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昔のSEO対策とその頃ネットで個人ブランドをやっていた思い出話
「SEOのために正しいコーディングは必要か?」みたいな記事が流れてきてて、そういや昔は正しいマークアップで書いてればさくっと検索上位になれたんだよなぁ、というのを思い出したので、回顧録的に書いてみようと思います。
ロリィタ服の個人制作ブランド『arca(アルカ)』というのをやってました
始めた経緯は単純なもの。
当時はロリィタ服を着るのも作るも好きで、ブログでコーディネートログや制作物の紹介をしていたら、ブログを見てくれている方々から「売って欲しい」とコメントいただけるようになったから。
作ってみたいけど自分にはあまり似合わないからという理由で作っていないデザインも、買ってくれる人がいるなら作って売るのは悪くないな、と思ったんです。
すごいすごい言われて調子乗って始めたと思ってくれていいです。
もちろん技術は独学です。
(通ってた学校ではDTPとか紙のデザインやってた)
ただ何もない田舎で生まれ育ち、欲しい服がないから作るという何事も自家発電するタイプだったのと、コスプレもやってたからわりとなんでも作れちゃったんですよね。
こんな感じの作ってました。なつかしい。
minneのない時代、ネットで自分の洋服を売るには?→まずはヤフオク
作ったものの、売るにはどうしたらいいのか。
当時は今のminneやcreemaなんてないですからね。どうしたものかと考えました。
で、個人出品ができる『ヤフオク』を利用したんです。
即決金額で出品すれば、販売したい金額で売ることができますからね。住所のやりとりなどは大変でしたけど。
しかし、ヤフオクは取引が完了するとページが消えてしまいます。
これまで作ったものの一覧もできる、ギャラリー的なサイトを作ることにしました。
サイトを作ったあとは、ヤフオクでは住所のやりとりなどに時間がかかるので『fc2カート』を導入し、サイトからショップページにリンクする、という形にしていきました。
標準HTMLでブランドサイトを作成→「個人制作」で検索上位に
現在は削除してしまってますが、更新を楽にするため、PerlでオレオレCMSを組んでやってました。
当時のサイトのスクショです。スクロールバーが懐かしさ全開ですね。
ちょうどこの頃のweb界隈では、tableレイアウトから標準HTML(web標準)に移行し始めたまさに過渡期でして。
それもあって、ちゃんと標準HTML(XHTML)で組んでいました。
そしてこれが功を奏したようで、検索で「個人制作」「個人ブランド」とググると常に上位にくるようになったんです。
その頃日本ではまだまだYahooの勢力が強くて、店舗サイトはYahooのビジネスカテゴリに入れて(有料)もらわないと、検索で出てこない&アクセスされない!みたいな時代でした(それがweb屋の商品の一つだった)
なので、見えない場所に関係ない文字列をいっぱい入れるとか、webサーチサイトに登録するとか、そういうのがSEO対策と呼ばれてた頃でもありました。
web標準に準拠して書いてたので、今ではブラックなSEO対策は一切してなかったです。
正しい書き方しただけで、検索に出てくるんだ!とびっくりしたのを覚えてます。
もちろんコレだけじゃ偶然かもしれないので、仕事や他の趣味サイトでも試してみたんですが、やはり上位に上がりやすくなってました。
正しいマークアップ自体がSEO対策なんだな、というのを実感しました。
今のSEO対策は、検索ロボット向けの記述が大事。でも、その先は?
それからもう10年くらい経ちますが、今は検索ロボットが拾いやすくするための記述をするのが主流ですね。
私の経験則では、ちゃんと構造化データマークアップを書いとくと上がりやすいかなという感じです。
でもこうして振り返ると、今も昔も基本は変わらず、検索ロボットにわかりやすいサイトが重要なのかなって感じてます。
個人的見解ですが、正しいマークアップ=ロボットが理解しやすい、ということなのかなって。
とはいえ、こうしてよりよいSEO対策が周知されればされるほど、重要なのは『コンテンツ力』になってくるんでしょうね。
だってみんな同じSEO対策しちゃったら、みんな同じスタートラインなんですよ。そこから頭ひとつ出たいなら、勝負すべきはコンテンツ。どう見せるか。
私のやってた個人ブランドの場合、ブログである程度のファンを獲得→ショップを開始、という流れだったので、プロではない人間の創作物で、そんなに安くない値段の洋服でも買ってもらえたのかな、と思います。
(始めた当初、買ってくれるの知り合いだけだろうなーと思ってたけど、全然そうじゃない人からの購入があったので、ブログを見てくれていたファンが身内以外にもいたんだというのを実感しました。発信し続けるというのは大事だと思います)
『届けたい相手にちゃんと届けるため、できることを考える』が今後は肝要になりそうだなぁと感じています。
ここからは蛇足。
懐かしい『arca(アルカ)』のお洋服の写真を載せておきます
基本、JSKばっかり。レトロクラシカルで大人っぽい感じのデザイン作ってましたね。
こういうボレロも作りました。
この頭ものは未だにとっても可愛くできたと思う(自画自賛)。
今は衣装制作受け付けてないです。いろいろあって。
いやー、見積もり依頼はあれど、その後音沙汰ないことが多くて。
あと1回打ち合わせ行って、これはどういう感じに作ったらいいですかねーみたいな話をした後、嫌な思いをしたので大々的に受けるのやめました。
なんかね、打ち合わせ時にコレはこうしてああして作れば作れますよ!ってアイディアをね、話したんです。じゃあそれでいきましょう!見積もりお願いしますね、と言われて見積もりも出したんです。
でもその後なんの連絡もいただけなくなりまして。
ここまではまぁよくあるんですが、その時話したアイディアで作られたとおもわしき商品がね、売られてるの見ちゃったんですよ。
もちろん違うのかもしれないし、勘違いかもしれないけど、あまりにそのまますぎて。
これはアイディアだけやられたなー、もういいやーって心折れて、受付やめたんです。
みんな、提案する時は気をつけてな!