この夏、手に入れた デジタルの「魔法の杖」で夢とリアルを考えてみた
こんにちは! いやぁ~今年の夏は毎日蕩ける暑さですね。
こちら、きしめん地方は20日間連続で35度越えの猛暑日となり、1890年の観測開始以来最長記録を82年ぶりに更新したそうです。
そんな酷暑のなか、私がこの夏 手に入れた「魔法の杖」のお話です。
驚きの「魔法」の世界
私はとある流通業で衣料品を販売しています。
最近デジタルに興味を持ち、ITスキルゼロなのにこの夏から勉強を始めました。
いままで超アナログな生活だったのが、一変!!
謎呪文だらけの「IT用語」や魔法書のごとく高速で流れる「コード」、パソコン画面上で自動で動く「動画」やどんどん増殖する「高速チャット」の文字・・・初めて見るものばかり。
映画『ハリーポッター』の魔法の世界が現実にあった!
魔法界に紛れ込んだ【マグル】のごとき 驚きの連続です。
例えば「API」というさまざまなプログラムとプログラムを連携させるという概念があるのですが、それは【魔法の杖】のごとくリクエストを送ると、さまざまなデータを返してくれたり、計算した結果を返してくれたりします。
また、みなさんよく聞く生成AI「ChatGPT」はもう【みぞの鏡】<鏡を見た人間の心の一番奥底にある「のぞみ」を映し出す鏡>といっても過言ではありません!!
知りたいことを適当に聞くと適当にしか答えず、本当に知りたいことを丁寧に聞くと「ChatGPT」も鏡に映すように何でも丁寧に返してくれます。
さらにこの間知った、ProtoPediaというサイトの中ではいろんな人が作ったヘンテコなものから実用的なものまでおもちゃ箱のように溢れていて、まるで【ダイアゴン横丁】のようです。
このように、今まで全く触れてこなかった 「デジタル」の魔法界を垣間見ることができ【知的好奇心】が 心の底から掘り起こされるという貴重な体験をしています。 寝食をわすれて何かに取り組むというのは、何十年も前の学生時代以来で、 久しぶりの「ワクワクドキドキする」嬉しい感覚に浸っています。とても新鮮でスリリングな毎日を味わっています。
そして、何度か「API」や「ChatGPT]といった<デジタルツール>の魔法を試すうちに、私もほんの少し【デジタル】の魔法スキルを手に入れることが出来ました。
↓【ハリー・ポッター】の魔法の世界はこちらから
私の考えた3つのデジタル魔法
では、そんな世界線に最近紛れ込んた マグルの「ITスキルゼロ人間」が
【デジタル】の魔法でこんなことやってみたいな、できたらいいなと考えたことを3つご紹介してみます!
ただし、実現性は無視・・・してお楽しみください!
①テラフォーミング(terraforming)
人工降雨
「火星」の地球化といった大きなことは言わないけど、「温暖化」が進むこの惑星のきしめん地方の夏の暑さを何とかしたい!「気象制御」や「気象操作」はできないの?
こんなこと魔法にしかできないと思っていたけど、実際はどうなんだろう?と「Google検索」するとこんな記事がありました。
2008年の夏季北京オリンピックでは1000発もの小型ロケットを打ち上げ、上空でヨウ化銀散布して雨を回避したそうです。
それなら、この夏1カ月以上も雨の降っていない酷暑のきしめん地方にも
ヨウ化銀散布したらどうだろう? 雨が降れば、気温も下がります。
「人工降雨」技術が確立すれば、それを携帯アプリと連携してアラートするシステムを作りたい。そうすれば暑さを回避して少しは涼しく過ごしやすくなるんじゃないでしょうか? 夢物語すぎますかね・・・
②気温対応「品揃え」支援システム
次は、私の【デジタル魔法スキル】でも実現できるかもしれない現実感のあるものを。
私は現在業務で「レディスファッション」を扱っているのですが、お客様の衣料の購買行動は気温に大きく左右されます。
ウェザーマーチャンダイジング
従来日本には四季があります。私の店舗ではその気温変化に合わせてファッション商品は(春・初夏・夏・初秋・秋・冬)の年間6回の品揃えを変更するという 【ウェザーマーチャンダイジング】を行ってきました。
しかし近年の異常気象で、例年では最高気温が20℃以下になる11月月初でも
昨年は25℃を超える真夏日があり、半袖を求められるお客様がいるなど、従来の気温対応の品揃えではお客様のニーズに当てはまらなくなっています。
このような気温に応じて「品揃え」を変更するのは、商品が日々回転する「食料品」では当たり前ですが、商品サイクルの長い「衣料品」では気温変化を機敏に「品揃え」に組み込むのは、現状ではなかなか難しい状態です。
しかし、気象庁が『気候リスク管理技術に関する調査(アパレル分野)』と
いう調査結果を出していたりと、衣料品の分野でも徐々に活用が広まっています。
こちらの気象庁の調査では「2週間予報」を活用して「売場変更シュミレーション」を実施しています。
この手法なら「気象庁API」からデーターを「JSON」という形式で読み出して、「Googleスプレッドシート」などの<表計算アプリ>を経由して加工し、「LINEbot」などのツールを使って売り場の担当者に気温に応じた最適な売場構成や商品在庫量のデータを届けるのも可能だと思われます。
さらに今後、「生成AI」や「ビックデータ」を使用してより精度の高い長期予報を利用すれば、来年のシーズンや更に先の3年後・5年後といった長期的な品揃え計画のサポートも出来る日が来るのではないでしょうか?
③太陽光吸収発散ポータブルシステム
実はいま、もっとも実現出来たらすごいと考えるのがこれ。
私の住まいは南向きのマンションの最上階8Fです。この猛暑で昼間の室温は40℃超え。エアコンが無いと即熱中症です。エアコンは出力時が一番電気使用量かかるそうなの24時間フル稼働状態。
しかし、南のベランダからは灼熱の太陽エネルギーが降り注ぎ、
【太陽VSエアコン】の戦いとなっていますが、このエネルギーってもったいなくないですか?
エネルギー保存の法則
むかし、高校のころの物理の授業でエネルギー保存の法則というのを聞いたような気がします。その法則がシンプルに当てはまるとすれば、今年のような暑い夏ならベランダの太陽エネルギーを保存して冬場や夜間に出力する太陽電池<太陽光吸収発散システム>ができるんじゃないでしょうか?
蓄熱モジュールは「ソーラーパネル」のような大きなものではなく、たとえば「マスキングテープ」ぐらいサイズのポータブルタイプというのがポイント。出力側には「高精度AIセンサー」と「ICチップ」が付いていて電力供給します。
そして家の中の家電製品すべてにこれを取り付けて「Wi-fi」で繋いだら、
20年前から鎮座している冷蔵庫や中古の掃除機・友達からもらったトースターも、魔法にかかかったように最新のAI機能搭載冷蔵庫やインターネットTVなど顔負けの「スマート家電」に変身するのでは?
さらにこのシステムは真夏の太陽エネルギーを置換しているので、温暖化の進む地球環境にもお財布にもやさしく、究極の「IOTクリーンハウス」が自宅マンションに完成じゃないかと
灼熱のベランダと今月の電気代の請求メールを見ながら考えたのでした。
↓ 【究極のインフラゼロ】 スマートハウス
まとめ
この夏、初めて「デジタル」を学んでみて、その魔法のような世界に魅了されました。
「デジタルスキル」の魔法で何が出来るのかを自由に考えてみましたが、やはり自身の知識の限界を超える発想はとても難しいですね。
しかし「デジタル」の新しい世界が広がっていくワクワクする感覚が、私の知識の限界リミッターを外し、自分自身で何かやってみたい、作ってみたいという気持ちを盛り上げてくれます。
魔法のような「デジタル」の世界は、本当はハリーポッターのような空想の自由な世界ではなく、逆に何よりもきちんとした論理的な法則に則った上での自由な世界。
自分自身の発想も技術の裏付けをきちんと勉強していかないと「デジタル」の魔法はかけられないと強く思ったのでした・・・
<私の小さな魔法 3つ>
この夏、デジタルの世界に触れたことで、自分の夢を形にするための「魔法の杖」を手に入れたような気がしています。これからも、デジタルの力を活用して、さまざまなアイデアを実現していきたいと思います。
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