親の悩み「子供が言うことを聞いてくれない」
こんにちは。小学校教員のめぐみです。
今回は、親として誰でも一度は抱いたことのある悩みについて考えてみます。
子育てに悩む親御さん、特にママたちの役に立ちますように✨
子供が言うことを聞いてくれない!
ママの悩みとしてものすごく多いのは、「子供が言うことを聞かない!」というものですよね。
みなさんも一度は思ったこと、あるのでは?
私も個人懇談などで親御さんと話していて、よく出てくるお悩みです。
勉強してほしいのに、子供がゲームばかりしている。
学校からのお便りを出してと言ってるのに出さない。
友達への口調が強くて注意してるのにやめず、困っている。などなど。
親のしてほしいようにはしてくれず、むしろ反対のことをする。
何度言っても一向に改善されない。
そんな日々が続くと、親御さんの我慢もピークに達し、しまいには「いい加減にしなさい!」と怒ってしまう...。
そんなママは、とっても多いなと感じます。
かく言う私も、昔はそうでした。
怒っても悪循環になる
でも、怒っても解決にならないんですよね。
なぜならママが、怒ってしまった自分に対して、自己嫌悪に陥ってしまうからです。
また怒ってしまった。
笑顔の優しいママとは程遠いな。
私、ママに向いてないのかも。
疲れてヘトヘト。育児やめたい。
こんな風に、ママとしての自信を無くしてしまいます。
ママの顔から笑顔は消え、暗い顔のママを見て子供も元気をなくす...。
こんな悪循環に陥ってしまうんですね。
頑張って子育てをしている一生懸命なママほど、真面目でしっかり者のママほど、こうなりやすいです。
そして、子育てを頑張ってるのに上手くいかず悪循環になっているママって、実はとても多いんじゃないかと思います。
解決策はママ自身が自分に優しくなること
では、怒るのではなくどうしたらいいのか。
私は、悪循環に陥っているママは、ママである自分に完璧を求めすぎていて、それを子供にも求めてしまっているのかなと思います。
だから、まずはママ自身が自分を振り返り、自分に優しくなることが大切だと思います。
あなたがママになってから、何を捨てましたか?
美容院に月1回行っていたのを2ヶ月に1回にした。
動きやすいようにスカートを履かなくなった。
ロングだった髪を短くした。
ネイルをやめた。
夜更かししないで子供の寝かしつけをして、そのまま寝るようになった。
外食では自分の食べたいものではなく、子供が食べられるメニューがあるところを選ぶようになった。
休みの日は自分の行きたいところではなく、子供の行きたいところへ行くようになった。
多分まだまだ出てきますよね。
あなたはママになってから、これだけのことを捨ててきたんです。
我慢してるんです。子供のために。
そんなの当たり前じゃん?母親ってそう言うものでしょ。
と言う人もいるかもしれない。
でも私は、そうは思いません。
もちろん、ママとしての自分が好きで、ママとして子供と過ごす生活が好きで、子供に合わせるのにストレスがない人もいるかもしれない。
でもママにだって自分の人生がある。
やりたいことだって、行きたい場所だって、買いたい物だって、着たい服だってある。
それは悪いことなんかじゃない。
当たり前のことです。
子供が生まれたからって、いきなり人が変わったように子供ファーストになれる人ばかりじゃない。
あなたは、今まで自分が大切にしてきたものを捨てて、それ以上に子供を大切にしようと頑張っているんです。
それって、本当にすごいことだし、尊いことだと思う。
だからあなたは、ママ失格なんかじゃない。
不器用かもしれないけど、子供のために一生懸命頑張っている素敵なママです。
それを、まず自分で認めること!
自分がどれだけすごいことをしているか、どれだけ頑張っているか、そしてどれだけ疲れているか、過小評価せず、きちんと認めてあげること。
そして、自分に優しくしてあげること。
それが大切だと思います。
自分に優しくなると好循環が生まれる
自分に優しくなると、子供にも優しくできるようになります。
子供なりの頑張りや不安、悩みなどに気付けるようになってきます。
そして、他の子供と比べることもなくなるし、子供自身の個性を短所も含めて認められるようになります。
すると、「子供が言うことを聞いてくれない!」という悩みも自然と消えていくんですね。
あ、私は今まで、子供をコントロールしようとしていたんだな。
親の勝手な理想を押し付けていたな。
子供にとってはすごく迷惑だったな。
だから言うことを聞かなかったんだな。
と分かるようになります。
そうすると、子供との関係がすごく良くなるんですね。
自分のことを認めてくれて、優しくしてくれるママだから、変に意地を張ったり反抗したりする必要もなくなります。
親子の温かいコミュニケーションが生まれ、お互いを大切にしながら過ごしていけます。
だからこそ、こうなるためにも、まずはママ自身が自分をもっと大切にしてほしいと思います。
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