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web業界からメタバース業界へ転職した理由
こんにちは。meiです。
今日からメタバースを制作する株式会社HIKKYに転職し、web業界からメタバース(VR)の業界に飛び込んでみることにしました!
今回は、なぜメタバースの業界に転職しようと思ったのかまとめてみようと思います。
リアルからネットへ
もともと私は、不動産ディベロッパーで、リアル世界の街づくりやショッピングセンターの開発・運営、出店してもらう店舗を誘致するような仕事をしていました。
当初は業界的にとても好調。
出店したいというお店がたくさんいて、むしろ順番待ちというか、
もし退店するお店があったらそこに出店したいから教えてほしい!という声をたくさんもらっていました。
ただ、徐々に「ECサイトでモノを売る」というのが当たり前になって、
旗艦店だけ残してあとはネットで売っていくという考え方のお店がとても増えていき…
日々色んなショップの方と話をする中で、流れが変わったのを肌で感じました。
そこで「人が集まる場所、ショッピングをする場所を提供する」という今までやっていたことをネットでやったらいいんじゃないか?と思って、
ECサイトを制作する会社に入りリアルからネットの世界にいきました。
不動産業界からECの制作会社に入り、その後HIKKY に入社したので、
不動産業界 → web業界 → メタバース(VR)業界という流れです。
全然関係ない業界の気もしますが、「人が集まる場所、ショッピングする場所を提供する」ということは全て共通で、それがリアルなのかネット上なのかメタバース上なのか…
ということで私の中では全て繋がっているなと思っています。
リアルとネットの課題をメタバースで解決できるのではないか?と思った
リアルとネットで「人が集まる場所、ショッピングをする場所」を造っていたのですが、それぞれ課題を感じていて、それをメタバースだと解決できる可能性があるのではないか?と思ったのがきっかけです。
リアル世界の課題
![](https://assets.st-note.com/img/1666862052046-CCqaZgJCCF.png?width=1200)
それぞれ感じていた課題をあげてみます。
①リアルの場所に人を呼ぶには限界がある・コロナ禍では人を呼びにくい
立地やアクセスの問題から物理的に人をその場所に呼ぶのは限界があるかなと思います。
またコロナ禍では集客したいけどそうもいかないジレンマもあります。
②店舗が出退店するためのコストが膨大にかかる
家賃や出店するときの工事費、人件費、退店する時の原状回復費などかなりコストがかかるのが現状です。
原状回復費の交渉で何度もめたことか…(切実…)
③販売接客するスタッフの人手不足
多様な働き方が増えるなか、土日やお盆休みなどの繁忙期も含め現地に来てもらうスタッフを確保するのが非常に難しくなっていると思います。
これらの課題はネット(ECサイト)で解決できると思ったのです。
そしてECを作るなかでさらにこの課題に上乗せしてECの課題も見えてきました。
ネット(ECサイト)世界の課題
![](https://assets.st-note.com/img/1666862020364-AcTbBByAgo.png?width=1200)
①偶然の出会いを作るのが難しい
たまたま街やショッピングセンターを歩いていて良さそうなお店を発見したり、
店員さんや一緒に買い物に行った家族や友人に勧められて購入するなど
意外な発見あったり偶然見つけるのが買い物の面白さだったりします。
ECでもオススメ商品を表示させたり、amazonや楽天のように色んなお店が集まっているサイトもあるので、偶然ほしい商品を見つけるということもできなくはないですがリアルの体験と比べるとやはり限界はあるのかなと…
一方メタバース(特にVRゴーグルを被ると)だと相手と一緒にその空間にいる感覚にかなり近いです。
一緒に街を散策したり買い物をしたり、店員さんと話をしたり…
まだ不便なところはありますがリアルの体験に近づいていると思います。
②お店とユーザーの距離が遠い
買うかどうか悩んでいるとき、誰かに背中を押されたら買っちゃうけどな…という時って結構あります。
また、ちょっと気になることがあるけど、問い合わせフォームからメールするほどでもないなとか…
ネット上ではお互い顔が見えない中で、なかなか距離を縮めるのが難しいです。
商品やサービスが溢れて同質化していく中で、商品が魅力だから買うということももちろんありますが、
「この人から買いたい」「このブランドだから買う」という消費の仕方って増えていますよね。
いかにファンになってくれる人を増やすか…
お店とユーザーの距離が近づき、ユーザー同士も交流できるコミュニティ作りも重要になってくると思います。
BEAMSさんはメタバース上で接客したりイベントを開いたりしています。
今までは、店舗とECをいかに回遊させるかが課題でしたが、それにメタバースなど他のツールも加わり、より多様化してくるのかなと思っています。
「バーチャルマーケット2022サマー」内、ビームスのバーチャルショップにオシャレアバターが集合✨8月20日夜、バーチャルでリアル寄りのファッションを楽しむ人たちが集う「リアクロ集会」が開催されました。皆さん、自由に制作や改変を楽しんでいます🎶お店の前で、はいチーズ!#Vket #beams pic.twitter.com/63w21kvhfK
— WWDJAPAN (@wwd_jp) August 23, 2022
③レコメンド、リタゲに違和感を感じるユーザーが増えている
閲覧履歴から購入履歴からおすすめを紹介されるレコメンドやリタゲは当たり前のように行われていますが、
最近はプライバシーの問題もありますし、違和感を感じるユーザーが増えているのではないかと思います。
私もその一人です。追いかけ回されている感じであまりいい印象を受けないなと…
もっと良い、広告やPRの仕方ってないのかな?とずっと思っていました。
たとえばメタバース上で車の試乗ができたり、洋服の試着ができたり、商品を手に取って何か作ることができたり…
ユーザーに楽しんでもらいながら認知を広げたり、体験とセットにすることで記憶に残りやすくすることができるので、平面的なweb上のものだけでなく立体的で体験型のPRの仕方など選択肢が広がっていくのではないかなと思っています。
モスバーガーさんでは新商品のPRをメタバースで行なっていました。
月見バーガーのイメージに合わせた空間が広がっていて、
メタバース上のモスバーガーの店舗に行くと月見バーガーの調理体験もできて面白かったです。
\新商品🌕月見フォカッチャお披露目会/
— モスバーガー (@mos_burger) September 6, 2022
本日20時よりYouTubeで生配信しますっ👀https://t.co/AwAigQ0vfT
なんと舞台はメタバース💜
月の上にお店を作っちゃいました😎🌕
ぜひ見に来てくださ~い😍😍 pic.twitter.com/NDpu7Pwt6v
これから成長する業界だと思ったから
![](https://assets.st-note.com/img/1666861822351-Dsodk5PIMM.png?width=1200)
メタバースやweb3.0というワードがビックワード化しているような気がしますが、新しい技術とか新しい世界がとても気なりました。
総務省のデータでは、2030年のメタバースの市場規模は2021年の約18.5倍になると予測が出ています。
メタバースの世界市場は2021年に4兆2,640億円だったものが2030年には78兆8,705億円まで拡大すると予想されている。
メディアやエンターテインメントだけではなく、教育、小売りなど様々な領域での活用が期待されている。
実際ここまで伸びるかはわかりませんが、今後数年で市場規模が大きくなり、あたり前のように生活の一部になっていくのではないかと想像しています。
現時点ではまだ市場が未完成で、GAFAのような大きな力を持った企業やこうやれば上手くいくとかもまだないと思います。
みんなが手探りの状態で、それを探していくのが楽しそうだなぁと…
直感でおもしろそうと思ったから
![](https://assets.st-note.com/img/1667192775762-NGWRVvMq3b.png?width=1200)
さいごは直感です!なんか面白そう、楽しそうと思ったのが結局大きいかもしれません。
社員の方が楽しそうに仕事をしていたのも大きかったです。
voicyの社長である緒方さんの「道に迷えばおもろい方へ」というvoicy番組が好きで最近よく聞いているのですが、
このタイトルとても素敵だな〜と思っています。
転職って結構大きな決断でとても迷ったけど、最後この言葉に背中を押してもらった気がします。
限りのある自分の時間なので、面白い方、ワクワクする方を選ぼうと。
さいごに
web業界からメタバース業界に転職した理由についてまとめてみました!
異業種からの転職なので不安もありますが、これからどんな日々が待っているのか楽しみです。
日々の気づきとか学んだこととかを発信していこうと思います。