FM6 成績ファイル作成2 名列作成

定期考査の素点や学期評価は、授業ごとの名列をEXCELで作成し各教員に入力をしてもらいます。
そのためのEXCELファイルを作成します。

1.名列用レイアウト作成

まずFileMaker上で名列を作成します。
名列を表示するレイアウトを作成します。
主となるテーブルは年度別組番号です。
氏名を表示するために学籍とリレーションを結びます。
選択授業で名列を絞り込むだめに選択者とリレーションを結びます。
年度別組番号のグローバルフィールドのg授業IDを作成します。このg授業IDと授業一覧のc授業IDを結び、授業一覧の科目コードと科目コードの科目コードを結びます。これで年度別組番号のg授業IDの科目名を表示できます。
太字はテーブル名)

画像1

次にレイアウトを作成します。
名列のレイアウトはEXCELで出力するためだけのものなので、一番シンプルな表形式をしようします。

画像2

2.名列を個別に作成

前回作成した授業一覧から名列を作成します。

授業IDを作成したときに、選択フラグをつけました。

選択フラグが0   :全員で受ける授業
選択フラグが1から5:選択授業
選択フラグが6,7 :男子のみ、女子のみ。体育で使用
選択フラグが8,9 :文系のみ、理系のみ。文理混合クラスで使用

選択フラグに押しじて名列の検索方法を変えます。

レイアウト切り替え(名列)
年度別組番号のg授業IDに現在のレコードの授業IDを代入
選択フラグが0ならば、年度・学年・組で検索
選択フラグが1から5ならば、選択の授業IDで検索
選択フラグが6,7ならば、年度・学年・組・性別で検索
選択フラグが8,9ならば、年度・学年・組・文理で検索
EXCELで名列を出力
元のレイアウト(授業一覧)に戻る

出力するファイル名は教員ID_年度・学年・組・授業名です。
出力用のフォルダとして「入力ファイル」というフォルダを作成しておきます。

定期考査素点用ファイルの具体的なスクリプト

画像3

3.名列を一括で作成

次に、授業一覧レイアウトで出力フラグがついているものすべてを一括で出力するようにします。

出力フラグがついているものだけを検索し、絞り込む。
一番上のレコードから順に個別出力スクリプトを実行する。

画像4

同じ要領で学期評価用のEXCELファイルを作成するスクリプトも作成しておきます。

4.授業一覧レイアウトにボタンを作成

スクリプトを実行するために毎回スクリプト編集の画面を開くのは面倒ですので、ボタンを作成します。
おまけで出力フラグを解除するスクリプトも作成しておき、ボタンを作ります。

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出力結果

画像6

画像7


このままのEXCELファイルではどこに何を入力したらいいのかわからないので、各教員が間違いなく入力できるように体裁を整えます。

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mei
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