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東京初出展の結果はどうだったのか、ゲムマ2024秋

サークル「うめゆWord Works」として、11/16のゲームマーケット2024秋に出展した記録となります。約5,400字です。

東京は初出展、累計二度目の出展です。

9/21、22の京都に本当に初出展した記事はこちらです。

京都出展の要約:『ゲームのルールの伝言ゲーム』を本にして頒布しました。多めに刷った全てを会場に送ったので、終わった後、着払い費用の痛みを知りました。

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各サークル様が出展した感想記事をnoteに載せています。事前宣伝ではなく事後の記事の多さ、noteの活用されぶりに驚きました。本記事では参考になった記事もガンガン紹介しています。

●出展前編

出展申し込み……日曜日はどうしよう?

京都は一般出展・試遊なし・半卓です。同じ半卓としました(12,100円)。ただ、イスは1脚で、スペースも狭く2人が居続けるのは難しいので交代で買い物等に行くことになります。

土曜か日曜か両方か、という点について。まず、愛知から千葉は遠いです。前後どちらか1日の休みは取れそうですが、前後二日間ともを申請するのは躊躇われる環境です。17時まで開催の日曜日を15時に切り上げて撤収するのは好みません。

どちらか一日にします。「土曜日はガチゲーマーが多い」という説もあるようで、自分の印象とも合致していたので土曜のみとなりました。

申し込み後に真っ先にやったこと

ホテルの予約です!(出展申し込みは6/1、その後6/4に予約)
京都は当選連絡をもらった当日に予約しようと探したところ、手頃なホテルが全滅しておりました……(5/22に予約)
東京は安い旅費になりました。

ありがたい委託提案

京都の後、ゲーム関連グッズを扱う「十華祭」様から委託提案があり、即決。ありがたい限りです。これで、日曜日も皆さんのお手に取っていただけるようになりました。

頒布物を増やすか問題

ゲムマ京都の終了まで慌ただしく、準備期間が二か月未満しかありませんでした。業務上の資格勉強の必要もあり、中途半端なことはせず、『ゲームのルールの伝言ゲーム』を引き続き扱うのみとしました。

●宣伝方法

京都ではXとゲムマ公式サイトのみでした。

ただ、自分のサークルアカウント(X)に、拡散力はそれほどないかと思います。

Xのプロフィール

特に活用したのは、以下のような固定ポストです。

固定効果とRTのおかげで、2,367回読まれた形跡があります。
ゲムマ後は、固定ポストの内容を変更しています。

きたこしちゃんねる

加えて、宣伝効果が強いと噂の、「きたこしちゃんねる」様に紹介をお願いしました。

他サークル様方も効果を実感しているようで、合計333作品が
5日間に渡って紹介されました。

先着順の紹介ということで急いで申し込んでしまいました。もっと画像を作りこみ、宣伝文句を工夫すれば良かったです……。

ゲムマ公式

ゲームマーケット公式サイトについては、ブログに5本ほど記事を書きましたが、どちらかというと「ゲーム一覧」の方に力を入れていました。

その理由は、自分がゲーム一覧で他の作品を把握しているからです。
ブログは全て確認するには多すぎますし、長い記事や、同じサークルの記事が目立ちます。ゲムマカタログは最新の内容ではなく、情報が少ないブースカットもあります。

ゲーム一覧での紹介で、ほとんど説明を書いていないゲームを見かけます。東京のゲームマーケットは出展数が600以上あり全てをじっくり見て聞いていくことは難しいです。さらに出展者は当日あまり自由に見て回れないため、情報がないゲームは検討が難しくなります。

ゲーム一覧にほとんどの情報を書き込みました。ここにだけ情報を盛り込めば良い、と簡単に考えられます。

仕様上の問題として、多分直っていない以下の問題があります。

例えば、京都を初出にしたままでいると、「2024秋」の出展年度で検索しても拙著が出てきませんでした。出展年度で絞らないでいれば、新着順に見ていけばある程度わかります。

大阪とゲムマ春のように広報期間がかぶっている場合、特に差支えが大きいです。

Togetter

京都やBOOTHで頒布した分の感想をまとめました。「Togetter」初体験です。

感想ポストをバラバラにRTするより、他薦として効果があると思います。

チラシを作るか

作りませんでした。私自身がチラシを貰わない派でして……。基本的に即決なので、貰ったとしても後で買うことがないのです。

動画

10月下旬に思い立ち、動画を作りました。

制作ソフトは「ゆっくりムービーメーカー(YMM)」。プレー動画等に以前も使っていましたが、2022年最新版のYMM4ではAviutlを介したエンコードが不要と知りました。そうであれば楽に作れるので、とやってみました。

さて、注意したいのは権利関係です。Lite版なら商用利用もできます。

ボイスと立ち絵を採用したのは、最近よく見かける「ずんだもん」です。口パクをしたい場合は少し設定が必要なので検索してください。

画像や音楽素材も全て「商用利用可」で探すことが大事です。画像は「イラストAC」で探すのが好きです。
動画作成、再生時間で考えると時間はかかりますが、作業自体は素材を並べて文章を打つぐらいなので簡単ですよ。

ただ、動画のPV数、なんと30止まり。「ゲーム一覧」とブログにも動画を埋め込みで載せました。つまり、少なくとも私の力が足りなすぎます。

note

本を紹介するnote記事も書いています。

今確認するとビュー数は330でした。ゲーム一覧からの導線が多いと思われますし、京都と合わせてなので、多くはありませんね。

自薦企画に乗る?

自薦、しませんでした!! なぜなら、他の方が自薦したものに自分は強い魅力を感じないからです。

宣伝にまつわる他のサークルさんのnote

この機に色々読ませていただきました!

会場分析について、この記事はすごいです。

宣伝を色々模索していて精力的です。

6割:ゲムマ公式サイト
2割:当日に通りかかって
1割:きたこしさんの紹介配信
1割:X(もっと少ないかも)

作品を知った経路についてこういう分析をしています。Xの効果について評価は人によりかなり違う、という印象です。

『ブリッゲンダイス』の「しょっぱいゲームズ」さんによる分析です。
サークルによってはゲームの入稿よりも早くに入稿するかもしれない、ゲムマカタログのブースカット効果は大きいようです。

以下は幣サークルのブースカットです。

シンプル、目立つ、読みやすい、Xの情報もあります。

カタログを通じて、あのHal99さんにもチェックいただけました。

こちらの記事ではXの効果が強いという統計が出ています。あと、「ハッシュタグキャンペーンやプレゼントキャンペーン、ブログ等での紹介キャンペーン等」という宣伝方法もありましたね。自分の場合は本なので、なかなか採用しにくい施策です。

こちらはマダミス分野です。とにかく色々工夫し試して、効果のほどを5段階評価しているので面白いです。

こちらの記事も、効果のあった宣伝手法等を分析しています。チラシに対しては否定的な記事が多めですね。

予約フォームの早期公開を薦めています。自分の場合は京都と併せて同一フォームなので8月には予約開始していまして、9月から秋の予約が入っていました。しかし……(詳細は後述)。

デュエルボーイ企画

出展証と一緒に、『DUEL BOY』企画の説明とブランクカードが送られてきました。大変素敵な企画です!! 最初に買っていただいた方にお渡しすることにしました。ただ問題は、私は絵が描けないということです。元漫研・元美術部員であるのですが……。

結果、こうなりました。

字も下手です。

フリーペーパーの準備、校正校閲

当日配布のフリーペーパーに対談を載せていただきました!わーい!
ゲーム製作者以外の従事者にスポットを当てる、面白い企画です。

オンライン上での対談後、できあがった原稿の校正校閲もさせていただきました。自分でしゃべった内容なのにがっつり修正しています。自分、まとまった内容を話すのが上手くないので……

もしお手に取った方がいれば楽しく読んでくださいー。

運営様に一言

前日から当日、アクセス過多のためか、ゲームマーケット公式が見られなかったので、新たに登録されたゲームの情報を得られず困りました(汗)

●当日編

当日は順調……とはいかず!

当日9時前に現地入り。京都とほぼ同じなので設営は30分程度で終わっています。

左から2列目には、前日に買ったシュモクザメのぬいぐるみが

半卓でちょうど良いのは1作品だからであって、2作品、3作品と出す場合は難しくなっていきます。それぞれの目立つ宣伝をする方法も考えないといけません。

本来であれば9時半から11時前まで、他サークル様にご挨拶して余裕があるつもりでした。が、クリティカルな忘れ物をしてしまい、クロイ氏におつかいを頼みます。貴重品があるのでブースは離れられず……。ともあれ、2人参加で良かったです。

A3のポスター

京都の際のA3ポスターを見て、ゲームを売っていると勘違いする方もいたので、本だと強調しています。そしてTogetterまとめのQRと、ポストをポスターに引用するのは微妙なので口頭でいただいたりした感想をセリフとして載せています。

可愛い猫は、「森モナ」様の猫イラストのうち、季節感のあるものを使わせていただいています。

卓上の高さ70cm制限のギリギリまで使い、シンプルで大きな字のA3ポスターを掲示しています。コンビニで印刷しています。安上がり、そして安っぽいです。情報が伝わることを重視しています。
※基本的に自力で作る派です。

スタッフT

2人用のTシャツを作ってみました。

前面

手番では、手札からカードをプレーして解決します
としか書いてない説明書もありそう、という問題提起です。

背面

効果は薄いと思っているので、ノリです!

当日用意して役だったもの

レジ袋です!700gあるB5サイズの本なので、袋があれば欲しいとおっしゃる方がいました。

当日あれば良かったもの

名札です。
2人いるうちのどちらが筆者かわからないので、クロイ氏の方を「うめゆ」だと思い声をかけているお客様がいらっしゃったようです。さもありなん。

名刺は諸事情で今回作っていません。来年何か機会があれば作ります。

呼び込み方針

そういえば、一応、元接客業です。

基本的に、「いらっしゃいませ、説明書についての本を売ってます!」以上の声かけは、目を留めていただいた方に留めていました。服屋さんで声をかけられたくない派です。

「説明書についての本」はパワーワードだと思っています。

「基本的に」と書いたのは、出展証を首から提げている出展者はメインターゲットであるため、もう少し積極的に声をかけています。

戦利品

日曜日は参加していません。
『The F1RST DunGeoN -Goblin Cave- ザ・ファーストダンジョン』は、あの『ダンジョン紀行』の一塚さんのダンジョンゲームとあれば、買いです(すみませんまだ遊べてません)。他はこう、本と堅めのラインナップが自分の購入品です。

15時までに受け取りに行く予約がほとんどだったので、14時頃に抜け出して取りに行きました。

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