台湾旅行記〜8日目〜
この旅ではまだ早起きが出来ていない。滞在が長いから私は余裕をぶっこいている。この日は少しがんばって10時から行動スタート。無性に肉まんが食べたい気分だったので、気になっていた肉まん屋へ。
1人前頼むと小さな肉まんが10個。10個は流石に多い。でも味はとてもおいしい!肉に一切無駄な味付けがなく、すごくシンプル。いくらでも食べれるナチュラルな味。でも全部は食べきれなかった。西門へ移動。西門は若者の街のイメージ。こいちゃんから頼まれたコンバースCT70探し。4軒回って全てサイズがなくて心が折れる。そして大雨。私は日本ではスタバにほとんど行かないけど、台湾ではなぜかよく行く。台湾のスタバは謎の安心感がある。クリームモカを飲みながら外を眺める。楽しそうに踊っている人がいて、元気が出た。一昨日悲しいお知らせがあったけど、旅の中のいろんな瞬間で私は少しずつ元気になっている。思い出すとすぐに不安になるけど、一回一回埋め合わせる。そうしていくしかない。中山へ戻る。今日はKWON SAEM COFFEEに在廊。
日本から知り合いのイラストレーターさんが遊びに来てくれた。すごくピュアでエネルギッシュな子。楽しそうにしていてうれしかった。どうか良い旅になりますようにと心で願いながらバイバイ。その後はお客さんとゆっくり話す。序盤で出会った犬にもまた会えた。
心優しくて真っ黒な犬。飼い主さんも心優しくて、ふたりは似ている。「黒い犬はみんなが好きな訳ではない。あなたと友達になれてきっと喜んでる」と言ってくれた。夕方は8bitとのコラボレーション商品のサンプルを受け取りに行く。会社までグレタが送ってくれた。グレタはレオンの高校の先輩。困ったときにそっと現れてそっと助けてくれるような、柔らかな優しさを持っている人。
サンプルを受け取る。かわいい!
夜は荒花書店のルークと仕事の打ち合わせ。「台湾式ステーキとメキシカンハンバーガーどっちがいい?」と言われハンバーガーと答えた。台湾8日目のジャンクフードは染みた。
ルークとは付き合いも長いし、2ヶ月前の台湾出張でたくさんの時間を過ごしたけど、二人でゆっくりと話すのは初めて。彼自身の話をたくさん聞けて良かった。彼は90年代の日本のカルチャーが大好きで、特に渋谷系が大好きとのこと。カヒミカリィやピチカートファイブのCDは全部持っていると嬉しそうに語っていた。IWGPが好きなので、日本に来るときは池袋にいつも泊まるらしい。一人で居ることを愛しているから、結婚はしないと決めているそう。それでいいと思う、それがいいと思う。楽しい時間だった!私は人の好きなものを知るのが好き。
来年の打ち合わせもガッツリと進める。来年も台湾に行く予定ができて心の底からうれしい。前回のプリクラPOP UPのギャランティを台湾元でもらうために、食事のあとはコンビニのATMへ。現金で受け取るには少し大金のため、ビルの影に移動してこっそり受け取る。「なんだかドラッグのディーラーみたいだね」とふたりで笑った。ルークはのんびりしていて優しい。楽しい時間をありがとう。旅の終わりが近づいているなと思いながら就寝。
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