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メタバース小説#49 埋もれる時代に

※この小説はメタバース(仮想空間)やWeb3(どんな方にもBigチャンスが巡ってくる新しい時代)が舞台のお話です。

そんなに遠くない未来に、衣・食・排泄・お風呂以外はバーチャル世界で完結するようになると言われています。

そんなバーチャル世界のリアル情報、自分の体験談+未来がこうなったらいいなぁ♪を折り混ぜた、日記となっています。

読み手のあなたは、この物語を読んだり、実際に開催されるメタバースのイベントの中に入り込むうちに、

だんだん自分のいる場所が現実か、バーチャルか、わからなくなるようなコンテンツとなっております。

初めて読む方は、必ずこの記事に目を通してからお読み下さい。



最近ルナテックコネクションの調子がずっと悪く、灯りが付いたり消えたりしている。
そう、蛍光灯の寿命が来た時のように。

その件をニューワールドでルナテックコネクションに興味をもってくれたLen(レン)に定期的に相談していた。
Lenからの返答はこうだった。
「もしかしたらその故障は、外の世界を取り囲む環境に原因があるのかもしれない。」

また、Lenが指揮をきっている武装商船団も任務で海域を航海するというので、同行させてもらう事にした。

私は自分の時間を使い、それからちょこちょこメタバースの中でみんなと航海を続けた。
航海中、目的地に着くまでタオちゃんと理想の未来について話しあった。

星が輝く夜には、船のデッキで寝ころび星座を自分達で作ったり、その星座で夜通し物語を作った。

タオちゃんの話す言葉からはこの世の全ての情報が含まれているようだった。私には無い知的な一面が時々垣間見える。
だから妙に惹きつけられるのだ。

また航海の途中、面白い船とすれ違った。

その船には数えきれない告知ポスターが張り巡らされていた。

Lenに聞くと、乗船している人達の活動が一目瞭然になるように船の装飾で自分の告知ができるようになっており、この広い海をみんなで渡りながら自分の生まれ持ったギフトを最大限に輝かせれるよう一生懸命に動いていく。

この活動をいかに遠くに、また必要な場所へ届けるかが成功の鍵になり、その瞬間まで自分の得意な事を全力で発信していく、すごい集団らしい。

その名もJUNKeeeeS(ジャンキーズ)号

この船は、夢を持ったクリエイターが乗船し、仲間と切磋琢磨しながら自然とカリスマ集団になっていくという。

乗船者はみな高い志や夢を持ち、仲間と支え合い足並みをそろえ誰も見た事の無い景色を見にそれぞれの目的地へ向かう。

その最中も自分達の事を必要としてくれる方と巡り合えるよう、色々な工夫をしている。

そんな素敵な場所があったなんて。
一瞬でこのJUNKeeeeS号に惹かれた。

この大きな船の舵をきる者。
遠く高い場所を目指し、だがしっかり足は地についていた。

行く先を見つめる眼光はキラキラし、力強く未来を見据えている。

言葉は交わせなかったが、
この船に乗った者全ての人を必ず良き方向へ連れて行く。という強い意志を感じた。

素敵な船長だった。
この日私の心にはこの船長の存在が大きく刻まれた。

私はそれから数日航海を続け、目的地へ着いた。

Lenは私に新しい世界を見せてくれた。
この場所は現実には物質として存在しない、デジタルデータの保管場所。

とても大きな海の裂け目から雲のような支柱が出ていて、その支柱の受け皿に集められている波長達。色は青色や紫色、ピンクや黒色をして電流を流したような見た目をしていた。

ここに集められた膨大なデジタルデータは選別され、エリア分けし収納され、必要になるまでそれぞれの場所で保管されるようだ。

ちょうど2年前からこの循環の動きが鈍くなってきたんだ。とLenは言った。

みんながAIの存在のおかげで簡単に上手な絵が描け、文章を作り、問題解決が容易になったおかげで、さらにデジタル上の情報が過多になり、大切な情報が埋もれるようになった。

また、発信者と受信者の割合を見ても、圧倒的に発信者が多くなり、受信してくれる人が少なくなったのと、そのせいで必要とする方に正しい情報をコネクションする(繋ぐ)事が難しくなってきた。

私の目に映ったものが今の全てだった。
最初は意味も状況も問題も全然わからなかったけど、Lenの説明や仕組みを聞いて急に恐ろしくなった。

つまり、探したい情報はAIの言葉に書き換えられ始めたという事。

人の個性というものは、今後ごっそりそぎ落とされるようになるという事。

そぎ落とされた個性は下のエリアに落ち、上書きされる度に埋もれていった。

私の目の前でこれからの未来に起きてくる状況がはっきり見えた。

これからみんながもっともっと埋もれて行く時代が来る。
頑張っても、頑張っても上から止めどなく流れ落ちてくる情報に

本当に大切な事が埋もれて行く時代が、もう既にここまで来てる。

ルナテックコネクションの調子が悪いのは、情報過多でみんなが疲れている事が原因だったのか。
みんなが本当に求める場所や必要な正しい情報は、こちらから優しい説明やスロープのような段差のない入口を用意してあげる事が必要不可欠だという事がわかった。

また、自分の好き(ツボ)をしっかり見つけ、自分から繋がりに行くんだという熱く強い気持ちが今後は今までよりも必要になる事がわかった。

ぼーっとしていると置いていかれる。

波が来ても乗り遅れる。
自分の存在意義も埋もれていく。

そんな時代の形が今回の事ではっきり浮彫になった。

これから私も、みんなと手を繋いでこの時代を乗り越えていかなきゃいけない。

個の強さを持ち、仲間が誰1人埋もれないようにしていかなくては。

現実世界に戻ってから、
SNSの情報で私が追いかけていたあのメガネの新着情報が流れてきた。
私の欲しいメガネは国内で400個限定で販売されるという。

私はすぐに必要な情報を集めた。

メガネを作った人もやっとわかった。

その名は
【なうんずめがねを作る人・kurage】さん
その販売されるメガネに関わる情報はすべて音声配信にまとまっていたので聞いてみた。

販売時期は来週だった。
絶対に手に入れる!!
このめがねをして界隈で楽しい時間を過ごしている未来が私にははっきりと見えた。

このめがねは、すごい数の人をこの世界(Web3)に連れてくるための道具だという事は確信していた。

航海も終わり、家族でリアルの世界でまったり過ごし旦那に言ってみた。
「私このメガネが欲しいの。買っていい?」

「何これ?よくわかんないんだけど。」

私は全力で体当たりしてやった。

このめがねを作るのにkurageさんはどんなに大変な思いをしたか、どれだけの時間を使ったか。

私は全ての一連を調べて知っていたので、つい感情が入ってしまった。

誰が何と言おうが私はこのめがねを買う、そして思い切り楽しむ。

2024.02.23、24(まずはホルダー限定販売)なうんずめがね(NoggleChenger)の販売が開始される。
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この希望のつまっためがねは
いったい誰の手に渡るのだろうか。

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(航海日記辞典)小説の中の用語や言葉を解説しています。

※1 ルナテックコネクション・・・Lunatech Connection)
- 「ルナテック」は「月の技術」という意味で、月に関連する高度な技術を示しています。- 「コネクション」は「つながり」という意味で、人々を結びつけるネットワークを小説の中で表現しています。

※2 JUNKeeeeS・・・ジャンクフードをモチーフに作られたキャラクター達が主役のプロジェクト。
ボスのロックンは優しく熱い人。
どんな人にも手を差し伸べてくれます。詳細はこちら。

https://x.com/junkeeees_roku?s=21

一味になりたいクリエイターはまずROKUさんの活動を追ってみよう。
絶対にこの船に乗り遅れるなッッ!

3月大きなイベントも控えている!その名もジャンキーズFES!!


※4 タオちゃん・・・新世界DAOというコミュニティで出会い、小説をコラボさせてもらったTaoTaoさん。まだまだお話は続いています。

※3 あのめがね・・・Nounsやめがねの事知らない人に向けて!どうぞ!シュッ⌐◨-


※4・・・めがねを国内でつくった勇者、kurageさんの情報⚡

https://twitter.com/yuru2_Kurage


◼️MEGURUの航海日記
イベントのアーカイブ完成しましたYO♡

次回のMEGURUの航海日記のメタバースイベント(^^)お楽しみに♪


■#33・#34の物語にも出てきたコラボメタバースイベントのアーカイブ動画はこちら♪




◼️MEGURUの航海日記のNFT(デジタル所有物)も出品しています。
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