小学生からが子育ての本番かも?
息子は4月から小学1年生。
もう「幼児期」といわれる時代が終わり、いわゆる「学童期」に入ろうとしている。
今まで私は何となく、「幼児期が子育ての黄金期であり要の時期なんだ」と思ってきた。
でも、本当にそうなのか?とふと疑問に思った。
そこで今回は、幼児期と学童期について書いてみたい。
幼児期神話なるもの
世の中には、「3歳までに脳の何%が作られる」とか、「5歳までの子育てで人生決まる」とか、そんな情報が溢れている。
大袈裟だと分かっていても、初めて子育てをするママにとってそれらの言葉は、とても強烈に響く。
私もそういう情報を見聞きするうちに、幼児期こそが重要なんだと無意識に思い込むようになっていたみたい。
だから、「もう幼児期が終わる〜。子育ても終盤かなぁ...。」なんて感慨深く感じていた。
でも、そんなことあるわけない。
むしろこれからが子育ての本番なんじゃないだろうか。
もちろん、幼児期はとても重要な時期だと思う。
でも学童期だって同じくらい重要だ。
ただちょっと、力を入れる側面が変わるだけ。
学童期からの子育て
例えば、今までは危ない目に遭わないように、外では手を繋いでいた。
でもこれからは、親といなくても外で危ない目に遭わずに過ごせるよう、手を離して遠くから見守る。
今までは、明日着る服は用意してあげていたし、もし忘れ物があったらママのせいだった。
でもこれからは、自分の物を自分で用意できるよう、ママは声かけをする役目に少しずつ変わっていくだろう。
こうやって、わずかな一歩を重ねながら、自立へ向けて着実に進んでいくのだ。
でも、「危ないよ。こっちこっち!」と子供の手を引くのは簡単だけど、黙って見守りながら危険回避能力が身につくのをじっと待つのは難しい。
「ほら、またやってないじゃん!」と子供を注意して、明日の服の用意を親がやるのは簡単だ。
でも、子供が準備しやすいようにあらかじめタンスにラベルをつけたり、やる気になるまで待ったり、手は出さず「次は何〜?」などとイライラせずに声かけすることは難しい。
親がやってしまう方が早いし、わずわらしくない。
でも、それではいつまでも子供は自分でできるようにならない。
自分でできたという喜びも自信も感じられない。
だから親は、子供が1人でもできるように色々と事前準備をしておいて、子供がやるのを待つことが大切だ。
でもこれ、今までよりも難易度高いよね...?
複雑になっていく子供の心
そして、小学生も高学年になると、早い子で思春期が始まる。
親の言うことを聞かなくなったり、無視したり、反抗したりしてくるだろう。
息子がいざそうなったら、私はどうするだろう?
複雑な心を傷つけないように、接することができるだろうか。
こんなふうに考えてみると、幼児期ってなんてチョロいんだ!と思う。
ママー!と求めてくれるのに応えていればいいのだから。
できないなら手を貸してやればいいのだから。
これからのほうがずっと難しいし複雑。
むむ、やっぱりこれからが子育ての本番なんじゃないの??
ママの本領発揮はこれからかしら?
そう思うとドキドキする反面、よっしゃ頑張るぞ、という気にもなれる。
まだまだ子育ては終わらない。
息子くんよ、これからもよろしくね。