わたしの道具たち (END) 記憶の宮殿であり道具としての書斎
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ブログではなかなか紹介しないものの、私の日常の一部になっている道具たちについてまとめてきた連載ですが、4月の最後の日にぎりぎり最終回です。わざとやっているわけではないのですが、こんなタイミングになってしまってすみません…。
最後の道具は、形のある道具ではありません。それは意味のある空間としての、わたしの「書斎」です。
書斎は、単に置いてある本の種類によってのみ意味を持つ場所ではありません。それは私が魅力を感じて手に取り、読んでは挫折し、挫折してはいくばくかの勝利を掴んだ経験が蓄積している空間であり、将来私になにか思考に値する何かが可能であったとして、それが生まれいづるであろう肥沃な大地でもあるのです。
それは心もとない私の知識と経験を補完してくれる力ある空間ですが、常に手入れをし、常に使い続けなければその力が消えてしまう魔法のかけられた場所でもあります。
「書斎」は形のない思考の道具なのです。
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