アメリカで主婦湿疹と格闘している話 (2)

たかが湿疹、されど湿疹(詠み人知らず)

先日、主婦湿疹と格闘している話を書きました。当時は「あ、そろそろ治りそうだな〜」くらいにしか思っていなかったけれど、ずるずると今日に至るまでしぶとく残り続けています。ただし、少しずつ症状が収まりつつある気もします。昔のように薬をベタベタ付けて、ラップで巻いて…みたいな民間療法はしていません。少なくとも、洗い物をするときに水洗い程度であれば素手で出来るようになりました。

これまで何をして良くなってきたのか、何を考えて実行していたのかを失敗談を踏まえながら振り返ってみたいと思います。

1. 食器用洗剤、ボディーシャンプーを植物性のものに変えてみる(ただし手に優しいわけではない)

私は洗剤や石鹸に特にこだわりがなく、かといって今使っているものを捨てる勇気もない…。というわけで、使用していた洗剤類が切れたのを見計らって、植物性のものに変えてみました。大きな影響があるのかはわかりませんが、使用後にヒリヒリする感覚はなくなってきました。

2. 白砂糖断ちをする

これは湿疹に限ったことではないのですが、テニスのジョコビッチ選手が実行しているというグルテンフリーの本(ジョコビッチの生まれ変わる食事)を読み、なんとなく、自分が砂糖が含まれている食べ物を食べた後に具合が悪くなることに気が付きました。ここでいう具合が悪いとは、妙に眠くなる、とか集中力が切れる、とか神経が鈍くなる状態です。そこで砂糖が含まれるチョコレートやクッキー、アイスクリームは極力避け、代わりの糖分として果物やマヌカハニー、ナッツ類を積極的に摂取するようにしています。とはいえ、私はパンやお菓子作りもそこそこする派なので、Trader Joe'sでココナッツシュガーを購入してきました。やはり完全に白砂糖を含まない食事をすることはできませんが、それでも意識的に砂糖を断つことで体質が改善された気がしています。ちなみにマヌカハニーは1日小さじ1杯食べているのですが、効果があるのかどうか、いまいちわからないです。。。

3. 大豆製品を多く摂らない

日々湿疹と格闘するにあたり、何を食べると症状が悪化するのかをつぶさに眺めていました。すると、大豆入りひじきをがっつり食べた後に手がものすごく痒くなったことがあったのです。ひょっとするとタンパク質の過剰摂取またはイソフラボンの摂取が悪化を導いているのではないかと思いました。それ以来、大豆および納豆はそこそこ食べるようにしています。(ちなみに私は納豆が大好きすぎて、食べない生活はちょっと考えられない。)

4. 携帯電話を触らない、又は持つ手を変える

ある日母が、「携帯電話を持っていると手によくないんだよ」と半ばお節介的にウェブの記事が送られてきました。

「スマホ指荒れ」ご注意 皮膚科に通う人が増えている 

「そんな馬鹿な」と半信半疑で記事を読んでみましたが、うちの旦那さんに話したところ、「確かにスマホ見過ぎだし、当たっているんじゃない?」とのこと。それで試しにスマホを左手で操作するようにしました。これが意外と難しいですが、効果あるのかもしれません。そもそもスマホと手の接触部分に手の炎症が起こっているので、スマホを持たないだけでも炎症が進むことは防げます。

5. 睡眠の質を上げる

これは鍼の先生から言われたことなのですが、夜に熟睡が出来ていないようです。自分自身には自覚がないのですが、少し早めに寝たり、寝る前にストレッチをしてから寝るようにしています。また、主人にこの話をしたところ、思い切ってマットレスを変えようではないか、という話になり、ニトリの安いマットレスをグレードアップすることにしました。結果、よく眠れるようになったし、患部の状態も少し良くなった気がします。

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と、こんな感じで、日々試行錯誤を重ねています。でも主婦湿疹は本当に完治は難しく、治ったと思ったらすぐに赤くなる、の繰り返しです。昔使っていた薬の他、日本から湿疹の市販薬も取り寄せました。とにかく体の内側から治していかないとなかなか治らない。そんな気がしています。