靴を磨こう。初めてでも大丈夫。なぜ靴を磨くのかを考えてみると尊い。
好きな靴を見てほしい。
けっこう汚れているんです。
磨く…という事で革靴のお手入れ話になります。
革靴を磨いたことはありますか?
靴磨きをする方は意外と少ないのかなと思います。
靴は地面に接するアイテムですので、必ず手入れが必要です。意外と汚れてるんですよ。
それでは手順を説明します。
❶靴の底を拭く。
これね意外と忘れがちです。
最初に濡れ雑巾でいいのでしっかり底の汚れを取りましょう。
地面に接してますから、なかなか酷いものを踏んでることもありますよ(笑)
❷シューキーパーを入れておくと磨きやすい。
靴の型崩れを防ぐシューキーパー(シューツリー)を使用すると磨きやすいです。
❸全体的にブラッシングして、しっかり埃を取ろう。
表面の埃を取り除きますが、汚れを取りやすくするという意味合いもあります。
❹クリーナーで全体を拭きます。
汚れも落としますし、前回に使用した靴墨を落としていきます。お顔で言うとクレンジングですね。クリーナーには栄養分の入ってるもの•入っていないものがあります。用途によって使い分けもできますが、栄養分はクリームで補えますのでクリーナーには栄養分はなくて大丈夫です。
❺栄養クリームを塗りながら軽く磨いていく。
お顔でいう化粧水や乳液のような役割ですね。クリーナーでスッピンにした革へ栄養分の補給です。隅々までしっかり塗り込みます。ベタッと多くは付けずに少なめに伸ばすイメージで磨いていきます。革がスーッと吸い込んでいきますよ。
❻靴墨をプラスする。外出用のお化粧をするようなイメージですよ。
色が落ちている部分があったり、全体的に色褪せてる場合には靴墨を使っていきます。布に付けて磨くか、ペネトレイトブラシで磨くのもok。底と甲革の境目やつま先の湾曲してる部分など細かい部分までムラなくしっかり磨けるのはペネトレイトブラシかなと思います。私はペネトレイトブラシが大好きです。
❼仕上げには大きめな豚毛ブラシでしっかり。
栄養クリームや靴墨を塗った後は、仕上げとしてブラシで磨きます。つま先から踵、隅々までしっかりブラッシングします。慣れてくればこの段階でとても艶が出てきて気持ちいいですよ。
❽靴の中もクリーナーをかけておきます。つま先の方には埃が溜まってますよ。
実は靴の中はとても汚れています。また汗をかくので臭いの原因にもなりますね。クリーナーには抗菌剤が含まれている物もあり、それらはカビ予防にも効果的です。靴の中を拭き取るときは、クリーナーを布に付けてつま先の方までしっかり拭き取りましょう。
❾靴を磨いてみると、気分がとてもスッキリします。
最後までしっかり磨き上げると靴はピカピカになり気分も上がります!とても気持ちがいいです。キレイになぁれ〜と思いながら磨いていくと、その気持ちが通ずるようにどんどんキレイになりますよ。仕事の靴、お手かけ用の靴、冠婚葬祭用の靴など、革靴を持っていたらぜひ磨いてみてくださいね。
靴磨きなんてやらなくたって生きていける。普通に生活できる。仕事もできる。別にやらなくても、何ら問題は起こらない。
でもそんな少し面倒と感じるような時間でも、少し手間をかけて靴に向き合ってみると『こんなところに傷があるのか』『ここは時々足が痛む部分だ』『良い色だな』なんて小さな発見があったりします。
普段あまり靴を磨かない方へ。
たまには『いつもはやらないこと』をやってみてはいかがでしょうか?日向ぼっこしながら、音楽を聴きながら、ラジオを聴きながら…などなど。
なんとなくですが、結構良い時間になりますよ。
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