録を行います。
今回は芸術の美術と音楽を選択科目としました。
テーブル「成績_選択者」にフィールド「学番」「授業ID」を用意しました。これで、どの生徒がどの授業を選択しているかがわかります。
以上で授業の登録が完了です。
ここまでで必要なデータの登録作業が終わりました。
学籍・年度別組番号・授業ID・選択者は毎年度頭に登録が必要なデータです。
次回からは成績登録用のEXCELファイルを作成します。
今回使用したデータとここまでで作成できた校務支援システムはこちらです。
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