
【文章の基本】ポジティブワードを使おう
言葉には読み手に影響を与える力があります。
ネガティブな言葉(ネガティブワード)は、読み手に不安やストレスを感じさせることが多いです。
一方、ポジティブな言葉(ポジティブワード)は、読み手に安心感や希望を与えることが多いです。
今回は、「ポジティブワードを使う」ことについてお伝えします。
Part1. なぜ「ポジティブワード」を使うのか
あなたがこれまでに読んできた文章を思い出してみてください。
「ポジティブワード」が使われている文章のほうが多くありませんか?
そもそも、「文章を読んだ後にネガティブな気持ちになる」なら、文章を読まないですよね?
ましてや、「個人が発信している文章」(Xのポスト、ブログ記事など)ならなおさら。noteの投稿も同じです。
読み手の多くは文章に対してポジティブな感情を求めています。つまり「文章を読んだ後にポジティブな気持ちになる」ことを求めています。
たとえば、以下のテーマの文章は多くの人に支持されています。
・共感を呼ぶストーリー
・励ましや応援のメッセージ
・読み手に寄り添う言葉
・背中を押す一言
・笑いを提供するユーモア
こうした文章には、ポジティブワードが多く使われています。
なかには、ネガティブな過去を語るケースもあるでしょう。それでも、ポジティブな結末や教訓を伝えることで、読者に「読んでよかった」と思わせることができます。
ポジティブワードを使う理由、ここにあり!です。
Part2.ポジティブワードの効果
ポジティブワードを使うと、読み手が前向きになれるような影響を与えることができます。
ここからは、ポジティブワードが持つ効果をご紹介します。
共感を生み、励ます
読み手の共感を得るとは、読み手が「自分だけじゃなかったんだ!」とか「わかる、わかる!」と思うような状況を指します。
たとえば、書き手が自分の経験を語る際、読み手が「私だけじゃなかった」と思うことで共感が生まれます。
さらに、「自分だけじゃないから、私も頑張ろう」という気持ちになれば、読み手を励ましたことにもなります。
読み手に寄り添う
ポジティブワードには「読み手に対して親近感を与える」効果もあります。
たとえば「あなたの気持ち、わかります」という表現。
これは読み手に「自分は理解してもらえている」という印象を与えるとともに安心感を与えることにつながります。
背中を押す
共感だけではありません。ポジティブワードを使うことで「相手に行動を促す」こともできます。
たとえば「今がチャンスです!」という表現には、読み手に行動を促す力があります。
このように、ポジティブワードには、読み手を後押しし、前向きな行動を引き出すきっかけになります。
笑顔をもたらす
エンタメ要素の強い文章には、ユーモアがあります。
ユーモアを感じられる表現も、ポジティブワードの一種です。
なぜなら、ユーモアを感じられる文章は、読み手の気持ちを軽くし、楽しさを提供するからです。
Part3. ネガティブワードをポジティブワードに変えるには
「ポジティブワード」と「ネガティブワード」は表裏一体です。
ということは、
ネガティブワードをポジティブワードに変換できる!
とも言えますね。
そこでここからは、ネガティブワードをポジティブワードに変換する簡単な方法をご紹介します。
捉えかたを変える
ネガティブな特徴は、ポジティブな表現で言い換えることができます。
短所と言われることでも、見方を変えると長所になりますよね?
たとえばこんな感じ。

このように、捉えかたを変えると、ネガティブな特徴でもポジティブな言葉に変えることができます。
文章ではどう変換できるか
文章ではどのように応用できるかをみていきます。
変更前:
私は失敗ばかりしている。
変更後:
私は多くの挑戦をしている。
「失敗ばかりしている」とすると「ネガティブな印象」を与えます。
でも、「失敗をしているのは、裏を返すと、それだけ多くの挑戦をしている」とも言えます。
もう、おわかりですね?
着目すべきは「多くの挑戦をしている」ほうです。
こちらの例はいかがでしょう。
変更前:
彼は意見を押し付ける。
変更後:
彼はしっかりとした意見を持っている。
「意見を押し付ける」という表現には、良い印象がありませんよね。
相手の立場や状況を無視して「自分の意見を押し通そうとしている」わけですから。
でも「意見を押し付ける」を別の角度から見たらどうでしょう。
その意見は「押し通せるほど確固たるもの」という見方ができます。(押し付けることがいいかどうかはさておき)
そのため、変更後では「しっかりとした意見を持っている」となっているわけです。
このように、使う表現をネガティブからポジティブに変えることによ理、文章全体の印象が180度変わります。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ポジティブワードを使うことで、読み手に与える印象や影響は良いものであることがおわかりいただけましたでしょうか。
ポジティブワードを使うことで、あなたの発信がより魅力的になります。
文章を書く際には、ぜひポジティブワードを意識して使ってみてください!
いいなと思ったら応援しよう!
