冬の京都へ
写真で綴る京都旅行記
最新鋭の新幹線「S」車両内はまるで飛行機。座席は薄くなっていて窓も小さめ、そしてライン照明のLEDライトは明るく綺麗
と、ここで、携帯の充電器を忘れるという重大な事実が発覚したため、暫し呆然。
夫はiPhoneなのでどうにもならい。
こういう地味に急所にぐさっと入るやらかしって結構凹む。
私は仕事でもこういうミスを度々やらかすほうの人間なので、旅行も細心の注意を払い準備万端で出かけるほうなのに、やるよね。
旅先序盤での思わぬ出費と時間のロスにしょげるも至急立て直し、まずは東本願寺へご挨拶。
日本人というのは神社でお参りして、お寺にも行ってみたりして、クリスマスも祝い、教会で結婚式を挙げて、まあなんと世界からみれば驚きの宗教観をもっている国だろうと思う。
その後、夫と即別行動。
仲が悪い訳ではないのです。
むしろこれは仲良しだからこそ出来るオトナの旅の仕方だと私はおもう。
京都という街だけは、この都だけは特別で、2泊3日で巡るにはお互いの旅行スタンスがあまりにも違いすぎる。
とにかく寺社仏閣を余すことなく食も惜しんで巡りたい夫と、出くわすおしゃれなお店に寄り道したり、腹も満たしながら、お寺は庭園をじっくり味わいたい私とでは、余りに趣味嗜好が違うのだ。
そんなこんなで今回は2日目の大原以外はひとり旅
次の目的地へ向かう。
建仁寺にて、
館内でまず初めに出会う圧巻の「風神雷神図屛風」複製。
作者は江戸時代の大画家であり、琳派の祖とも呼ばれる俵屋宗達。
大胆に配置された風神と雷神は、鑑賞者の視線をうまく誘導し、体験する芸術として成立している。
金箔を敷き詰めた余白は「無限の空間」を表現するそう。
真ん中に敢えて描かないという技法。
人生も脇固めが重要だよな。
年を重ねるにつれ、京都がどんどん味わい深くなる。
見どころが随所に溢れすぎていて
「そうだ、京都行こう」は永遠。