見出し画像

自分のことを不安型だと思っている隠れ回避型さんとは-前編-

こんにちは!
度々SNSでこの事については発信をし、それなりに多くの反応をいただいておりましたが、ついにこのテーマでブログを書こうと思います。

以前から何度も佐藤は回避依存症だとか回避型愛着スタイルだとか、そういう事を勝手に思い込んで相手を決めつけるのは良くないと言い続けています。理由は簡単、その思いこみで得た情報を基にお相手に対する言動を決めていると望んでいたゴールからかけ離れる可能性が高くなるから、です。

詳しくはこちら↓

愛着スタイルを恋愛に絡めてnoteやブログを佐藤が書き始めた頃はまだ殆どこんな話しをしてる人はおらず、withの記事でメンタリストのDaigoさんが軽く書いてるぐらいだったのに何故か今は山ほどうじゃうじゃ。ココナラにも解像度の浅い事を書いている愛着云々を売り?にしているアドバイザーが増えるなど、憤る日々です。

かといって愛着スタイルはどなたも持っているものなので、恋愛を語る上では見逃せないものの1つなのは何年相談を続けていても変わりません。
だけど、愛着スタイルは参考にする特徴の1つでしかなく、しかもその愛着スタイルも複数の愛着スタイルが人それぞれの濃さでグラデーションになっているので非常に扱いが難しいものなのです。

っていう、前置きは(とくにSNS見てる人にとってはまたかよ、
って内容かもしれないんで!)ここまでにして、今日の本題は今お相手の事を「回避型」とか「回避依存症」とか「回避性パーソナリティ障害」とか色々調べてるであろうそこのあなたに関係ありそうなことです。


①頭は不安型、動きは回避、複雑乙女は脳内メンヘラ

これは私が散々恋愛相談、復縁相談を行ってきたからこそ分かる事なのですが、そもそも佐藤には愛着スタイル関連でnoteやブログを読み始めたというきっかけで相談を開始する人が非常に多く、相談開始前に「私の相手は回避型だと思うんです」とか「相手が恐れ回避型です(断言)」とか、こういう入り方で相談を依頼してくる人がめちゃくちゃ多かったんです。

最近は私が思いこむな、決めつけるな、そんな事ないぞ、を言い続けているのでこれを思っていても←、言わないで相談を開始する人が多くなっています笑

それで、「まあ、本当にお相手が回避型である可能性ってめっちゃ低いと思いますけどね…」とか言いながら相談を進めるわけですけど、お相手が実際に回避型だと言い切れるような人はほぼおらず。

ご相談者様ご本人に回避傾向があるって事がとても多い

まてまて、回避行動を取っているのはあなたじゃないか?っていう事が多い、というか多すぎるんです。

でもそういうご相談者様の多くは「自分は不安型」だと申告してくる事が多いのも特徴的です。
さてさて、これはどういう事かな?と。

知らない間に(ここ重要)ご相談者様が回避行動を取っている

相手がその言動に対して何かを思い、合わせた言動を取り始める
└これは相手も実際回避傾向が多少あるからのこともあればご相談者様の言動を見限ってる事もあり、解像度上げる必要がある部分です

ご相談者様が相手の言動に不満や不安を抱く

言動について調べたら「回避」というものがあるらしい

相手のこの言動は回避に違いない!!

みたいなことが置きすぎていて教科書に載せて欲しいレベル。

だから今日はそんな、脳内不安型の回避行動取りまくりな隠れ回避型の皆さん向けのnoteを書きに来ました。
この件について書き始めたらいくらでも書けちゃうので、とりあえずは前後編にしましたが、今後も増える可能性があるテーマです。


②回避型の種類について

今から書くことは佐藤が自分の恋愛相談、復縁相談を受けながら実際に様々な人の言動を聞き実感した結果積み重ねてきた知見なので、いわゆるボウルビィやエインスワースの愛着理論で出てくる内容を勝手に細分化したものであり、それは愛着理論の範囲を超える事はないものです。

そもそも、実際に愛着について取り扱いをするのは精神科医であり、精神科医の方々は概ね愛着スタイルの種類を特定するような事は殆どしないと考えられます。
非常に曖昧な上に、ケースによっては特定する事で誰かを傷つける可能性もあり、そして何よりも特定する事に意味がないからです。

しかし佐藤がやっているのは無知だからこそ出来るものであり、恋愛を出来るだけ良い方向に進めていくために可能性の高い考察をしましょう、というそういう動機で利用させてもらっているもので、正直エンタメぐらいで思ってくれる方が本当は良いものです。(だけど解像度が低い愛着スタイルの話しは結果を左右するので増えてるのは憤る、という話し)

佐藤の相談はアシスタントさんの相談も含め、メンタルを崩している人やメンタルクリニックなどに通っている人をお断りしていますが、それは佐藤の担当している範囲の事があくまでも心が元気な人向けの事であるからであり、メンタルを崩している人に対する責任を負う対応は知識的な意味でも道徳的な意味でも出来ないからです。

そんな私が5年弱恋愛相談、復縁相談を行ってきてココナラとnoteを合わせて6000件以上話しをした結果現時点で考える、解像度の高い回避型については下記のように分類します。

・回避型ドライ
・回避型ウェット
・安定型+回避型
・不安型+回避型
・安定型+不安型+回避型
・恐れ回避型

上記は全て異なり、特に複数の愛着スタイルが重なっているものに関してはそれぞれのグラデーションも異なるので、やはり1000人いたら1000通りって思います。

今日は回避型の種類についてお話しする回じゃないので1つ1つの詳細は割愛。


③生粋の不安型さんと何が違う?

さて、頭の中は不安型なのに回避行動を取ってしまう隠れ回避型の皆さん。
だけど、皆さん自己申告は「不安型」と仰いますが、では不安型さんと脳内だけ不安型さんは何が違うのでしょう?

でも、並べて書かれるとあまりにも違うのでそんなに違うんか、と思いながら読んでください。
※どっちが正しいとかそういう話しはしてないです。大体どっちもダメでしょうこれ。

・LINEに返信がこない時

不安型が強い人
└追撃LINE、追いLINE、攻撃的な事をする、鬼電もする
回避型が強い人
└そのまま何日も何もしない、数日経っても放っておく、追撃LINEなんて絶対しない

・何日も会っていない時

不安型が強い人
└なんで会えないのかと怒り出すしめっちゃ連絡する
回避型が強い人
└我慢して何も言わない、溜め込む

・相手の過去の恋愛について

不安型が強い人
└相手の事を何でも知りたいので全て聞きたがる、相手が話してくれないと話してくれない事を不安に思う
回避型が強い人
└絶対聞きたくない

・遊ぶ予定なのに具体的な日時が決まらない時

不安型が強い人
└決めてくれない事に怒る、具体的な日時をめっちゃ送る
回避型が強い人
└「あんまり行きたくないよね大丈夫だよ」と相手が行きたくない前提の連絡をする

・浮気グレーを発見した時

不安型が強い人
└事実確認できていなくても攻撃する、泣きわめいて怒る
回避型が強い人
└相手に連絡をせず様々な情報を収集しまくる、そして言えない

・別れを切り出された後

不安型が強い人
└めちゃくちゃ縋る、何度も連絡しまくる
回避型が強い人
└別れを受け入れ、復縁したくてもその後ずっと連絡しない

・何をしても相手が忙しく強く寂しい思いをした時

不安型が強い人
└浮気しやすい、他の人で寂しさを埋めがち
回避型が強い人
└耐える(侍か)

どうしようどんどん書ける。もっと出せる。でも多すぎてもしょうがないのでここまでにしましょう。

上記はもちろんどなたも全てどっちかに寄っているとは限らず、この項目は不安型の言動を取るけどこの項目は回避型の行動を取るなあっていう人がいても全くおかしくないわけです。

だけど読むと本当に全然行動が違うの分かります?
あまりにも違うんですよ。

こんだけ違うんだから、難しい恋愛や復縁のためにやらなくてはならない事が同じなわけでは無いという事や、お相手だってこの可能性があるという事が分かります。


④よくある隠れ回避型さんの悲劇

なんで隠れ回避型さんは自分の事を不安型だと思っていますので、そしてお相手の事を回避型だと思いこんでいる事が多いですので、その勘違いが起こす悲劇はなかなか辛いものが多いです。

ご相談者様の中にこの様な人がいらっしゃいました。

そのご相談者様のお相手は非常に忙しい人で、忙しいからこそ連絡の頻度もそんなに高くなく、会えるのも月に数回でした。
そのため、ご相談者様はもっと連絡を取って会う頻度も高くしたかったのにそれを言えずに溜め込んでおり、そんな時にネット上で「回避型」や「回避依存症」という言葉を知ったそうで、お相手の事を回避型だと思い知識を集めてネット上で知り得た接し方を続けていました。

しかし、そんなある日会っている時にお相手から「好きな人や彼氏と何日までなら一緒に過ごせるの?」という質問を受けます。
あんまり何も思わなかったご相談者様はその時それに正直に答えますが、そこから2ヶ月後にお相手からは振られてしまい、その後連絡が取れていない状態が続いています。

この件でのミスは2つあって、まずお相手を回避型だと勘違いした事。
忙しい人の忙しさや会える頻度というのはその人の環境で左右されるので、それを知っておく必要があります。
仕事の忙しさの基準は自分の知識や所属しているコミュニティで左右されるので、自分の知らない世界が世の中にはある事を知っておく必要があります。

もう1つのミスは、ご相談者様自身がかなりの回避行動を山ほど取っていたという事。
ご相談者様が相手を回避型だと勘違いして遠慮していた言動もありますが、それに加えて様々な回避行動をその方は取っていました。
いくらLINEを頻繁に入れない方が良いと書いてあったからといって、数週間、場合によっては1ヶ月単位で間を空けていたり、自己開示(自分の話し)を全くしなかったり、など様々な事をしていた(というよりしていなかった)そうです。

途中でお相手から「好きな人や彼氏と何日までなら一緒に過ごせるの?」と質問を受けているのは、むしろお相手からご相談者様が回避型を疑われての質問だったという事なのです。

こういう悲劇をいくつもいくつも佐藤は聞いているのです。
だから愛着スタイルに対して解像度が上がっていくわけです。
そして難しいな~って思います。この勘違いを減らすのは。(倒置法)


⑤まとめ

さて、今日は「頭は不安型、行動は回避型、隠れ回避型さん」について書いていきました。でもこれは前編!

後編では、何故そういう言動を取ってしまうのか、どういう言動を取りやすいのか、どうしたら回避行動を取らない様にしていけるのか、について書いていこうと思います(予定は予定)
忙し過ぎ問題(公私にわたって)があるのでいつ後編書けるか分からないけど頑張ります。そっちの方が知りたいでしょう…?

さて、佐藤の恋愛/復縁本が発売されています!
素敵なレビューを書いてくれていて嬉しく思います。
復縁の準備のための本、失恋する前に読む本、って嬉しいな~。
全員購入特典などもあるのでぜひぜひ。

佐藤の恋愛相談/復縁相談は随時承っています↓
※受付条件が厳しいです

アシスタントさん経由の相談はこちら↓
※受付条件が少ないです→反社やメンタル崩してる人だけNG














いいなと思ったら応援しよう!