インターネットにない情報に会いに行く
最近は朝、よく歩きに行っている。
息子がうまく集団登校で登校できないのもあって、朝は付き添い登校をしているんだけど、その帰りは仕事の開始時間まで歩いて回っている。
都会は迷子になっても大きな危険がないので冒険のしがいがあるよね。
(実家のほうだと自宅周辺はガチの山奥なので、下手に歩き回ったら死に直結である)
近所なんて、たいしたことないって思う人も多いかもしれない。
でも本当にそうだろうか。
実際に歩いてみないとわからないことって多い。
この道とあの道が繋がってたんだなぁ、とか
こんなところにお地蔵様があるんだね、とか
あのスーパー、この辺りにあったんだ、とか
そんなこと、グーグルマップを見ればわかることかもしれない。
でもその風景までは、わからない。
ストリートビュー用のグーグルカーは大きな道しか撮影しないし、自転車が通るくらいの道の風景はわからない。
道端の花まで鮮明に写っていることはないし、踏切を待つ人がこんなにたくさんいることまで書いてない。
インターネットがあればなんでもわかるかもしれないけど、インターネットにはない情報が、世の中にはいっぱいある。
自分の仕事がインターネットの世界に潜って、その世界の一片を積み上げるものだから時々忘れがちになるけど。
インターネットも大きな世界の片隅にすぎない。
だから時々、インターネットにない情報に会いに行く。
これはきっと、必要なこと。