心理学部の大学生活?
月一は更新したいと言い続けて早数ヶ月。
ちゃんと守れていません、こんにちは。
反省はしているんです。まじで
言い訳としては忙しすぎたんです。
やっぱ新社会人って忙しいですね。
気が付いたら仕事がどんどん増えている。
「私これでも新卒なんですけど…」案件はたくさん経験していますが、なんとか生きています。
さて今回は、学部と院と合わせて学生生活を語る回にしようかと思います。
心理学部も、心理学専攻もなかなかに癖が強い学生生活を送れる上に、世間のイメージと少し違う印象もあるのでそのあたりを語っていきます。
※あくまでも私の主観や経験に基づいて書いたものです。全ての大学・大学院で経験できるとは限りません。
心理ってなにやるの?
「心理学科です」「心理の勉強しています」と言うとほぼ100%言われること
「じゃあ今の私の心読んでよ!」
皆さんのなかにも『心理=心が読める』イメージをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
先に言っておきます、そんなことはない。
勉強すればするほど、心は読めないと思うし、「心が読めたら楽なのに」なんて思いたくなるような学問です。
じゃあ結局何するのよ?って話ですよね。
心理学は『心の科学』と呼ばれることもあるくらい、目に見えない『心』を科学的に研究する学問と言えると思います。
なんともあやふやな定義ですよね。
そうなんです、難しいんですよ心理学。
難しいからこそハマってしまうのも心理学…皆さんどうですか?一緒に勉強しません?
前提が長くなってしまいましたが、大学で心理学を学ぶと待っているのはこんな生活です。
そう、レポートと実験。
もう一度言います。レポートと実験です。
学部の生活
文系学部なので、いかにも文系!って感じの日々を送れる大学もありますが、心理学科はどうしてもレポートと実験から逃れられないんです。
レポートは全学部共通かもしれませんが、文系なのに実験ががっつりあるのも一番の特徴かもしれません。
心理学の実験方法や結果のまとめ方を勉強し、それを卒論・卒研に生かせるようにしていきます。
4年の卒論の時期は、実験の経験がなかったら乗り切れなかったかもとわずかに思うくらい後々に影響を及ぼします。
ただ、もれなくかなり大変でした。
実験の時は論文のようにレポートを書かないといけないのですが、そもそも書き方が分からないし、結果も結論も知っているのに改めて参考文献を探して問題や考察を書くのはかなり大変でした。
実験があるときはかなり大変でしたが、それ以外の時間はたいへんゆるい時間が流れていました。
全力で遊ぼうと思えば遊びまくれます。
実験以外に大変なことがなかったのかと言われるとそんなことはありません。
実習もありました。
私は専門家志望ということもあり、心理実習を受講していました(※実習は学校によって内容・必修有無などかなり違います)。
どの学部の実習とも雰囲気ややることが違う上に大学によってもやることが違うからこそあまり詳しくは語れませんが、大変でしたね…
実験や実習を超える大変さの卒論もありますが、卒論の話はまたいつか。
院の生活
以前大学院生活についてもまとめたものがあるので、詳しくはそちらをご覧いただきたいのですが、院と学部は全くの別物でした!
一言で言うなら「忙しすぎる」
まーじで、大学院忙しすぎました。
特にM2の冬は授業・修論・実習(2種類)・就活が重なったのでさすがにしんどかったです。
しかもそこに受験勉強も入ってくるのでなかなか大変な生活でした。
実習や就活みたいな逃れられないものが重なったときは、一日でいいから受験勉強に専念できる日が欲しいなんて思うくらいには忙しかったです。
でも専門家志望の私にとっては好きなことをできている感がとてつもなく楽しかったです。
もう少し時間が経ったら「なんてあほなことをしていたんだ」とか後悔することもあるかと思いますがあの時のベストを出せた生活だったなと修了して半年経つ今思います
心理学部・心理系の大学院を卒業したらどうなる?
大学での学びが仕事選びに直結する学部は少なくないですよね。
保育学科の人は大体が保育士になるし,教育学部の人も教員になる人が多いみたいな
じゃあ心理学科を卒業したら全員心理カウンセラー?と思う方も多いと思いますが答えはNOです。
そもそも「心理カウンセラー」という表現自体あまり好きではないのですがこれは脱線してしまうのでまたいつかにして
心理○○とか心理職と呼ばれる仕事に学部卒で就く人はほぼいません。
というのも心理職は大学院出てないとほぼ就職できない。
学部卒で働くには公務員しか選択肢がないようなものなんですよね。
心理学部での学びを活かして福祉系企業に就職する人や一般企業が多かった印象があります。
私は院に行ってしまったので学部での就活は経験していませんが,もし進学できなかったら児童福祉系の企業に就職しようと思っていました。
じゃあそんな院進した私の職場はというと心理職ではありません。
心理学の知識を使うし,周りのスタッフも私が心理の人間であることも分かっているけど,扱いとしては心理職じゃないという不思議な職場にいます。
ちなみに大学院の同期は全員心理職として働いています。
そうです,私がレアケースです。
数年に一回出てくるらしいです。大学院まで行ったのに心理として働かない人。まさか私も自分がそうなるとは思いませんでした。
でも言い訳だけさせてください。
公務員志望の子をのぞいたら,私が一番早く就職終わってた()
なので,どうしても心理職として働きたいなら大学院行った方が就活は楽というか間口は広がるかもしれません(とはいえ,色んな意味でハードだけど)。
心理職になることが目的なら,学部卒で公務員のほうが他の人より2年早く心理職として働くことができるでしょうね。
働きながら学んでいくか,学んでから働くか。
皆さんならどっちを取りますか?
先ほど私は心理職として働いていないと話しましたが,心理っぽいことをすることはあります。
何かというと,「心理検査の解釈」。
私の職場で検査をすることはないのですが,利用者が持ってくる検査結果をさらに担当に分かりやすく伝えるということがたまに起こります。
実は私が働くのは教育現場です。
先生方も,これまで検査結果を目にする機会は多くありましたが,「つまりどういうこと?」となることが多いようなんですね。
しかも検査結果って書き方に個性が出るので,たまにまどろっこしい書き方しかされていない所見もあって。
その結果私に聞かれるという
いやー検査の勉強しておいてよかったという気持ちでいっぱいになります。
特に私は院では検査やりまくってた人間なのに,検査から縁遠い職場に就職したので,検査結果を見せてもらえると沸きます。
私はかなり例外的な就活をしてしまいましたが,院生は基本的には心理職として採用してもらえるところを探しますし,入職後は心理士として働いています。
心理学部・心理系の院に行ってよかった?
もちろんよかった!!!
そもそも私は心理職として働きたかったので大学院に行く以外の選択肢がなかったのですし。
おっと早速の矛盾。今の職場で私の立場は心理職じゃない()
心理職ではないものの,心理の知識があるというだけで即戦力として採用していただいた面もありますし,何より今の職場にそこまで不満がないのでこれでよかったと思っています。
もちろん多少の不満はそれなりに(?)ありますよ
教育現場あるあるのブラックさとか,人使いの粗さとか,身近に同じ業務をしている先輩がいないとか
困ることはたくさんありましたがなんとかやれています。
援助要請行動は学生のうちに獲得しておけると良いですよね()
これ以上ダラダラ書くと,職場の愚痴祭りになってしまいそうなのでやめます笑
これはあくまでも私の主観や経験をもとに書いているので,心理学部や大学院を卒業修了した人全員が経験しているわけではありません。
卒業してしばらく経ってから書いているので,もしかしたら記憶から抜け落ちているものがあったり,専門用語的なものをサラッと使っている部分もあるでしょう。
なのでなにかございましたらぜひコメントください!!!!
最後までお読みいただきありがとうございました!