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始まりから終わりを予感させる切なさ
シドニーの図書館で目が合った📕
林伸次さん著、「恋はいつも なにげなく始まって なにげなく終わる。」を読み終わり、林さんに感化され、私も書き留めておこうと思ってこの記事を書いています。
あの恋はたしかにあったはずなのに、あの時、誰かのことを強く好きだと思った気持ちは確かに存在していたはずなのに、いつか消えてしまう。
私はそんな存在したはずの恋を書き留めて、この世界に残しておこうと思った。
本のあらすじは至ってシンプルです。バーテンダーである著者が、お客さんの切ない恋愛事情を綴ったもの。現在、シドニーでワーキングホリデー中の私なのですが、この本とは自宅近くの図書館ででしました。普段はミステリー小説ばかり読んでいるのですが、パッと「目が合った」んですよね。
共通する切なさ❄️
私の感覚としては、この本の中で語られている恋の多くは切なく終わっています。それと、私がワーキングホリデーで感じていることが似ているんです。
ワーキングホリデーは期間が決まっています。私は1年間で日本に帰る予定です。こちらで親切にしてくれた知人、友人とは知り合った時から、お別れがわかっている関係なんです。1年の間だけでも、環境はコロコロ変わります。私もたくさんの出会いと別れを繰り返してきました。そんな『初めから終わりを感じさせる切なさ』がこの本の大筋と共通していると感じました。✈️
「出会いと別れと重ねてきたあなたに」読んで欲しい
恋愛で切ない出会いと別れがあった人はもちろん、家族や友人、全ての人間関係で「切なさ」を覚えたことのある方には響く言葉や経験が見つかるはずです。ぜひ。
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