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フィンランド旅行記②ヘルシンキを徒歩で回る

2025年1月、ふと思い立ってフィンランドに行きました。その時の記録です。オーロラを見よう!サウナに入ろう!


空港から市内へ

1月24日午前にヘルシンキに到着しました。空港からHSL(電車・バス)を利用してまずは宿に向かいます。最初HSLアプリの使い方がよくわからなかったのですが、とりあえずシングルチケット(90分有効*その間何度でも乗り降り可)を購入し、電車に乗り込みます。電車はどっちからきたのに乗っても市内に向かうらしいので、きた電車に適当に乗り込みました。トラムに乗換えて宿へ。HSLには改札口がなくて時々チケット(アプリ上のQRコード)をチェックされるらしいと聞いていましたが、このトラム内でチェックがありました。移動はとてもスムーズで、Googleマップ通りに行けば何も問題ありません。フィンランドでの移動はとても快適です。
明日の夜には夜行列車でロヴァニエミに向かうので1泊のみ。今回手配したのは

すごい名前ですよね。潔い。ドミトリーで3000円ほどでした。ヘルシンキは宿が高いと思っていたのでこんな安い宿があることに驚きです。男女共用ドミでしたが、私の時は18人部屋に2人のみだったので(しかもわざわざ離れたベッドにしてくれている模様)快適でした。ちなみに二段ベッドの下で、横に個人ごとに使えるロッカーがありました。キッチンが使いやすかったです。あと下にスーパーがあるので買い出しも便利。まぁ1泊だけなら快適ですが、この手のドミに長期滞在は年齢的にもうきついかも…さすが個室が欲しい歳になりました。この日は飛行機での長距離移動で疲れていたのでとりあえず眠り、起きて近隣のサウナに行って夕飯作って食べてまた寝ました。
サウナについてはまた別途まとめてみようと思います。

中央駅に向かう。コインロッカーはとても高い

翌日8時頃に目が覚めますが、外はまだ暗い。初めての北欧の冬にテンションが上がります。ロヴァニエミにはヘルシンキ中央駅から電車が出るので、とりあえず中央駅に向かいました。トラムを使っても良かったのですが、3㎞くらいなので節約魂を出して15㎏の荷物を背負って歩きました。後悔しかないです。

ヘルシンキ中央駅。素敵な建物。

外は小雨混じりの天気で、重い荷物を持って歩きを選択したことを本当に後悔しました。ケチらずトラム使えばよかった…とは言え異国の街を歩くのはテンションが上がります。写真を撮る余裕はありませんでしたが、それなりに楽しんで約40分歩きました。
中央駅まで来たら大きい荷物はコインロッカーに預けます。掲示板に従っていくと場所はすぐわかります。地下です。タッチパネルで操作するのですが、とても簡単でした。最初に言語(日本語はないのでEnglish)を選び、サイズ(SかXL)を選びます。私は55Lのザック1個だったのでSサイズで十分でした。あとは時間を選びます。私は12時間を選択。「Sサイズ・12時間」でお値段は【8.9ユーロ】!他より安いらしいのですが、私はまだ北欧の物価の高さに付いていけていません。一瞬預けるの止めようかと思いましたが(貧乏性…)流石にこの大荷物を持って半日動き続けるのは無理と思い、泣く泣く預けました。

ヘルシンキってめっちゃコンパクト?!

ここからは徒歩で観光名所を見て回ります。コースは某ガイドブックを参照しました。る〇ぶってやつですね。Kindle Unlimitedだと無料です。

めちゃくちゃ大雑把ですがマップ。ガイドブックには疲れたらトラム使えって書いてました。疲れたけど根性で歩きました。

ヘルシンキ中央駅→ヘルシンキ大聖堂→マーケット広場→ウスペンスキー大聖堂→スカイホイール→オールドマーケット→エスプラナーディ通り→カンピ礼拝堂→カンピショッピングセンター→テンペリアウキオ教会→ヘルシンキ中央図書館→ヘルシンキ中央駅
所要時間:3~4時間くらい

ヘルシンキ中央駅からヘルシンキ大聖堂までは10分くらいでした。

元老院広場から見たヘルシンキ大聖堂。中にも入れます。天気悪い。

ここからまた10分くらい歩くとマーケット広場、そこから5分くらいでウスペンスキー大聖堂です。本当に近い。冬なのでマーケット広場にはちょっとしか店出ていなくてすぐに退散。

ウスペンスキー大聖堂。中にも入れます。
スカイホイール。サウナ観覧車があるらしい。高い(費用が)ので行きません。

来た道を戻り、途中でスカイホイールを拝み、マーケット広場を越えて左に少し進むとオールドマーケットがあります。

素敵な建物。サーモンスープにサーモンサンドにサーモン推しがすごい。美味しそうだけどやっぱりいいお値段がします。

ここから10分くらい進むとエスプラナーディ通りでした。

おや、大通公園かな。私は札幌出身です。なんだかヘルシンキと札幌ってとっても似てるんだ。

ムーミンショップを見つけたので立ち寄りました。可愛い。
さらに15分ほど歩くとカンピ礼拝堂です。

中に入れるみたいですが入りませんでした。これだけ見ても何が何だか。

疲れたのでカンピショッピングセンターに立ち寄り。でっかい無印が入っていました。

無印って何となく北欧デザインに似てる気が。人気の照り焼き鮭ランチが20ユーロ位だったのでちょっとぶっ飛びました。

さらに歩いてテンペリアウキオ教会へ。昼休みの時間なのか中に入れなかったので外をぐるっと回りました。

岩でできた教会。自然派ですね。

10時半頃中央駅を出発して、この時点で13時半くらい。およそ3時間ほどでヘルシンキの主要な観光スポットを歩きで回ってしまいました。私はあんまりじっくり見る方ではないにせよ、なんとコンパクトな街でしょうか。もっと時間取りたい人は美術館とか博物館に行くのがいいかもしれませんね。
最後ヘルシンキ中央図書館(Oodi)に向かいます。

2018年オープン。国際図書館連盟により2019年、世界最高の公営の図書館に選ばれたそうです。

実は私、ここに来るのをとても楽しみにしていました。何でかというと過去に5年ほど図書館に勤務していた時期があり、その時に尊敬する上司がわくわくした目でヘルシンキに行ってこの図書館に行くんだ!と話していたのを覚えていたからです。実際に訪れた後の感想は聞いていませんが、5年以上経って自分で体感することになりました。

中の写真は撮影しませんでしたが、すごく自由な図書館でした。勉強するでもぼんやりするでも寝るでも食べるでもいいです。3Dプリンターがあったりカフェがあったりデザインチェアもたくさんあり、地元民も観光客も各々が好きなように過ごしていました。フィンランド全般に言えることですが、この干渉しない感じ、そのくせ何かあれば親切に対応してくれる感じ、すっごく好きです。アジアやアフリカだと何かと人が話しかけてきますし、自分の一挙手一投足見られているような感覚になるときがありますが、フィンランドではそれを全く感じません。何をしていてもいいのです。それがフィンランドの魅力だなと感じました(アジアやアフリカのその感じも嫌いではないですよ)
結局14時ころから閉館の20時くらいまでずっと過ごしていました。日本語の書籍も少しありました。中で物を食べてもいいので、近くのスーパーで買い出ししたりしました。

いよいよロヴァニエミへ

サンタクロース・エクスプレスにはサンタさんが書いてあります。

事前にVR(日本で言うJR)のアプリで夜行列車(普通席)のチケットを手配していました。土曜の夜発で60ユーロ位でした。最初金曜夜発を考えていましたが10ユーロ程高くなるので1日ずらしました。ロヴァニエミ行きの列車のことを通称「サンタクロース・エクスプレス」というそうです。ロヴァニエミと言えば、「サンタクロース村」ですので。
観光客はほとんど寝台車の方に行くようですが、素敵なお値段(200~300ユーロ!!2人でシェアできるらしい。一人旅には関係ない)だったので諦め、普通席へ。本当に普通の座席でしたが、リクライニングできるし私は特に困りませんでした。USBを挿せるところはなかったのですが、コンセントを挿せるところは各座席についていたので変換プラグを持って行かなかったことをちょっぴり後悔。23時過ぎに出発し、12時間かけてロヴァニエミに向かいます。

何だか懐かしい感じのする食堂車があります。

ロヴァニエミ到着

翌11時過ぎにロヴァニエミ駅に到着しました。

小さい駅です。カフェとコインロッカー、レンタカーサービスがありました。中国人がレンタカーに列を作っていましたが、雪道の運転は大丈夫かい?

本当はここで大きいザックを預けたかったのですが、すでにいっぱいで預けられませんでした。仕方なく、サンタクロース村まで持って行くことにしました。

次はロヴァニエミ観光について書いてみたいと思います!

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