【ディズニールネッサンスマン】マーク・デイビスの軌跡
ディズニーアニメーター、ナイン・オールド・メンのマーク・デイビスが担当したキャラクターを紹介します。
・「バンビ」のスカンクのフラワー
・シンデレラ
・「ふしぎの国のアリス」のアリス
・「ピーター・パン」のウェンディ、ティンカーベル
・「眠れる森の美女」のオーロラ姫、マレフィセント
・「101わんちゃん」のクルエラ・デ・ビル
マーク・デイビスは主にプリンセスや少女キャラクターを描いたアニメーターでした。
世界中の女の子の夢と憧れの的であるディズニープリンセスの源はマーク・デイビスのデッサンによって生まれたのです。
また彼が描いたクルエラもとても風刺が効いたキャラクターで、ディズニーアニメーションの中で「最後の風刺画としての開花」と言われています。
ディズニーアニメーターになるまで
15歳でカンザスシティ美術館で絵画とデッサンの授業を受ける
マーク・フレイザー・デイビスは1913年3月30日カリフォルニア州ベーカーズフィールドに生まれました。
マークも高校を卒業するまでに23の異なる学校に通っていました。
1928年高校に入学する前、カンザスシティ美術館の絵画とデッサンの夏期講習に参加します。
彼は1年間ロサンゼルスに住んでいて劇場のステージに出演し、ハリウッド大通りでカウボーイ達に魅了されていました。
カリフォルニア美術学校に入学
1931年オレゴン州南部のクラマスフォールズの高校を卒業し、カリフォルニア美術学校に入学。
美術学校では解剖図や骨格のイラストを熱心に勉強していました。
「三匹の子ぶた」に感動してディズニーアニメーターに
マークも「三匹の子ぶた」に刺激を受けます。
ディズニーに入社する前は印刷所でデスクを持ち、劇場のポスターをデザインしたり、新聞広告を描いたりしていました。
マークもディズニーのスタジオにアートポートフォリオを持っていてその場で採用。
1935年12月2日にディズニーに入社します。
マークはミルト・カールとすぐに親しい友人になり、共に独学で製図技術を学びお互いに尊敬し合っていました。
アニメーター以外での活躍
イマジリアリングでのアトラクション企画にも参加
クルエラ担当後、マークはウォルト・ディズニー・イマジニアリングとして知られるディズニーランドのデザイン開発組織に移籍します。
ディズニーランドの「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「イッツ・ア・スモール・ワールド」の他「ジャングル・クルーズ」、「進歩のメリーゴーランド」、「魅惑のティキルーム」、「ホーンテッド・マンション」のアトラクション計画、1964年のニューヨーク万国博覧会のアトラクション計画に参加していました。
■引用元
■参考文献
・Walt Disney's Nine Old Men and the Art of Animation p.264-p.310
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