
Shortショート"愛着スタイルを見分ける?とは"
愛着スタイル回避型や回避依存症などを勝手に思い込むと恋愛や復縁で失敗しやすくなる、という話しの続き
つい1ヶ月前ぐらいにご相談者様からお相手の話しやエピソードをお聞きしていて、段々大体どんな特徴がある人なのかなと想定出来ていた時でした
※ここから先の話しは私がご相談者様からお聞きした話しを、その情報の量と質に比例した分析で推察しているもので、正しいわけではありません ただし、少ない情報で勝手に愛着スタイルを思いこむよりはマシだというものです
ご相談者様との話しの中で愛着スタイルの話しが出てきました
それはご相談者様がお相手を勝手に回避型と思いこんでいるというよりは、お相手自身が会話の中で自分を回避型なんじゃないかと悩んでいると申告してきたというものです
しかし、私はそこまでのエピソードやお相手の情報から、安定型と不安型が混ざってる人の可能性が高いかな、と感じていました
なんでそんな真逆な事が起きてしまうのか?
これにはしっかり理由があります
回避型の回避傾向というのは、人間関係というもの自体が心の底から面倒で誰かと近い存在になりたいとは思う事が出来ないドライタイプか、どうせ自分は大切にされない好かれないと考えて傷付く事を恐れてしまうウェットタイプに分かれると佐藤は分けて考えていますが、それが現れやすい行動の1つに人間関係を切り離しやすいというものがあります
付き合っていてもすぐ別れる
友達が出来ても長続きしない
とか
ですが、これは全て回避傾向がさせる行動とは限らないのです
脳タイプの特徴の中には『絶対こうじゃないと嫌だ』という強い拘りを持ちやすいという特徴があるものがあります
内容や強さ、傾向などは完全に人それぞれで、人によっては全くなく、人によってはかなり強い特徴となったりします
この『こうじゃないと嫌だ』が強い人の中には、人間関係に影響するものもあるのです
特に、お相手が男性や男性脳の人で結婚が絡んでくるようになると結婚相手としての条件をかなり理性的に考える事が多く、そうなった時に「これは嫌だ」「あれは無理」と嫌だと思うことを排除しやすくなるのです
(結婚相手、というのはただの例で相手が友達なら友達としての譲れるライン、譲れないライン、があってそのラインが内容によって厳しくなりやすいという特徴を持っている人の話しをしています)
その強すぎる拘りが理由で、もう無理!となって相手との関係を切ってしまう人というのはいるのです
切る、と言ってもそれがどの程度なのかも人それぞれです
難しいので意味分からない人は飛ばしても良いです
↓
(愛着スタイルの話しで出てくる「愛着」というのは相手が愛着対象だと起こる事なので、まずはその対象かどうかというのも判断基準に入ります。例えば冒頭でお伝えしたご相談者様のお相手は、愛着スタイル自体は安定+ちょっと不安ぐらいの人だとジャッジしました。しかし、脳タイプの特徴として嫌なものを絶対に嫌だと考える傾向が強かったのでそれが理由で別れに至っていると(それ以外の要素も含め)佐藤は判断したのですが、普段の言動の特徴(普段の脳の使い方)自体には合理的な面があまり無い上に、愛着スタイル自体は安定+若干不安型傾向があるぐらいだと感じたので、別れた後も連絡すれば連絡が取れると思ったわけです。実際、連絡してすぐに連絡が取れました。もしここで、回避型ドライの人であれば連絡が再開する可能性が非常に低くなります。回避型ウェットの人の場合はケースバイケースですが連絡が再開する可能性の方が高いです。)
という事で、このご相談者様のお相手は自分でも回避型だと思っているぐらいだったようですが、そんな事はないと思った出来事でした
しかし、見た目には似た言動を取るので(人から離れる、という)恐らくその時の言動だけで判断してもほぼ間違えると思います
今回そのご相談者様からあまり質の高い情報は得られていないのですが、それでも
・幼少期の親御さんのお相手への接し方
・成人後の親御さんのお相手への接し方
・ご本人の普段の言動の軸
・過去の恋愛で長年同じ人と付き合っていた経験
・自分を回避型だと思い込んで相談してきている
この辺を聞いただけでも、ゴリゴリの回避型である可能性は著しく低いと判断したわけです
回避型の人は、相手にもよりますがよほどの事が無い限り1人の方と長年付き合うというのが難しいですし、自分を回避型だと認知してそれを他人に相談するという事も難しいですので、少なくとも生粋の回避型という可能性からはこういう話しを聞いた時点で早々に脱落していくわけです
あと、このお相手はエピソードの中で殆ど回避行動が見られなかったというのも大きいです
この様に、かなり多岐にわたって様々な角度から愛着スタイルを想定していくわけですが、それでも情報が足される毎にちょっとずつ修正していく必要があるほどには愛着スタイルの事を思いこむのは難しいです
なので、やはり思いこまずに愛着スタイルは1000人いたら1000通りだと認識して恋愛や復縁は進めましょう
ちなみに、愛着障害という視点で医師やカウンセラーが対応していく時に、愛着スタイルの型を特定することは殆ど無いと考えられます
それは、愛着障害を良くしていく事に、愛着スタイルの型が不要だから無意味という事なんです
それとこれとは別、という事ですね🐘