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靴によく使われている革のあれこれ
今日は革の説明を。
最初は動物の皮膚の『皮』ですが、製品にするために処理や加工(なめし)をして『革』にします。
で、
靴の革でよく使われるのが牛革、山羊革、羊革など。
鹿・馬もたまにあります。
ライニングに豚革もありますね。
20年前くらいにアザラシのリアルファーごとを使った靴なんかも流行りましたが、今はすっかり姿を消したような…😰
時代の流れですよね。
写真に撮ってみました。
うちにあるわかりやすい革で。
わかりやすいと言いつつ、念のためたぶん…と書きました。
(間違えてたら、ご指摘ください)
羊革は、手袋にもよく使われますね。
(この手袋めちゃお気に入りです、
もう10年くらい使ってる、色落ちが目立つなぁ)
山羊、羊は毛穴が目立って、ザラザラしたような感触ですね。
起毛の革は
裏革をスウェードと呼びます。
発祥がスウェーデンの技術なんですよね、たしか。
表革を起毛させたものがヌバック。
いまは動物の種類関係なく表革の起毛はヌバックと呼ぶと思います。
よく、スウェードをバックスキンと呼び間違いやすいですが、バックスキンは裏革ではなく、鹿革の事ですね。
backではなく、buckです。
牛革は、艶が出やすい革です。
特に若い牛革だと、カーフと呼びますが、非常に艶がありしっとりなめらかです。
牛革は、最初すこし硬い印象もありますが、足によくなじみ良い形に馴染みます。
山羊•羊は最初から柔らかめですので、カジュアルな靴に多い気がしますね。
靴磨きの質問で、"艶が出ない"なんて言われて見てみると山羊革だった、なんて事があります。
山羊革でもツヤは出ますが、毛穴が気になるんですよね。そこは牛革とは大きく違います。
靴磨きをすると、革の種類によって(皮→革への処理。なめし)
いろいろなパターンの革の経年を楽しめたりしますよ。
ちょっとくらい濃いめの靴墨で磨いてみるのも面白いです。
そんなにしっかり色は乗りませんので。
ステイホームの今、家でお時間がある時にでも、靴磨きをいろいろ試してみてください。
面白い変化があったら、ぜひ教えてください🤗
.............meguri..............
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