「万人向けを狙った自己紹介」は「一斉メール」! それはつまり・・・
こんにちは。放送作家の板橋めぐみです。
テレビやラジオの企画・構成の仕事を始めて、かれこれ20年以上経ちます。
去年まで5年ほど大学講師として、メディア関連の授業を担当していました。
最近、一般の方々の自己紹介をお作りする
「自己紹介オーダーメイド」というサービスを始めたところです。
皆さんの魅力が開花することを願って、毎回、お花の写真をアップします。
「ぜひとも読んでもらいたい」なら一斉メールは避けた方が良い理由
放送作家という仕事をしている関係で、しばしば経営者さんや個人事業主の方から
「テレビに取材してもらうにはどうしたらいいか」という相談を受けます。
さらに「一度取材してもらったことがあるのだが、取材してくれた方々とその後
どのように付き合ったらいいか?」もよく聞かれます。
それに対して私は、「企画やプレスリリースなどを継続してお送りしては?」と
お伝えしています。
そしてこう付け加えます。
「送るときはBCCの一斉メールではなく、担当者一人ひとりに宛てて送ってね」。
これ、複数の番組から取材されたことのある経営者さんは、
ついつい一斉に送りがちなんです。
でも番組担当者って、BCCの企画提案メールはまず読まないんですよね。
「一斉メール」=「自分だけのために書かれたメールではない」と思うので
後回し、もしくは削除…ということになるのだと思います。
これは企画提案メールに限らず、
メールマガジンなどの一斉メールにも当てはまりますよね。
見出しをパッと見て、よほど興味があれば開きますが、
そうでなければゴミ箱行き。
ちょっと淋しいですが、それが現実かもしれません。
「万人向けの自己紹介」は存在しない
そんなBCCの一斉メールのことを考えていた時に気づいたことがあります。
それは、「万人向けを狙った自己紹介」が
この一斉メールと仕組みがそっくりだということです。
自己紹介の相談を受ける中で、よく聞くのが、
「どこに行っても通用する、万人向けの自己紹介を作りたい」という声。
でもこの要望に対して私が返す答えはいつも同じです。
「万人向けの自己紹介は存在しないんですよ〜 ごめんなさい!」
「万人向け」の自己紹介がもしもあれば、とても便利ですよね。
どこに行っても同じ話をすればいいわけですから。
とはいえ「自己紹介」は「私がこんなことであなたのお役に立てる」という
プレゼンの場。
ある自己紹介が、例えば40代女性に受けたとしても、
10代男性には全く響かないこともあるわけなので、
ある程度、出会う相手に応じて使い分ける必要があります。
相手がどんな人なのかにかかわらず、
「おそらく万人に受けるであろう」=「無難」な自己紹介をしてしまうと、
それは一斉メールと同じ。
「自分には関係ない」と思われて、
結局、相手の興味を引くこともなく、そのまま忘れ去られてしまう。
これってとても勿体無いことです。
ですので、
自己紹介は、相手が男性か、女性か、年齢層がいくつぐらいか、職業、などに
応じて何パターンか用意しておくことをオススメしています。
ちょっと面倒くさいですが、できる人は必ず用意していますね。
放送作家の「自己紹介オーダーメイド」にご興味のある方は、
こちらまでお願いします!
https://www.megumi-itabashi.com/self-introduction
「ホームページがわかりやすいかチェックしてほしい!」という方のための
サービスも始めました!
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