最近は更年期ビジネスに関する新規事業相談がとても増えており、ベンチャー企業のみならず、大企業からも相談を受けることが多くなった。
女性活躍推進の影響もあり、管理職や役員になる年齢と、更年期が重なることもあり、非常に注目されている。
直近1ヶ月程度の、更年期や女性管理職・役員登用に関わるニュースをまとめてみたので、更年期ビジネスの参考にしてほしい。
①取締役への女性登用、新興企業の5割 多様性向上が課題
②スタートアップの「ジェンダーギャップ」は何が問題か?
講演などでもそうだが、このように数字で比較すると、わかりやすく必要性も伝わると痛感している。
③FORTHが英国で更年期障害に関するTVキャンペーンを開始
更年期に関する理解が進んでいる英国。著名人がメディアで更年期について語っており、中学校の性教育でも更年期障害の内容が義務化されている。「たいしたことない」「我慢するもの」という意識を、女性は取り払うことが求められているのかもしれない。
④TRULYフェムテックラーニング研修をローンチ
⑤現代女性の常識「ホルモン補充療法(HRT)」。今こそ情報アップデートを
⑥アステラス製薬、更年期障害候補薬を9月にEUで申請
⑦普段の食事で更年期の症状を和らげるには?
⑧「フェムテック」「メノテック」ってどんな意味? - 男性の認知率を調査
⑨更年期ですと宣告してもらえて、私はむしろ安心しました。
⑩VCの投資家、女性は16%どまり 業界団体JVCAが初調査
【まとめ】更年期女性にもっと話しをきいてみよう
更年期の新規事業相談を受けている中で感じるのは、更年期世代の女性の話しをもっと聞いてみる必要があるということ。
「更年期」という言葉のスティグマから、なかなか更年期について話したがらないが、更年期女性たちの声を拾っていかないと、新規事業は生まれない。
月経やPMS、不妊治療と比較し、更年期の新規事業担当者は、原体験というよりも周りから話しをきいて、ペインに気づいたという方が多いと感じる。
まずは、顧客の声をもっと聞いて、仮説→検証を繰り返していくことが求められている。
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