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靴が足かせになってはいけない。


靴がフィットすると重さを感じなくなるのはなぜなのでしょうか?実感はあるのですが、理由がわからないです。

というご質問をいただきました!

いま、どんなものでも【軽量化】が増えてる気がしませんか?

そういえば、なんで軽量=良いなあと感じてしまうんだろうか。

逆に、重い=ネガティブなイメージありませんか?

今日は靴の重さの話です。

靴の重さについて、ちょっと考えてみたいと思います。


そもそも、靴の重い・軽いとは、何が違うのか。どういうことなのか。

最初に書いたご質問は【靴がフィットすると重さを感じなくなるのは何故か】という内容でした。

なんとなくそんな気がする…というふんわりした感想ではなく、明らかに違う気がするという実感があるようです。

この質問の大きなポイントは【靴がフィットすると】という事だと思います。

みなさんは【靴がフィットする】というのを実感されたことはあるでしょうか?

実は多くの方が本当の意味での【靴がフィットする】を実感されていないんです。

ちなみに質問者さんは、靴の重さについて明らかな違いを感じているようなので【靴がフィットする】を実感されていると思います。

これは実感しないと出てこない質問だと思います。

お店で売られている靴に【軽量シューズ】なんてタグが付いているのをよく見かけませんか?

それは【靴の重さを感じなくなる】とは全く意味が違います。

今日の話は【重量の軽い靴】ではなく【重さを感じなくなる靴】です。

これは意味が全く違ってきます。

多くの方が本当の意味での【靴がフィットする】を実感されていないんです。そう私が思っているのには絶対的な理由・自信があります。

めちゃ強気で書きましたけど(笑)

本気の話で、自信があります。それは以下が証明してくれるんです。

・今まで靴屋の時に対応してきたお客様(数万人以上は見ている)の記憶
・街中で見かける一般的な人の靴の状態
・今の仕事で対応しているお客様

などなどです。

流れ作業のように忙しくお客様の足元を見ていた時期もありましたが、とにかく大量の靴・足を見てきました。

90%以上と言えるくらい、共通しているのが【靴・足が合っていない、靴が足かせになっている】という事です。

どのようになっていないのか?

ずばり靴がゆるすぎるという事です。本当のフィットをしていないんです。

見れば一目瞭然です。
そして、みんな歩きづらそうなんです。

これは靴サイズの問題ではありません。
それ以前の問題なんです。

こういう状態↓

パンプスも同じような感じですよね。

何がいけないかわかりますか??

・かかとに指が簡単に入ってしまう
・ひもがきつく締められていない

これを改善するだけで、靴は驚くほどフィットしてきますよ~!

じゃあ、ゆるすぎるから重いのか?フィットすれば軽いのか?

簡単にずばり言えば

【靴がゆるすぎるから重く感じるし、しっかりフィットさせれば軽く感じる】

と思います。

靴によっての個体差、足の形や運動機能としての個人差があるのは仕方ないとしても、ザックリわかりやすく言えば【靴はゆるいほうが重く感じる】と思いますよ。

サイズそのものが合っていない、足よりも大きすぎる靴を履いている

ヒモやベルトをしっかり締める・ほどくをしていない、結んだまま脱ぎ履きしている

これは、かなりの確率で当てはまると思います。

【玄関でいちいち面倒くさいんです、早く出かけたくて】

これですよね。日本はお座敷文化なのでこの考えは仕方ないとも言われますが。。。

でもでもでも―――――

・1日歩いて足がクタクタ
・歩くと浮腫みやすい気がする
・靴擦れする
・つま先が当たる
・靴底の減りが早い

このように感じる場合、本気で靴の履き方を改善していくのをおすすめします。

すでにこれは【靴・足のトラブル】だからです。

そして同時に【重く感じる】というのがあります。靴自体が軽量化されているので重さを感じにくい場合も多いのですが、あきらかに靴が足かせになっているんです。

足かせ・・・靴が足かせなんて辛すぎると思いませんか?これが重さの原因です。

玄関での1~2分、しっかり靴を履いてみましょう。これで1日の疲れ方が大きく変わってきます。

わずか1~2分の事で、丸1日の足の疲れが軽減されるなら簡単な事だと思います。ここから靴が軽く感じるを実感できます。

まずは、お出かけの時にしっかり両足のひもをしっかり締めて歩く、これを1週間続けてみてください。歩行がラクになるので、ゆるい状態には戻れなくなると思いますよ!


じゃ、なんでゆるいと重く感じるのか??もっと身近なところから、わかりやすく説明します。それは・・・リュック!

はい、わかりやすい答えを書いちゃいましたが。

そうです、リュック。わかりますか?この例え。

もしくは、子どものおんぶ、でもわかるかもしれませんね。


手提げで片腕で持つには重いなぁという時にリュックを選ぶ時ってありませんか?あとは旅行などの長時間の歩行とか。

リュックはなるべく体への負担を減らしたい。快適に背負いたい。

そんなとき、肩ひもをしっかりきつくしませんか?

肩ひもが長いままだと荷物の重さを感じすぎて、肩が痛くなる・歩きにくい・疲れると思いませんか?

同じ荷物でも、肩ひもを短くしてしっかり背負うと重心が安定して体にフィットして歩きやすくなりますよね。

もしくは子どもをおんぶしたとき。

子どもがふざけて、肩からブラーンとぶら下がると重くて嫌になりませんか?

ちゃんと、しがみついてよ!って言いますよね。

これが、靴も全く同じ原理だと思います。

重心が1ヶ所に安定しないからだと思います。

ブラーンとぶら下がるような状態だと、肩から落ちやすい・歩行の時に荷物がゆらゆら動く・とても歩きづらい。

靴は歩行のときに前後に振られますから、スリッパなんて前に飛んでしまう事もあります。

その脱げそうな感覚を引き留めようとして足にギュッと力が入ります。これは必要のない無駄な力だと思います。

もっとリラックスして歩けばいいんです。余計な力は使わなくていいんです。

そのために紐をしっかり締める、ベルトをしっかり留める、幅が広すぎる靴を履かない、という事で防げます。

靴紐をしっかり締めないせいで、変な筋トレをしている状態での歩行。ここから足の変形も始まります。靴の傷みも早くなり、底が減ってしまったり剥がれたり良い事ありません。

靴が軽く感じるほどのフィット感は最高!それは足が喜んでいる証拠。今から早速始めましょう!1日終えた足で実感できますよ。そして靴も長持ちするんです!

とにかく足が疲れるという方は、靴の履き方に注意してみましょう。

つまさきトントン、やっていませんか??

これね、絶対にやめましょう。

・足と靴がどんどん合わなくなる
・つま先を傷める

良い事ありません。

靴が足にフィットしてくると、歩行が軽くなり、靴の無駄な動きが無くなるので底の減りが少なくなってきます。ずるずると擦るような事が減るんですね。


本当にいい事しかないので、ぜひ、靴はしっかりフィットさせて【足に装着をして】歩いてみてね~~!

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