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鑑賞前必読!「モアナと伝説の海2」を観る為の3つの大事な心得

劇場公開までいよいよあと一ヶ月となりました。

ディズニー屈指のミュージカルアドベンチャー、「モアナと伝説の海2」が来月12/6に公開されます。
私は前作の「モアナと伝説の海」を初めて観た時、凄まじくハイクオリティな3Dアニメーションに圧倒されて怖くなったのを覚えています。
それ以来「モアナ」も大好きな映画です。

2005年公開された「チキンリトル」からディズニーも本格的に3Dアニメーション映画を制作するようになりました。
2005年「チキンリトル」から2023年「ウィッシュ」まで制作された3Dアニメーション映画の中で「モアナ」は完成度がとても高く、一番の力作です。
なので続編が劇場公開されると知った時はとても嬉しかったです。
来月映画館で観るのが楽しみで仕方がありません。
劇場公開を記念して、11/26に前作が金曜ロードショーで地上波放送されます。

そこで我がnoteも劇場公開記念です!
映画「モアナと伝説の海2」をより堪能して観る為の心得を3つまとめました。
前作の内容も振り返っています。
前作をまだ観ていない人や、「モアナ」に興味がない人もこのnoteを読んで興味を持っていただけたら嬉しいです。




心得その①:島の次は天候の神?「モアナ」はポリネシア神話のモチーフ作品


「モアナ」は南太平洋古代ポリネシア神話に基づいて制作されています。
半神のマウイはポリネシア神話のマウイ神話を参考にして生まれたキャラクターです。
マウイは神話では民俗英雄でトリックスターであり、ポリネシアンの間で広く語られているそうです。

前作でマウイが自身の武勇伝を語りながら歌うシーン(挿入曲 俺のおかげさ)があります。

実はこの歌の武勇伝はマウイ神話から引用されています。
歌の武勇伝の内容は以下5つ。

『空を高く押し上げた』
『寒い夜に火を盗んできてやった』
『太陽つかまえて縄でな、昼間を長くした』
『風も飼いならして舟に追い風吹かせた』
『島も引き上げたさ』
『ウナギ殺し埋めたら生えてきたのさココナッツ』

「モアナ」挿入曲「俺のおかげさ」歌詞

これらの武勇伝はマウイ神話の中でも有名な話です。
実際にココナッツの話以外の詳しい神話の内容が書かれているサイトがありました。

▶︎空を高く押し上げた話

▶︎火を盗んだ話

▶︎太陽を捕まえた話

▶︎風を飼いならした話

▶︎島を引き上げた話

あと前作のストーリーの終盤に出てきたテ・カァ。
テ・カァの名前の由来はマウイが魔法の釣り針で釣り上げた島の名前「テ・イカ・ア・マウイ」から来ているのではないでしょうか。


そしてどうやら今作も神話に基づいて制作されているようです。

Walt Disney Animation Studiosの公式Youtubeで10/9にあげられたSpecial Lookでは、モアナ達が大嵐に立ち向かうシーンが1:35に出てきます。

今作の嵐はマウイが火を盗んだ話に出てくる天候の神タウィリマーテアのモチーフではないでしょうか。

▶︎天候の神タウィリマーテアについて

Special Lookの1:35に現れるのは天候の神か?

「モアナ」を観る前に有名なマウイ神話を知っていた方が、より作品の世界に浸れるでしょう。
wikiのマウイ神話を知っておくだけでも、作品の理解が深まるかと思います。


心得その②:「火の鳥」の次は「ローマの松」?「モアナ」は「ファンタジア2000」のオマージュ作品


前作の一番の見どころはクライマックス。
テ・カァに光の心を返してテ・フィティに戻るシーンです。
初めてテ・カァとテ・フィティを観た時、私は凄く既視感を感じたんですよね。
ファンタジア2000」の「火の鳥」みたいだと。
テ・カァは火の鳥、テ・フィティは妖精のオマージュの様です。


火の鳥


「火の鳥」の妖精

「モアナ」が好きな人は是非「ファンタジア2000」もお薦めします。

なぜなら次作も「ファンタジア2000」と似ているシーンが既にあることがわかっているからです。

このモアナ達と大きなジンベイザメが満天の星空の中泳いでいるシーン。
これは「ファンタジア2000」の「ローマの松」のオマージュではないでしょうか。

「ファンタジア2000」の「ローマの松」のザトウクジラ

「モアナ」はジンベイザメで「ファンタジア2000」はザトウクジラですが、星空に向かって泳いでいるところが特に似ていますよね。

「モアナ」の制作クリエイターは「ファンタジア2000」からかなりインスピレーションを受けているのではないでしょうか。

皆さんも既にご存知かもしれませんが、実はディズニー映画は過去作品をオマージュして制作されている作品がたくさんあるんです。
近年で一番有名なのが「ズートピア」。
「ズートピア」監督のバイロン・ハワードさんは、「ロビン・フッド」からインスピレーションを受けて「ズートピア」を制作したと公言しています。

過去のオマージュ作品であれば、その作品の監督やクリエイターが公式ファンサイトやメディアのインタビューに証言があります。
なぜか「モアナ」には証言がありません。
私はこれだけ似てたら、クリエイターから発信しても良いのでは?と思ってしまいます。


心得その③:新たに海の魔物が登場?物語の黒幕は女性ヴィラン


前作の冒頭シーンでタラおばあちゃんがマウイの伝説の話の中で海の魔物について話しています。

そこで海蛇とカニとココナッツが出てきます。
カニとココナッツはタマトアとカカモラのことで前作のヴィランとしてストーリーの途中で出てきました。
前作で出て来なかった海蛇が今作で出現します。
Walt Disney Animation Studiosの公式Youtubeで、海蛇がモアナ達を襲うシーンの動画がupされています。

前作では魔物の国で暮らすタマトアから神の釣り針を取り返そうとしますが、食べられそうになるになるシーンがありましたよね。

シャイニーは前作のヴィランソングですが、次作もヴィランソングが聴けると良いですね。

そしてこの女性は一体何者…?!

Special Lookの1:47にも現れています!

久しぶりに女性ヴィランの登場でしょうか!凄く楽しみですね!
もしかしたら次作のヴィランソングはこの女性ヴィランなのかもしれません。


以上が「モアナ2」を堪能して観る為の3つの心得です。
最後に!ピクサーの「インサイド・ヘッド2」をIMAX上映してくれたので、ディズニーの「モアナ2」もIMAX上映して欲しいですね!
よろしくお願いします!


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