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『海が走るエンドロール』レビュー
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こんにちは、砂月めぐるです。
人には居場所というものが必要です。
家や学校や職場、飲み会サークルや習い事など、物理的な居場所がイメージしやすいでしょう。
しかし、そういう居場所がないという方は少なくないと思います。私もそうです。
なので、私は本を居場所にしています。心の居場所と言いますか、気持ちが窮屈になった時に読むようにしている本がいくつかあります。
今回はその中のオススメマンガ、『海が走るエンドロール』をご紹介します。
このマンガのあらすじ
夫と死別した主人公のうみ子(65歳)は、立ち寄った映画館で映画専攻の美大生のカイと出会い、自身も映画をつくるために美大へ入学する。
うみ子の姿に励まされる
うみ子は映画館でカイに出会うまで、普通の主婦でした。
映画は好きだったようですが、めちゃくちゃ好きというわけではなく。夫との思い出で、思い入れはあったようですが、映画館に行ったのも数十年ぶり。
そこから20代の若者たちが通う美大に通うのですから、行動力が凄いですよね。
かといってガンガン行くタイプではなく、『おばあちゃん』扱いされた時にショックを受けたり、クラブで圧倒されていたりします。
また、映画製作についても天才的、というわけではなく、けっこうダメ出しされています。
それでも映画に取り組むうみ子に、『自分でもなんとかなるかも』と励まされます。
周りの仲間たちがリアル
こういうマンガは、周りが主人公にとても好意的というのがありがちな展開だったりします。
しかし、このマンガの登場人物は違います。周りの美大生や先生たちは最初、うみ子を『おばあちゃんが入学してきた!』と、物珍しそうに見ます。
でも、うみ子と一緒に過ごすようになって、その距離感もちょうどいい感じに和らいできます。
友達、とまではいかなくてあくまで年上の同級生、みたいな。
教えることは教え、逆にうみ子からも教わって。うみ子の存在が映画界や大学を大きく動かす、というわけではなく。
あくまでうみ子1人分の居場所が、彼女の言動により新しく作られていく。そんな姿に勇気づけられていきます。
うみ子が今後、どのような活躍をするのか、うみ子の映画がどう評価されるのか。
明日、発売される最新刊が楽しみです!
今回のまとめ
本は居場所になる
特別な能力なんてなくても、行動することで確実に変化が起こる
勢いで行動することも時には大事
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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