ソーシャルと読書とFOMO
FOMOとは、Fear of Missing Out つまりは「楽しいことを逃してしまうのではないかという恐れ」のことで、Facebook や Instagram をいつまでもタップしてみてしまうときに、根底にある気持ちです。
この感情は両方のベクトルをもっています。つまり何かいいものがタイムラインに投稿されるのを見逃すのではないかという恐れと、そして実際によいものがあったときになぜそれが自分の身の上に起きないのかという一種のひがみの感情としてです。
Facebookでみんながなにか楽しそうにしているようにみえるとき、それは実際には錯覚で、楽しい出来事があった人だけが投稿しているのでそうみえるだけなのですが、FOMOは一人になりたくない、誰かにここにいることを認めてほしいという心のデリケートな部分を突き刺します。
最近それが、読書でもあるのだなということを意識するようになりました。
コスパ脳と読書
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