時差がある中でどう仕事をするのか?ブラジルワーケーションを実践した方法
2021年12月頭から2022年の3月頭までの3ヶ月間、ブラジルでワーケーション&サンバ留学をしてきました。
日本とブラジルの時差は12時間!
地球の裏側にあるブラジルの時差はなんと日本と12時間です。
普通に9時〜18時で働いたら日本の人と話すことはできません。ただ、ピッタリ12時間違うということは計算がとても楽ちんです。
夜の9時が日本の翌日の朝9時、またブラジルの夜7時が会社の本社があり、上司がいるオーストラリアの翌日の9時となります。
また、もともと日本にいる時から時々夜の8時や9時に打ち合わせやセミナーが入ることもあったため、それは逆に同日の朝となります。
そのため、基本は朝の9時〜12時(少し早めにスタートしたり、昼過ぎまでやったり)に自分だけで行える作業、頭を使うプランニンングやスライド作りの作業、夜の時間は日本の人との打ち合わせやSlackコミュニケーションをする、という方針で行っていました。
うまくいけば午後に出かけたり観光できるな!と期待し、夜の作業も張り切っていました。
日曜の夜には仕事が始まりますが、金曜は午前中に作業したら週の終わり、と金曜は午後から満喫できました。
慣れるまで大変だった2つのこと
1つ目は時差ぼけです。
実際に到着してすぐに仕事に取り掛かるものの、時差ぼけを感じる日々。
通常、1時間の時差ボケを直すのに1日かかるようです。12時間だとすると12日間かかります。
実際に約2週間くらいは頭がスッキリしない感じでした。
2つ目はアドレナリンが出て寝付きにくいことです。
打ち合わせを夜に入れていて、日によっては夜9時〜12時で3本連続ミーティングをしていました。
特にブレインストーミングなど楽しいミーティングだと、ミーティング後ベッドに入るも頭の中でさらにアイディアがどんどん浮かんできて、書き留めなければとスマホのノートにメモ。
頭が冴える&スマホの画面の明るさで普段よりも寝るのに時間がかかりました。
基本的には本社のタイムゾーン最優先なので、数回だけ深夜の2am〜3amの打ち合わせも出ました。
このことがちょっと大変だとしても海外で働ける魅力を考えれば安いものです。
グローバルな職場環境と周りの理解
会社に理解してもらえるのか?これが大抵の場合は大きな問題になると思います。
私の場合は、世界中、ほぼ全てのタイムゾーンにスタッフがいて会社自体が時差ありのメンバーと働くことに慣れている&コミュニケーションインフラが整っていることから可能でした。
私の担当が日本マーケットではあり、日本の関係会社さんとのコミュニケーションも多いので、もちろん日本にいた方がきっと良いことは多いと思います。
ノマドで働くことを考え始めた時に、中南米を担当しているメキシコ人の同僚にそのことに聞いてみました。彼女は元々はメキシコにいたらしいですが働いている途中で引っ越し、アイルランドに住んでいました。
違うタイムゾーンで働いても問題ないだろうかと聞いた時に「何も問題ないでしょ!上司も別に気にしないよ」と言われ内心、やった!と歓喜してました。
実際にドキドキしながら上司に「12月から海外に行こうと思うんですが…」と話をした際も、本人も旅行好きであることから「いいね!どこに行くの?僕もその時期に海外行こうと思ってたんだよ〜」と軽いノリでほっとしたのを覚えています。
また、毎週のミーティングでブラジル人の同僚と顔を合わせていて、彼女が本社時間に合わせて夜にミーティングに出ているのを知っていたので、私も同じようにすればいけるかな、という確信もありました。
滞在先Airbnbホストの理解
もう一つ確認をしておいたのが、滞在先の住人の理解です。
私はAirbnbで数週間〜1ヶ月単位で部屋を借りていました。
ひとり暮らしの部屋もありましたが、キッチンやリビングなどをシェアするシェアハウスにも住んでいました。
夜に打ち合わせがあるので、事前に「私は夜に打ち合わせをすることがあり、うるさくしてしまうかもしれないですが大丈夫ですか?」と聞いておきました。
その時の返事は「私はいつも寝るのが遅いから大丈夫」でした笑
本当に遅い人でいつも深夜の2時頃に寝て、朝はゆっくり起きるホストでした。
私の場合、かなり恵まれた環境のおかげでブラジルでのワーケーションが実現できたと思います。
日本ではまだまだ国外からのリモートワークという働き方は少ないかもしれませんが、私がリオデジャネイロで会った世界中の多くのノマドたちのことを考えれば、今の時代、現実的な働き方の選択肢の一つだと思います。