居宅ケアマネの私が福祉用具貸与事業所を選定する基準は何か?をあげてみた
ケアマネの母です。
2021年の法改正で
契約書に書く必須の文言が追加されました。
ざっくり言うとこんな感じです。
1.ご利用者は私たちケアマネジャーに
ケアプランにケアプランを作ってもらう時に
なぜ、その事業所を選んだのか
聞いていいんですよ。
ケアマネジャーは、説明を求められたら
理由を答えてくださいよ。
2.ご利用者は、私たちケアマネジャーに
「事業所は1か所だけじゃなくて
最低2つ以上は紹介してください」
と求めていいんですよ。
「説明を求められたら答える義務」なので
求められなければ理由を伝える必要も
ないとも言えますが
私は、求められなくても選定理由は
お話しています。
訪問介護事業所や通所介護事業所の
選定理由は、説明しやすいように思います。
皆さんはいかがでしょうか。
例えば通所なら
「運動だけできるところがいい。
おしゃべりはしたくない」とご希望が
あったので、4時間くらいでご自宅に
帰れる短い時間をご紹介します。
訪問介護なら
私の事務所にはヘルパーさんがいます。
いつも連絡をとりあっていて
迅速に動けますのでご紹介します。
など。
【福祉用具貸与事業所の選定理由】
ご利用者の在宅生活を支えるために
福祉用具は非常に大切な役目を持っている
と私は思います。
週に数回来訪するヘルパーさんや
6~8時間ぐらいの時間をすごす通所の
ような目立つ存在ではないけれど。
福祉用具専門相談員さんの
見立てやアドバイスの確かさを
目の当たりにすると尊敬の念を感じます。
特定事業所集中減算の関連から
1つの法人に80%以上お仕事を依頼することは
できないけれど、私がケアプランに
福祉用具をいれる事業所は、ほとんど
決まっています。
●サービス担当者会議で福祉用具専門員さんならではの
意見を述べてくれる。
●デモ品の種類が多い。
●土曜日も営業している。いつもの担当者の方でなくてもいいので
事業所が開いていると助かります。
●計画書をすぐに交付してくれる。
●「車いすが欲しいとおっしゃっていたので納品しておきました」
と言わないこと。
(事前にアセス、担当者会議、プラン変更をしなければならないので・・・)
ターミナルケースの場合はスピード重視なので
素早い見立てと納品、引き上げに至るので
気心が知れている事業所の方だと私も安心して
ご利用者におすすめできたりします。