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#プロ奢贈与研レポート 『いじめ』を『贈与』でハックする!

※本文には全く関係ないですか…初noteです〜

1. 課題
「いじめ」って「贈与」でハックできる?

学校生活のなかでほとんどの人は「いじめ」の経験があるのではと思います。

私自身も小3・4の時にひどくいじめられた経験があります。中1の時にはいじめる首謀者になりました。

「いじめ」に関して…心の奥に抜けないトゲが刺さったままのような感覚があります。

ポトラッチ「贈与」「受領」「返礼」の義務の話を聞いてるうちに…
あれ?中1の時にプレゼント交換とかしてたら、いじめをしなかった?…


2. 確認事項(いじめのメカニズム)

中野信子著『ヒトは「いじめ」やめられない』
を紹介。

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(1)いじめのメカニズムを脳科学的に解明
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いじめは種が生き延びるために脳に組み込まれた機能。

脆弱な肉体のヒトが、ライオンやトラのような猛獣のなかで生き延びるのに必要だったのが「集団を作ること」
そして「高度な社会性」を持つことが、種として発達する起源であったと考えられています。

集団を維持するため制裁行動(サクション)が必要だった。

社会的集団にとって最も脅威なのが、リソースを提供せずに 集団の利益のみを得ようとする「フリーライダー」の存在。
フリーライダーを野放しにすると、集団が機能しなくなり壊滅する危険性がある。
フリーライダーを見つけ出し、排除する制裁行動(サクション)が必要。

社会性の高まりが、ルールを破ったのではなくルールを知らなかった人や、体が弱く役に立たなそうな人までも制裁しようとする過剰制裁(オーバーサクション)を起こし、これが「いじめ」の根源と考えます。

いじめに関わる脳内物質(ホルモン)
※生き物はヒトを含めホルモンの奴隷である。

① オキシトシン(愛情ホルモン)
・集団を作るのに必要不可欠なホルモン。
・恨み・妬み・憎悪など引き起こし、いじめを助長する
 側面もある。

② セロトニン(安心ホルモン)
・フリーライダー検出ホルモン。
・日本人は遺伝的にセロトニンが少ない。

③ ドーパミン(快感ホルモン)
・プロ奢さんが脳汁ビシャーって言ってるホルモン。
・サクションが発動してるとき、ドーパミン(快感)
 が放出されている。
 種が生き延びるためにサクションに快感を与えた。
(それほどサクションは重要)
→ オーバーサクション…いじめは快感!

(1)まとめ
いじめは種が生き延びるために脳に組み込まれた機能。
いじめは快感(ドーパミン)であり、それを防止するのは困難と…中野信子は言ってる。

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(2)中野信子が考えるいじめの防止策

 ※脳科学では「いじめ」を防止できないので、
  教育現場のシステム変更を提案。
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人間関係を薄めていじめを回避

いじめは仲間意識が強すぎるから、関係が濃すぎるから起こってしまう現象。

学級(クラス)の廃止、科目ごとの講義制、週3登校・週2eラーニング、転校を自由に認める…など

流動性を高めて、同じ人との距離が近くなりすぎないようにする。

環境的な回避策

警察との連携、セキュリティ会社の巡回、監視カメラの教室内設置など、第3者の目を入れる。

(2)まとめ
当人同士で「いじめ」解決するのは困難なので、教育現場の環境を整備して「いじめ」を防止する。


3. 「いじめ」ハック体験
 ハウの呪いを借りて…

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(1)小6のとき東京から(田舎)に引越してした
  女子と、
  中2のとき引越し初日に高級ノートをクラス全員
  に配った女子…その後
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小6の時に東京から(田舎)に引越してきた転校生がいました。
東京というだけで刺激が強いのに、最初の算数の授業で教科書に記載されたやり方とは違う方法で問題を解いてしまい…
それいらい担任から「東京さん」と呼ばれるようになり、教科書と同じ回答をすればガッカリされ、間違えればみんなに喜ばれる…いじめイベントが発生するようになった。
※担任も含めクラス全員が「東京さん」をいじめることで、ドーパミンの快感に酔ってる。

中2の時に転校生が初日に…使ったら勿体ないほどオシャレなノートをクラス全員にプレゼントしてくれて…
その効果なのか…直ぐにクラスに馴染んだ印象があります。

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(2)県立高校(普通科)で、学校からの
  悪どい「いじめ」の罠にハマった話
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自身の話ですが、
高校1年の3学期にアホな担任から、新設される特進クラスを勧められ…愚かにも応じてしまう。

(無事)特進クラスに進級するが、担任が新任(卒)の若い先生だったことに一抹の不安を覚える。

大学進学を意識する時期になって、
担任から「君たちは国立大学を目指してるわけだから、大学の推薦枠は無い」と、死刑宣告を受ける。

要はガリ勉君達を特進クラスに押し込み、運動部員に推薦枠を回すベテラン先生達の悪どい罠にハマっていたわけです…でも、俺、バスケ部なのに〜騙された〜

そのピンチを救ってくれたのが、親が担任に贈り続けていた高級なお中元とお歳暮。
事情を知らない私は、担任がよく家にお礼に来るのを不思議な気持ちで眺めてました。

そして、志望校の推薦をもらえる不思議イベントが発生した。
一般入試では到底入れない偏差値の大学に、推薦で易々合格してしまった。
特進クラスからの推薦は私を含めて2人。私は…
親が贈ったマスクメロンで大学に合格したわけです。


4. まとめ

自粛警察や岡村隆史バッシングは、いじめと構造が同じ。
※正義を実行してドーパミンの快感に酔ってる。

道徳の勧善懲悪が「いじめ」を助長している。

いじめの快感「ドーパミン」に対抗出来るのは、「ハウの呪い」しかない!

贈り物をし贈り物を返すことで、人と人は良好な関係を築ける。

贈り物は経済や物理的なものだけでなく「親切」や「情報」なども…
それらを駆使し「いじめ」は「贈与」でハック出来る。


5. 考察(独り言)

日本にも古来から贈与の習慣があったように思います。
お中元、お歳暮、お年玉、暑中見舞い、年賀状…
その習慣は今も残ってはいますが、確実に衰退しているように感じます。
贈与を悪と捉えるのか…お歳暮をそのまま返送してくる上司がいたりして…(ポトラッチなら受領の義務違反)

勧善懲悪の思考が…コロナ不況の今…自分自身を苦しめる結果にもなっている。
贈与的な思考を(みんなで)今一度 見直しても良いと思う。

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