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未経験からWebデザイナーになったレポ


こんにちは、meg(@megWeb4)と申します。

6月1日から、都内の制作会社でWebデザイナーとして働くことになった25歳です。

このnoteでは、未経験だった私がWebデザイナーになるためにどんなことをしたか、勉強内容や就活の様子を伝えていければと思います。

全て、あくまで私の場合、私の感じ方・考え方になるので、「これは良さげだな!」と思うところだけ参考にしてもらえれば幸いです。

(色々な方の体験談を見て、「良いと思うところだけを」「全て」実行していくのが近道な気がします)

また初めに伝えておきますと、私の場合独学ではなくスクールに通っていました。独学でWebデザイナーを目指したいという方の場合は、おそらく他の方の記事を参考にされた方が良いかと思います…!


最初に


まずは私のプロフィールと、学習・転職活動のざっくりした流れです。

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2018年3月
4年制の大学を卒業(文系。デザインとは特に関係なし)

2018年4月〜
新卒で人材系の会社に入社、メルマガ作ったりメディアの記事管理したり色々やる。
バナー制作も任される中で楽しさに目覚め、デザイン方面への憧れを持つ

2020年7月〜2021年1月
他業種からWebデザイナーに転身した方のブログをたまたま読み、興味を持つ。
デジタルハリウッドSTUDIO by LIGのWebデザイナー専攻に申し込む。
働きながら勉強を進める。

2021年2月
デジLIGのデザイン集中講座に申し込む。LIG社員からフィードバックをもらいつつ、バナー・LP制作のセオリーを学ぶ。
ポートフォリオサイトを作り始める。
前職に退職の意向を伝える。

2021年3月初旬
転職活動をゆるっと開始。エージェントに相談したり、求人を眺めたり、履歴書・職歴書を用意したり。
デザイン集中講座終了。

2021年3月中旬
前職の最終出社日がこのあたり。自由な時間が増えたので本格的に転職活動を進める。
主にエージェント経由の案件に応募し始める。面接を受け始める。
並行して、ポートフォリオに載せる作品を制作。

2021年4月初旬
ポートフォリオサイトの作品を一つ増やし、wantedly経由の応募と企業への直接応募を始める。

2021年4月下旬
就活終了
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と、こんな感じでした。

では、大きく学習編(スクール時代何をやっていたか)と、転職編に分けてお送りします!



学習編


まず初めにですが、私の学習量はおそらく、働きながら学んでいる人にしてはちょっと少ないくらいだと思います。(Twitterで繋がっている周りのデジLIG生と比べて、ですが)

もちろん、学生の方や離職中の方と比べたら言わずもがなです。かなり少ないです。

なので、働きながら未経験でWebデザイナーを目指す方は、少なくともこいつ以上の勉強が必要なのかもな、という一つの目安にしてくださいm(_ _)m



【〜2020年7月】
独学時代。前職でバナーを作ってた時です。
なんかダサいな…なんか違うな…を解消すべく、本を自主的に買って勉強していました。当時買って良かったのは定番の「なるほどデザイン」です。
ここでデザインの楽しさを知りました。



【2020年7月】
デジLIGに通い勉強を始めます。最初は動画を見ながら、Illustrator・Photoshopの使い方を、実際に手を動かしながら学ぶという感じでした。
他にも書籍を買ったり図書館で借りたりして読んでいましたが、自主制作などは特にせず、働きながらスケジュール通りに進めていました。



【2020年8・9月】
カリキュラム通り、コーディングの学習に入りました。今までの人生で全く触れてこなかった知識に戸惑い、本当に分からなくて、エンエン泣きながらやっていました。理解できないことがストレスすぎて悔しすぎて…笑

この時はコーディングの学習動画を平日は3時間くらい、休日は5、6時間かけて視聴し、やっとのことでスケジュール通り…という感じで、自主制作は全くできずでした。たまに本は読んでたけど。南無。

また、8月からTwitterを始めました。同期の進捗やがんばりが分かって、とても励みになりました…!

Twitterですが、ゆくゆくは企業の採用担当の方にもチェックされるだろうなあと思っていたので、自分が学んだことの証拠を残すであったり、見る人のメリットになるような情報をツイートするように心がけたり、何でもない日常ツイートであっても自分の人柄・性格が分かるような内容にするなど、初期から内容は結構コントロールしていました。



【2020年10月】
苦行だったコーディングの学習も何とか終え、卒業制作(自分で0からサイトを作るやつ)の準備期間・自習期間に入りました。

周りの方たちは自主制作をしたり、一足先に卒制に取り掛かったりしていました。私はというと、ここでやっとWebデザイナー学習の定番である、バナートレースやサイトトレースを始めます。(遅い)

トレースをやってみてなのですが、早々に「これ、目的を持ってやらないとダメだな」と感じました。

「水彩風の表現を学ぶ」「ストライプの描き方を学ぶ」など、ツールスキル向上のためなのか、
「レイアウトを学ぶ」「配色を学ぶ」など、デザインのセオリー学習のためなのか。

このトレースで、自分は何を得たいのか?を作業中強く意識し続けること、対象を深く分析すること、次も使える武器にすることが大事だなと感じました。

とは言ってもこの月で私がトレースしたのはバナー2本、サイト1つか2つくらいです。
はい。めっちゃ少ないです。もっとやりたかった。

このへんで前職の先輩が産休に入ったことにより、仕事が鬼のように忙しくなったことが要因です。まじで辛かった〜〜〜〜〜〜〜

あとはクラウドワークスのバナーコンペにちょろっと応募していました。通る通らないに関わらず、実案件を想定したアウトプットの機会が欲しかったからです。

案件に合う参考バナーを集めて、レイアウトや配色やフォントを分析して、それを元に自分で作ってみて…という流れでやると、インプットとアウトプットを同時にやることになり、インプットにはっきりとした目的と意思が生まれます

ただPinterestを眺める、ただ良いデザインだな〜と感じるだけじゃなくて、必要な情報を取ろうと目的を持って見るようになるというか…

架空のバナーを作るのではなく、実案件を想定してやる、一緒にインプットもしてしまう、というのは結構良かったなと思います。

ちなみにここまで、スクールに通った回数はたったの2回。後述しますが、すごくお金を無駄にしちゃったなと後悔しています。
もっとトレーナーさんを良い意味で使いまくって、横のつながりを増やしまくって、自分の糧にすれば良かったです。



【2020年11月】
マジで仕事が忙しくてボロボロになりつつ、カリキュラム通り卒業制作に取り掛かりました。

私は、知り合いのツテで「日本ラート協会」という団体のHPを制作することにしました。実際のクライアントありきで進めた方が勉強になるかなと思ったためです。(架空のサイトを作っていた方もいました。)

まずは企画書作りから。クライアントにヒアリングしつつ、サイトの目的や課題の分析、ターゲットの設定などを行います。

続いて、デザインの参考探し、カンプ制作に入りました。この時期はたくさんPinterestを見て、目指したいテイストのサイトを探していました。

企画書作りを通して、デザインはただ何となく作った結果ではなく、その前の根拠をきちんと固めた上で生成されるものなんだな、と実感しました。

企画書もデザインもトレーナーさんに添削してもらうのですが、これまで自分で作ったものを見てもらう機会がほとんどなかった私は、「自分のデザインにプロがフィードバックしてくれる」という事実にめちゃくちゃテンションが上がりました。

何を言われても全てが参考になるし、もっともっと良いデザインが作れることが純粋に嬉しかったです。もっと早くこの快感を味わっていれば…と後悔しました。


【2020年12月】

引き続き前職の多忙さにヒイヒイ言いながら、下層ページのデザインとコーディングを進めました。結局、コーディングにものすごく手こずり、かつなかなか作業の時間が取れなかったので、TOPページのみの完成を目指すことにしました。

この時期は、jqueryで動きをつけるのどうやるの!?とパニックになっていました笑。
卒業制作が終わってからTwitterで知ったのですが、動くWebデザインアイディア帳というのを見れば多分一発でした。
この時期に知っていたかった〜〜!でも知れてよかった〜〜教えてくれた方ありがとう〜〜〜!!




【2021年1月】

卒業制作の発表に向けて、最終調整やブラッシュアップを行いました。最終的に完成したサイトがこちらです。

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デザインは概ね好評をいただき嬉しかったのですが、企画書発表パートはイマイチでした…。自分の作ったものを言語化して分かりやすく伝えることはデザイナー必須のスキルだと思うので、今後ここは磨いていきたいです。



【2021年2月】
1月でWebデザイナー専攻を卒業したのですが、2月から同じくデジLIGが運営する「デザイン集中講座」を受講することにしました。(こちら、2021年4月現在ではデジLIG受講生限定のものとなっています。)

全5回のこの講座は、現役LIG社員が9時間ぶっ続けで(!)、生徒のデザインにフィードバックと修正を行い続けるというものです。

ここまでスクールに通った7ヶ月間で、フィードバックをもらうことこそにお金を払う価値があると感じたため、本講座を受講しました。また、ソフトの使い方というより、デザインをする上でデザイナーが何を考えているのか、その思考プロセスを知りたいという思いもありました。

この目的ですが、見事に達成されました!
2月はバナー制作を行いましたが、デザインの前段階の考え方の基礎をみっちり教えてもらいました。
(どんな切り口にするか、ターゲットユーザーはどんな人か、どんなメッセージ、表現で訴求するのか…など)

その後、自分でデザインのラフを描き、ラフを元にバナーを制作します。
で、そのバナーを、LIG社員がその場でPhotoshopを開きながらリアルタイムで修正してくれるんです…!すごい。もちろん、なぜ修正するのかの理由もきちんと伝えてもらえるので、本当に勉強になりました。

また、2月中旬からポートフォリオサイトを作り始めました。これについては次パートの転職編でまた書きます。



【2021年3月】
3月初めくらいにポートフォリオサイトが完成したので、履歴書や職歴書を作ったりしてぼちぼち転職活動を始めました。

デザイン集中講座では、LPの作り方を学びました。デジLIGのHPを仮想リニューアルしようというお題で、作成したデザインがこちらです。

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LPでは、バナーより一歩踏み込んだ情報設計が必要になってきます。LIGだとこうやって進めているんだな〜とめちゃくちゃ参考になりました。(あんまり具体的に書きすぎてもアレなので、このへんで…)

とにかくドMが集まる授業ですね!働きながらだったので大変でしたが、すごく楽しかったです。

ほか、インプットとして、紙にデザインレイアウトをスケッチするというのを始めました。

目的はレイアウトのパターンをより多く頭に叩きこむこと、暗記することです。
レイアウトについては、ウルトラエル代表のハラさんのnoteも非常に学びがありましたので、ご紹介させていただきます。

あとは、例えばメインビジュアル、News、About、フッターなど、パーツごとにデザインパターンをメモしてみたりとか、そういう感じでインプットをしていました。

良いデザインを探すため、Pinterestやギャラリーサイトもほぼ毎日見ていました。

*いつもお世話になっているギャラリーサイト
SANKOU!
MUUUUU.ORG
1GUU
81-web.com
現代デザイン
I/O 3000
S5-Style
デザインのこと
bookma!
LPアーカイブ
Parts.



学習編まとめ


ここまで読んでいただけた方は気づかれたかもしれませんが、私はスクールで用意された動画教材と課題以外、自主制作作品をほぼつくれていません。卒業制作と、デザイン集中講座で作ったLPの2つだけです。

(あとは、ポートフォリオには載せていませんがクラウドワークスのコンペで作ったバナーくらいでしょうか)

未経験でWebデザイナーを目指すなら、自主的に作品をたくさん作らないと厳しいのではと思います。今回、私が面接に呼んでいただけたり、内定を頂けたのはおそらく単にラッキーでした。

デザインはアウトプットしてこそ身につくものですし、未経験でアピールできるのは、やる気、デザインをどれだけ好きか、デザインにどれだけ懸けられるかという姿勢です。そしてそれは量に出ます。

私はできるだけ早く転職したかったので、作品を増やす前に選考に進んでしまいました。これから未経験でWebデザイナーを目指す方、かつ一定以上のレベルの制作会社を目指している方は、反面教師にしてください…

ということで、スクールで動画教材を進めているだけでは意味がなく、どれだけ自主学習(インプット)や自主制作(アウトプット)ができるかが明暗を分けるなと感じました。

そして同じくらい大事なのが、作ったものを人に見せてフィードバックしてもらうことです。

正直ソフトの使い方を習得するだけなら、書籍やUdemyで十分です。何ならYoutubeやGoogle検索など、お金をかけずとも全然学べるのではないでしょうか。

プロにアドバイスがもらえること、ここにスクールの価値があると思います。動画での学習は早々に終わらせ、自分でバナーなりWebサイトなりをガンガン作って、どんどんトレーナーさんに見せて、フィードバックをもらえばよかったです。

または、学習の仕方やWeb業界について、ソフトの効率の良い使い方についてなど、何でも臆せず聞くべきでした。

私は全然スクールに行かず、自分だけで学習を完結させてしまっていたので、+αの情報も得られず、リアルでの横のつながりも広がらず…すごくもったいないことをしたなと思っています。

あとは時間があるうちに深めのサイト分析などもやればよかったなと思います。(入社までにやります!)

*「深めの分析」でお手本にしたいのが、ボーイさんの記事です。表層だけ見るのではなく、これくらい踏み込んで考察したい…!

分析をする上で、ムラマツさんがおっしゃっているサイト分析のルールも頭に置いておきたいです。


学習編のまとめです!

■ よかったこと
・Twitterで同期と繋がれた
・卒業制作でたくさんフィードバックがもらえた
・サイトトレース、バナートレースは目的が必要だと気づけた
・デザインは前段階が大事だとわかった
・デザイン集中講座でプロの思考プロセスが学べた
・Pinterestやギャラリーサイトを定期的に見ることで「良いデザイン」が分かるようになった

■ やった方が良かったこと

・自主制作をとにかくつくる
・とにかくフィードバックをもらう
・深めのサイト分析をしてデザインの言語化能力を鍛える、考察力を養う
・バナートレース、サイトトレースでデザインの引き出しを増やす
・スクールにもっと頻繁に通って情報収集をする



転職編


続いて、転職編です。

転職を終えての感想ですが、未経験からデザイナーへの転職は、他の職種と比べてやっぱり厳しいなと感じました。

話には聞いていたものの、まず書類選考が全然通らない。35社くらい応募して、面接までいったのが6社でした。サイレントお祈りのところもあったりで辛かったよ…

そもそも面接の場にも立てないんだなとやっぱりちょっと衝撃を受けました。だからこそ、未経験の私を面接に呼んでくださった企業の方にはとても感謝しております。

今回の転職活動で得た知見は、

・未経験なら量(やる気)で勝負、それが無理ならプロセスで勝負
・ポートフォリオ、こだわって作ってよかった
・志望動機を気持ち込めて書けば可能性はある

です。
では、転職レポートをお届けします!


【未経験転職の活路を探る】

転職活動をする前に、自分が今から歩く道のことを知っておこう、準備しておこうと思い、いろんな方の体験談を読みました。すごく参考になったのは、enさんの記事です。

とにかくたくさん作品を作られていて、トレーナーさんにも積極的に質問している。インプットもアウトプットもかなりの量をこなされています。
そりゃここまでやったら未経験でもあのQUOITWORKSに入れますね…。本当に尊敬です。

ちなみにenさんのことはサイトリニューアルの記事で知ったのですが、こちらもデザインする上でとても勉強になったので、ぜひ読んでみてください。

他にも、スタジオエルで未経験からWebデザイナーとして活躍されている、ささはるさんの記事にも刺激を受けました。enさんとは別軸で、圧倒的に行動されている方です。

お二人に共通しているのは、とにかく動いていること、です。ここまでやれば、絶対に結果はついてくると思います。

前述の通り、私はお二人のような徹底した行動を取れませんでした。この記事を読まれている方は、ぜひ私の屍(?)を踏み越えていってください!


【ポートフォリオについて】

転職活動では、自分でデザイン・コーディングしたサイトを作成し、応募する時はURLを貼りつけていました。

foliioやAdobe Portfolioなど、元から統一されたフォーマットが用意されているサービスを使っても良かったのですが、私の場合作品数の少なさがネックになっていたため、ポートフォリオサイト自体を一つの作品として見てもらえるよう、デザインにこだわろうと考えました。その結果作ったサイトがこちらです。

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※転職活動の終了に伴いドメインの更新をやめたため、現在こちらのサイトは非公開になっております><(2022年2月追記)

面接でも「未経験の方を採用する予定はなかったけど、ポートフォリオのデザインが良かったのでお話してみたいと思った」と2回ほど言われたので、時間かけて作ってよかった…と思いました。

また、デザインする上での思考プロセスが良いという評価もちょこちょこいただきました。

経験者に比べてデザイン力が劣る未経験者が同じ土俵で戦うためには、一つは何回か書きましたが量でアピールすることが必要です。

でも私は時間的にこれが難しかったので、デザインの前段階で自分が何を、どれだけ考えたのか、その思考をたくさん書くことにしました。

この時非常に参考になったのが、いぐちさんのnoteです。

デザインの根幹であるコンセプトの導き方を明快に教えてくださっています。基本的にこの記事を見ながら、論理を組み立てていきました。

また、作品のうち2つが仮想リニューアルサイトだったので、先ほどご紹介させていただいたenさん、ボーイさんの仮想リニューアルデザイン記事なども読み込みつつ、コンテンツの内容や表現を調整していきました。

TOPページのイラストや写真も自分で用意してみたりと、思い入れのあるポートフォリオとなりました。



【企業を探す】

ポートフォリオサイトができたら、企業に応募をかけていきます。
この企業探しが一番楽しかったです!ワクワクしました。

初めはen転職やリクルートエージェントなど、人材会社経由で案件をざっと見て応募していました。でも書類選考すら全然通らなかったです。

企業側もお金を出して人を集めているわけなので、当然未経験よりは経験者を取りたいに決まっています。そりゃそうだ。

また、志望動機などを書くこともなく、ボタンひとつで応募できてしまうことが多いので、こちらの熱意も伝わりづらいです。

(とは言っても、私がこれから働くところはエージェント経由で決まったところなので、試しに応募してみるのは全然ありだと思います!)

エージェント経由で軒並み応募して、細々と面接を受け始めたあたりで、ポートフォリオの作品を一つ増やしました。

ここからは直接応募をかけるべく、エージェントに求人を出していない制作会社を探していきました。私が企業探しに使ったのは、以下のような方法です。

① Wantedlyにて「デザイナー」で検索
② MOREWORKS、CINRA.JOBなど、クリエイター特化の媒体で検索
③ Twitterで探す
④ Pinterestから探す
⑤ SANKOU!から探す
⑥ URAGAWAから探す

①と②は書いてあるままです。③〜⑥について、補足します!

③Twitterで探す
→イケてるWeb制作会社や社長のTwitterアカウントのフォロー欄を見る。大体イケてる会社同士、社長同士は繋がっている。(そして今後の情報収集のためにもフォローしておく。)

④Pinterestから探す
→Pinterestで素敵なデザインがあったら、とりあえずググったりTwitterで検索してみる。たまにそのサイトを作った会社や個人がツイートをしていることがある。

⑤SANKOU!から探す
→ギャラリーサイト「SANKOU!」さんは、サイトを作った制作会社をクレジット表記してくれている(もちろん分からない場合もある)。


⑥URAGAWAから探す

→MOREWORKSが運営している「URAGAWA」では、主な制作会社と、その会社が作ったサイトが一覧で分かる。


私と同じ探し方をしている方は少ないような気がしたので、一応メモとして残しておきます。


【企業に応募する】

上記のような感じで企業を探し、いいなと思った企業には、なるべく媒体やWantedly経由ではなく直接応募をしていました。そちらの方が本気度が伝わるからです。

志望動機は熱意を込めれば込めるほど良いです。私は700字くらいでしたが、今思えば少なかったかなあと思います。
(enさんは2800字書いたそうだし、ささはるさんもフォームの入力文字数限界まで書いたそう)

コーポレートサイトを見る/採用特設サイトがある場合はそれを読み込むことはもちろん、制作実績を見て分析する/企業が運営しているnoteがあれば読む/インタビュー記事があれば読むなどなど、相手を良く知ること、そしてその上で自分との接点を見つけて書くことを心がけていました。

未経験者が経験者に差をつけられるポイントとして、志望動機はかなり大きいんじゃないかなと思います。




【面接を受ける】

面接では、現職での仕事内容に加え、「これまでどんな勉強をしてきたか」「これからどんなデザイナーになりたいか」はよく聞かれました。

私の場合、「課題以外で作ったサイトはありますか?」も聞かれましたね。
正直に「ないです」と答えると、そっか〜(ちょっと残念)みたいな反応だったので、やはり自主制作の数は大事……意欲やデザインが好きな気持ちも伝えられますしね……

上手く答えられなかったのが、「では、この作品について説明してみてください」という質問。ぐちゃぐちゃで伝えたいことが全然まとまりませんでした。

その後家族に聞いてもらいながらプレゼンの練習をした甲斐あって、別の面接で同じことを言われた時はハキハキ喋れました!

面接は練習と想定あるのみです。あとは面接を楽しむ心かなあ…



転職活動を終えて


私の場合早くキャリアチェンジをしたい気持ちが強かったので、手駒が少ないまま勝負に出てしまったのはやはり心残りですが、運の良いことに私の長所を優しく見出してくれる会社に出会うことができました。結果的には良かったなと思います!

あとは本当にただの感想ですが、スキル全振りで判断されるシビアさを知りました笑。全く違う業種への転職となると、前職の経験をアピールしづらいのも痛感しましたね。
本当に、自分が今まで作ったデザインだけで判断されるのがWebデザイナーなんだなあと…


話はずれますが、Twitterで「転職活動の際は現職を退職した方がいい?しない方がいい?」という質問を何回かいただいたので、一応私個人の考えを述べますと、

すでにたくさん作品を作っていて、ポートフォリオサイトもある、つまりばっちり準備ができている方は、働いたまま活動すればいいし、
現職を辞めて作品作りや転職活動に専念したい方は、退職してから本格的にもろもろ進めればいい

と思います。

私は後者=退職した後に本格的に始動した派ですが、特にそれで何か言われたことはなかったし、不利になったこともなかったです。ただ、マジで貯金がなかったので、そこだけは結構きつかったです笑



最後に


やり残したこともありますが、今回自分で考えて行動して、なりたいものになれたというのは、自分の中ですごく自信になりました。

これまでなんとなく大学に入り、なんとなく就活して、なんとなく入社して…「こういうものだから」みたいな感じで、流れに任せて生きてきた。

でも今初めて、自分で道を選んで歩いている。そんな感覚がします。

今はまだ、Webデザイナーとしてのスタートラインにやっと立ったところです。デザインの勉強はこれからもずっと続くので、今遅れている分も取り戻しながら食らいついていきたいです。

最後に、これからWebデザイナーへの転職を目指す方へ。

とにかくインプットして、アウトプットして、人にデザインを見てもらって、納得いくまで行動して、それを精一杯伝えてください。

そうすればきっと大丈夫です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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