まったくの作り話を書くノート
1988年に出版された井上光晴氏の「小説の書き方」(新潮選書)はいまでは絶版らしく、Amazonで検索しても中古本の扱いしかありません。
本書は井上らしい、小説という媒体に対する視点が盛り込まれていて執筆をするつもりがない人にとっても十分に面白い本になっているわけですが、その一方でノウハウ本としての一面ももっています。
そこで登場するのがABCノート法という、3冊のノートをつかった、表現力の鍛え方という話題です。詳しくは中古本でもまだ入手しやすい本書をみていただくとして、ここで紹介したいのはその三番目の、「まったくの作り話を書くノート」です。
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