FM5 成績ファイル作成1 授業一覧

ここからは本格的な校務支援システムの作成に取り掛かります。
まずは定期考査の素点や学期ごとの評価・評定を入力する仕組みを作ります。
素点や評価は各教員がFileMakerに直接打ち込むのではなく、成績処理用のエクセルファイルを配布し、そこに成績を打ち込んでもらいます。
成績処理後、エクセルファイルを回収し、FileMakerにインポートする流れです。
FileMakerに直接打ち込んでもらわない理由は、エクセルからのコピペがしにくいからと、教員はエクセルの操作のほうが慣れ親しんでいるからです。

成績ファイルの作成のためにまずは授業の一覧を見やすく表示するところから始めます。

1.授業一覧用のテーブルオカレンス作成

FileMakerの基本テーブルオカレンスを作成します。
前回までに作成した授業一覧は、授業名や教員名が数値で管理されていました。これらを実際の名前として表示します。

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テーブルオカレンスの名前は「成績ファイル作成_テーブル名」とします。
授業一覧」の科目コード教員IDをそれぞれ「科目コード」の科目コードと「教員」の教員IDにつなぎます。

2.授業一覧レイアウト作成

テーブルオカレンスを作成したら、レイアウトを作成します。
レイアウト名は「成績ファイル作成」にします。
主となるテーブルオカレンスは「成績ファイル作成_授業一覧」です。
形式として「リスト」を選択します。

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ヘッダー部分にグローバルフィールドである「g年度」「g回」を設置します。
ボディ部分左側には、科目コード・年度・学年・組・選択・教員ID・選択フラグを設置します。
ボディ部分右側には、c授業ID・(科目コード)科目コード・(教員)教員姓名を設置します。
出力フラグは「チェックボックス」にし、値の一覧「出力」を選択します。
左半分が入力すべき項目、右半分が自動で計算される項目です。

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3.年度検索スクリプト

次に年度での検索を行えるようにします。
ヘッダー部分にある「g年度」フィールドに検索したい年度を入力し、検索ボタンを押すと、その年度の授業一覧のみ表示されるようにします。

スクリプトの作成画面を開き「年度検索」スクリプトを作成します。

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「年度検索」ボタンを作成し、ボタンを押すとスクリプトが実行されるようにします。

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2019年度で実行すると以下のようになります。

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該当件数が「170/340」となっています。
全体のレコード数が340件あるのに対し、現在表示されているレコード数が170件であるということを表しています。

次回は、授業ごとに名列をエクセルファイルとして出力していきます。

今回までの校務支援システムはこちらです。

<FM4 授業登録  FM6 成績ファイル作成2 名列作成>

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mei
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