ひとみ。
(不定期で書き進めて行きます)
コレはある女の子のおはなし。
朝起きて、まずはじめに思う事はなんですか?
その子は..
毎朝目が覚めると飛び起きて現状を確認
そして現実だと分かった時、安心と喜びで
涙を流していました。
彼女の名は、ひとみ まだ幼稚園に通う5歳の女の子。
今日も生きてた…良かった。
今日も頑張っていきる。
彼女の頭の中は"生きる"と言う事でいっぱいでした。
彼女は1人2階で寝ていました。
5歳児ですが自分のことは
全部自分でします。
着替えて 布団をたたみ 階段をおりて
トイレと洗顔をすませてから居間へ行くと
テーブルにお茶漬けがおいてある
これが彼女の1日の始まり。
家族は4人家族。
父と母と生まれたばかりの妹。
そして、離れのプレハブ小屋には祖父が寝泊まりしています。
ひとみは祖父大好きないわゆるおじーちゃん子で 幼稚園へは祖父が車で送り迎えしてくれます。この時が1番幸せです。
何故なら 安心して笑っていいから。
たまにお菓子も買ってもらえるからです。
今日も嬉しくてニヤケそうなのをこらえながら祖父の小屋へ向かいます。
『じーちゃん!よーちえんいこー!』
(つづく