見出し画像

可愛いと綺麗の違い

日本企業には単身赴任という制度がある。リモートワークの時代になったとか、働き方改革とかでだいぶマシになったのかもしれないけど、それでも新規事業などが地方で立ち上がると、大手などでは能力が高くて若い社員などが結婚してても子どもが小さくても単身で地方に赴任する事があるみたいだ。

大手外資の転勤事情

10年ぐらい前に神戸の外資の女性部長さんから聞いた話。
世界展開してるのと、海外では男女関係なく転勤がある。
日本と違うのは決定ではなくまずは家族に持ち帰る。
その女性部長さんは同じく大手で働いている夫に相談する。

どっちが辞める?

子育て中の家族が離れ離れに暮らすのは欧米ではあり得ないのだそう。
家族は何よりも大切な存在なのだ。
だけど会社に対しても責任がある。
だから、どちらかが仕事を辞めるという決断をするのだ。
「仕事の代わりはいても、パートナーの代わりはいない」と言う。
その時は夫側が仕事を辞めて家族で日本にやってきた。
子どもの学校の送り迎えや行事などは全て夫の仕事。
つまり専業主夫となるのだ。
日本です一時ブームになった「イクメン」などとは覚悟が違う。とてもカッコいいなと、当時思った。
そして、夫もカッコいいけど妻の覚悟もハンパない。

女性の強さが社会を変える?

パートナーに仕事を辞めてもらって専業主夫になってもらうからには、妻が、日本語で言うところの「大黒柱」となるのだ。
色んな言い訳はもう通用しない!
家庭でも職場でもハッキリと自分の主張ができないといけないのだ。
組織や制度を言い訳にしない。不都合は自ら提案して変えていく。そんな覚悟がある。
レディファーストの国だからそんな事ができるのか?
個人的にはそんな事はないと考えている。日本女性もかつては母となった女性が家庭内を仕切っていた。
私の記憶でも、明治生まれの祖母は強かったw
日本がおかしくなったのは、女性の本当の強さが育ってないからかもしれない。

可愛い🩷ではなく綺麗を目指せ!

日本女性が「可愛い🩷」を目指し出したのはいつ頃からなのか?
私たちは、自然界に対しては
朝日でも夕日でも咲いてる花に対しても「可愛い」とは言わない「綺麗」という。
女性は「美しい!」とか「綺麗だ!」とか、の表現で讃えられなければならないと思うのだ。
女性が可愛さを求めると国は衰退するのかもしれない。
そんな事を思い出した朝です。

いいなと思ったら応援しよう!