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ベビーテックTOUCHで気づいた、フェムテックを自然と理解するために必要なこと

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世界最大のテクノロジー見本市「CES」で、2021イノベーションアワードを受賞したファーストアセント社の「あいねんね」。この商品を実際に見てみたいと、五反田で開催されたBabyTech TOUCHに行ってみたところ、「男性がフェムテックを知るために必要な視点」を改めて考えるきっかけになったので、紹介します。

パパママの課題もペインもわからない・知らない

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私は子育ての経験なし、甥っ子や姪っ子も遠方に住んでいるため、Babyと接する機会がほぼ皆無です。「あいねんね」に興味を持ったのも、フェムテック関連で、ファーストアセントの服部さんのプレゼンを一緒に視聴していたフェムテック仲間が出産し、「あいねんね、買おうかな」と言っていたのが、このイベントに足を運んだきっかけです。

当初、1人で展示してある製品を見て、パンフレットをもらい、最後に「あいねんね」を見て帰ろうと思っていました。
しかし、帰ろうと思ったタイミングで店員さんが、「あいねんねは15万人以上の赤ちゃんの泣き声を分析した結果から、赤ちゃんの泣き声から感情を推測してくれるんですよ。YouTubeで赤ちゃんの泣き声、流してみたらどうですか?」と話しかけてくれたことで、私の興味スイッチに一気に火がつきました。
最終的に、ほとんどの製品を店員さんに説明してもらいました。店員さん、ありがとうございます。

私はパパママの課題もペインもわからないので、「なぜこの製品が必要なのか?」が、製品を見ただけだとすぐに理解ができないんですよね。
悪気があるわけではなく、単純に経験していないから理解できないだけ。
説明を受けたら「なるほど、そうだよね」「で、どんな解決策があるの」「この商品を活用すると何がうれしいの?」と、興味が出てくる。

これって、「フェムテックを男性が自然と理解する」感覚と似ているのではないかと感じました。

フェムテックを男性が自然と理解するため必要なこと

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①男性自身がよほど興味がない限り、自分から生理や妊娠について知ろうとしない
②男性も単純に知らないだけ。話をすれば理解してもらえる
③「丁寧に説明すること」で、課題を知ってもらい、興味・関心を持ってもらえる


ベビーテックの例でいうと、たまたま私は「あいねんね」に興味があったのでBabyTech TOUCHに行きましたが、会場になっていた赤ちゃん本舗に入るのにも若干気が引けたのが事実です。
「うわ~、なんかこの空間に強烈な違和感を感じる~」と思いつつ、店員さんが話しかけてくれなかったら、「あいねんね」を見てさっさと帰っていました。

店員さんが1つひとつの製品を丁寧に説明してくれたからこそ、パパママの課題も知ることができたし、ベビーテックの製品を知り「この技術って他にも応用できるんじゃない?」という想像力も働かせることができました。

「理解してもらえない」のではなく、丁寧に説明して、課題を知ってもらい、解決のためのソリューションを理解してもらうことの大切さを改めて感じたイベントでした。

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ベビーテックTOUCHで紹介されていた製品・サービス

個人的な感想として、課題に対して幅広くではなく、よりダイレクトに解決策を提示した製品が多いという印象を受けました。
課題に対するアプローチもそれぞれで、例えば「あいねんね」は15万人以上の赤ちゃんの泣き声を分析した統計データによるものですが、「lullaby」は1人ひとりに合わせたタイミングを提案しています。
これはベビーテックに限らず、フェムテックでも同じようなことが言えるのではと、新たな発見がありました。

改めて世の中のお父さん・お母さんにリスペクトです。