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いつでもやさしい気持ちで
私には、大事な人がいる。
その人には大事な人が昔居て、今は私がその人の大事な人になっている。
それでいいはずなのに、人間は欲張りで。
多くを求めてしまう。
自分が傷ついた気になって、可哀想なヒロインのような気になって、泣いてしまうことが、何度もあった。そのせいで、逆に大事な人を悲しませてしまっていた。
でも、これは贅沢な涙だと、あとから思った。
過去があるから今がある。
私も、その人も。
過去の出来事が今の自分と今のその人を形成している。
だから今の私たちがある。今の出逢いがある。
((これは、この世に生を受けたことから家族や友達、先生に恵まれたことすべてに言えること。))
そう考えるとやさしい気持ちになれたような気がした。
(この考えに行き着くまでに時間がかかったことが本当に恥ずかしい)
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いつでもやさしい気持ちでいたい。
だけど、どうしてもそうなれない時がある。
仕事が上手くいかなかったり、生理前だったり、大切な人と言い合いになってしまったり。
そんなときに、何か一つでも、世の中の、自分に起きている出来事に感謝できる人でいたいなと思う。
やさしい世界の中で、穏やかに心平たく居たいなあ
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みんなそれぞれ、幸せそうに見えても、隣の芝は青く見えるだけで。
みんなそれぞれ、悩みがあるから。辛いことや苦しいことがあるから。
だからその分、楽しいことを楽しいと笑えているんだと思うから。
人生、楽あれば苦あり、とはよく言ったものだなと、書きながら思った。
私は神様のような人格者にはなれないけど、自分の大切な人たちをいつでも大切に想える人でありたい。
そう考えた、11月2日。
この感情を忘れないように、留めておこうと思う。